かっこいい座右の銘を聞いたことがありますか。有名な四字熟語やことわざ・故事成語だけでなく、アニメ・漫画のセリフや人気スポーツ選手や有名人・偉人の言葉や、英語や短い言葉で努力の大切さを謳うものもあります。かっこいい座右の銘をランキング形式で紹介します。
座右の銘を使用するシーン
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座右の銘(ざゆうのめい)とは、生活や仕事や人生において心にしっかり留めて置く大切な言葉という意味です。右という漢字の意味は、右側という意味だけではなく身近という意味を示し、銘という漢字の意味は金属や石碑に刻み込んだ言葉という意味なのです。
つまり座右の銘とは、大事にしている考えを示す言葉や自分の指針を示す言葉という意味なのです。ある程度の年齢に達すると人生の方向が決まってくるために、座右の銘として大切にすべきことを常に意識する必要が出てきます。その言葉に触れるたびに、背筋が伸びるような使われ方をされているのが座右の名というわけです。
座右の銘を使用するシーンをいくつか紹介しましょう。
相談事を受けたときやプライベートでの会話
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相談事を受けたときの返事の一つとして、自分はこう考えていると伝えるのに座右の銘を使うとかっこいいです。もちろん、座右の銘の意味を正確に理解して適切な場面で使うことが前提条件です。また、プライベートな会話の中でさらりと座右の銘が使われていると、かっこいいと思われるでしょう。
適切な言葉でアドバイスされた相談者や会話相手は、なるほどなあと思うことでしょう。言いえて妙といわしめるためにも、日ごろから名言やその意味について勉強しておくことを強くお勧めします。
面接などのとき
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就職試験などにおける面接でも、座右の銘はよく聞かれます。面接試験は、受験者がどういう人間なのかを知ることを目的としているため、座右の銘は質問内容としてはうってつけなのです。努力に関する名言や友情や将来への意気込みなどが含まれている名言を座右の銘としているならば、面接官には好印象を与えます。
国際社会である今日は、英語の名文を座右の銘として答えるのも効果的です。ただし、面接では付け焼刃は禁物です。必ず意味を聞かれるということです。言葉感がかっこいいからという理由だけで覚えていると足元をすくわれます。座右の銘とするのであれば、しっかり調べて正確な意味を覚えておきましょう。
短い文の座右の銘にも人柄が表れる
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座右の銘の言葉には、その人の価値観が表れるということなのです。四字熟語のような短い言葉の座右の銘であれば逆に中身の濃い意味が込められ、座右の銘として使っている人の人柄を如実に表すことにもなります。長い言葉であっても短い四字熟語のようなものでも、心に響き自分の目指す姿を現す言葉を探しましょう。
かっこいい座右の銘【人気のある有名な言葉】
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学校の教科書にもあるような有名な言葉を座右の銘としている人も多く見られます。どこかで一度は耳にしたことがある言葉だからこそ、よく理解されていて座右の銘として使うことに人気があります。社会人にも学生にも男女問わず座右の銘として使うことができる人気のある有名な言葉を8つ紹介します。
第8位:実るほど頭の下がる稲穂かな
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知識が蓄えられ、何をするにも完璧な人がいます。こうなると人は傲慢になることが多々見られるのですが、本当に学びとった人であれば寧ろ謙虚な態度をとるようになります。優れた人物であればあるほど、頭を下げることにこだわらず、更に学ぼうとする態度をとるものだという例えです。
俳句の五・七・五調となっているので、リズムがとても良いです。俳優の神木隆之介は、この言葉が神木家の家訓の一つになっていると紹介しています。英語にもほぼ同じ意味になっているものがあり、「The boughs that bear most hang lowest.」というものです。謙虚な姿勢ということは、国を問わず大事なものであるということです。
第7位:蒔かぬ種は生えぬ
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芽を出すためにはまず初めに種を植えなければなりません。それは原因があるからこそ結果があるということと同じです。何かを得るためには、それを得るための最低限の努力は必要だという教えです。何もしていないのに良い結果がそうそう得られるわけではないので、頑張りましょう・努力しましょうというときに使う言葉です。
第6位:能ある鷹は爪を隠す
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小動物であればあるほど臆病な性格なのでよく吠えます。つまり、実力や才能のある人たちは普段からその力を見せびらかしたりはしないので、吠える必要がありません。賢者は必要なときにだけ、その力を発揮するということなのです。この名言は、普段は目立たない存在であっても必要なときに活躍する人に対して使うことがあります。
第5位:天上天下唯我独尊
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「てんじょうてんげゆいがどくそん」と読みます。この言葉はお釈迦様が生まれたときに口にされたとされています。簡単にいうと仏教での教えであり、この世の生き物の命に差別はなくどの命も平等に尊いものですという意味の言葉なのです。いらない人間など一人もおらず、みんな大事な存在だと諭す尊い言葉です。
第4位:笑う門には福来る
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門とは家庭や家を指し、笑いが絶えない家には幸福が訪れるから、いつも笑っているようにしましょうという意味です。落ち込んでいる人を元気付けるときに使う言葉として、有名な言葉のひとつです。
第3位:初心忘るべからず
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余程度胸のある人以外、初めての経験であれば慎重になります。謙虚に真剣に取り組むことが初心者の態度です。慣れてくるといい加減な態度になりがちで、それを原因として失敗することがあります。このことから、初心者の気持ちを常に忘れず丁寧に行動しなさいという戒めの言葉なのです。
第2位:明日は明日の風が吹く
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失敗をした人に対しての励ましの言葉として使われる言葉です。今回は上手くできたけれども、次回も同じようにできるとは限らないということがあります。毎日が同じことの繰り返しのように感じても、実は日ごとに違う日常に生きています。このことから悩みや迷いがあってもくよくよせず、風という流れに身を任せても良いではないかという励ましです。
第1位:継続は力なり
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少しの努力で大きな成果が得られると、嬉しいものです。ところが、やってもやっても成果が得られ無い場合など気持ちが萎えてしまうことがあります。そのようなときに、この言葉を使うのです。つまり毎日コツコツ努力を続けることが大きな成功につながるということを教え諭すときに使う励ましの言葉です。
かっこいい座右の銘【四字熟語】
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受験で覚えさせられた四字熟語が、社会人になって初めて心に響くことがあります。ことわざ・故事成語よりも見た目はシンプルですが、漢字一文字ごとに込められた意味が深く心に語りかけてくれます。
第9位:百折不撓
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「ひゃくせつふとう」と読みます。百折は何度も折れるという意味です。不撓は決して曲がらないことです。四字熟語全体の意味としては、非常に意思が固くて決して諦めないぞという覚悟を示しています。仕事や学業に対して頑張る気持ちを持つ人の座右の銘として掲げるには、とても良い四字熟語です。
第8位:悪戦苦闘
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「あくせんくとう」と読みます。悪戦とは自分にとって不利な状況で戦うことを意味します。四字熟語全体の意味は、自分には不利な状況で苦労や困難に囲まれていたとしても、決死の覚悟で戦うという意味です。会社で厳しい状況におかれても、難しい勉強をしていても、苦労や困難に打ち勝つ為に必死の努力をするときに使う四字熟語です。
第7位:是々非々
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「ぜぜひひ」と読み、是是非非とも書きます。公正に判断するという意味で、もとは中国戦国時代の儒教思想家である荀子の教えの言葉を省略したものです。この四字熟語の意味は、個人的な感情は捨てて正しいことは正しく悪いことは悪いと判断すべきだという意味です。
座右の銘としてこの四字熟語を使うのであれば、明言を覚える前に荀子の著書を読むことをお勧めします。
第6位:不撓不屈
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「ふとうふくつ」と読みます。百折不撓と同じですが、不撓不屈の場合は失敗することについては触れていません。単純に、苦労や困難があっても決して諦めない強い意志を持つべし、という意味だけです。不撓は心が折れないことを意味し、不屈は諦めないことを意味し、同じ意味を重ねて意味を強調しています。
様々な四字熟語を座右の銘とする人も多いですが、なかでもこの不撓不屈は経営者の座右の銘の間で人気の四字熟語です。
第5位:不言実行
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有言実行は口に出したことは必ず実行しなさいという戒めに使われています。この言葉は、実は不言実行をもとにして作られた俗語です。もとになっている四字熟語の「ふげんじっこう」は、黙ってやるべきことをやりなさいという意味です。
文句を言わずやるべきことをしっかりやるという姿勢は、社会人にも学生にも必要な言葉でしょう。特にかけだしの社会人や環境が変わってバタバタしている学生の座右の銘としては、人気の四字熟語です。
第4位:威風堂々
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「いふうどうどう」と読みます。イギリスの作曲家であるエドワード・エルガーが作曲した管弦楽のための行進曲のタイトルとして有名な言葉です。態度や雰囲気に威厳が満ち溢れ、自信に満ちている立派な様子を意味する四字熟語です。成功して立派になることを夢見る人が座右の銘として使っています。
第3位:一期一会
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「いちごいちえ」とは、千利休の弟子であった山上宋二の言った茶人の心構えのことです。同じ場所や同じ人を相手にして開いた茶会であっても、毎回全く同じものになることは絶対にありません。毎回が一生で一回きりの出来事です。よって元の意味は茶会を開いた主人も招かれた客も互いに誠心誠意を尽くすべきだという教えだったのです。
それが転じて、出会いを大切にし誠実な態度をしましょうという意味で使われています。人とのつながりを大切にする会社の社訓として使われることも多い四字熟語です。営業職などでがんばっている人の座右の銘としてよく使われています。
第2位:七転八起
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「しちてんはっき」と読みます。七転び八起きと送りがなをいれると「ななころびやおき」と読み、こちらのほうが教科書などでもよく目にする言葉でしょう。何度失敗してもくじけず諦めず、がんばろうという励ましの言葉です。
第1位:初志貫徹
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「しょしかんてつ」と読みます。漢字を見れば意味が分かるくらいの有名な言葉であり、起業した社長が額に入れて飾っていることも多々見られるでしょう。最初に決めたことを最後まで貫き通す気持ちという意味であり、変化が激しい現代社会では尊い言葉の一つとして扱われています。
かっこいい座右の銘【ことわざ・故事成語】
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ことわざ・故事成語には尊い教えが含まれています。ことわざは、長い時間をかけて作られました。多くは簡潔で覚えやすく、その一言で納得してしまうものが多く見られます。故事成語も同じですが、主に中国の古典に書かれている逸話か元になっています。
受験勉強でも覚えさせられたことわざ・故事成語もありますが、改めて意味などを調べなおしてみると座右の銘として使えるものが多々みられます。
第5位:生まれながらの長老なし
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この場合の長老は、優れた人間や経験を積んだ博識ある人のことを指します。新人・初心者がすぐに出来てしまうほど、世の中は簡単に出来てはいません。社会人であっても学生であっても、長い訓練や経験を通して立派な人間になっていくのだという意味であり、手を抜いてはいけないよという戒めを含んだ言葉です。
第4位:風に順いて呼ぶ
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これも荀子の言葉です。「順いて」は「したがいて」と読みます。風上から風下に向かって大声を出すと、音が風の流れに乗って遠くまでよく聞こえます。逆に風下から叫んだとしても声は流されて風上にいる人には聞こえません。このことから、世間の勢いに乗れば成功しやすいということの例えとして使われます。
第3位:浮世は周り持ち
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良いことも悪いことも、世の中のことは全て人から人へと渡っていきいます。苦しくても逃げ出さず、努力を続ければ道は開けます。反対に成功しても続くとは限らず、怠れば辛い日々が待っています。「昨日は人の身、今日は我が身」ということざわと同じ意味です。
第2位:明日はまだ手付かず
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時間はまだ十分にあるので慌てずに丁寧に仕事をしましょうと励ますときに使える言葉です。時間に追われてばかりの現代人にはピッタリの言葉かもしれません。
第1位:ローマは一日にしてならず
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この言葉も非常に有名な言葉です。大きなことを成功させるには、それに見合った長い時間と努力が必要です。すぐに結果が出ないからといって諦めたり適当にあしらったりするのではなく、こつこつと努力を続けましょうという意味です。
かっこいい座右の銘【努力に関する言葉】
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座右の銘として存在する言葉の中で、努力に関する言葉はとても多く存在します。努力努力と連呼するだけよりも、名言やことわざ・故事成語や四字熟語などを使うほうがしっくりします。つまり自分自身が理解しやすいのと同時に、座右の銘を聞いた人に深く理解してもらえるというわけです。
努力の必要性を説いている言葉にはかっこいい言葉が多くみられます。その中からいくつか紹介しましょう。
第7位:明日死ぬかのように生きよ
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もとは「永遠に生きるかのように学べ。明日死ぬかのように生きろ。」というものでした。マハトマ・ガンジーの言葉と紹介されることがありますが、違うようです。聖人エドモンド・リッチがいった言葉だとか、Ansalus de Insulisがいった言葉だとか、諸説あるようです。
いずれにしても、明日死ぬようなことがあっても後悔しない様に、今日を精一杯生きなさいという意味は変わりません。生きるということは即ち日々努力しなさいという意味なのです。
第6位:桃栗三年柿八年
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古い大阪のかるたに書かれていた言葉です。実のなる植物の種を植えたとしても、即座に収穫できるわけがありません。芽が出て成長し、花が咲いて実がなるまでには相応の時間がかかります。その時間のあいだずっと、世話をする必要があります。これに例えて、何事も成し遂げるまでには長年積み重ねる努力が必要だということをあらわしています。
第5位:天才とは努力する凡才の事である
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アインシュタインの残した有名な言葉の一つです。世間から天才といわれる人たちのことを、努力もせずに成功してうらやましいと感じる人がいます。ところが天才といわれる人たちほど、普通の人と比べると数倍も努力をしているのです。もっと簡単に言うならば、努力を努力と感じない人が天才といわれる人たちなのです。
第4位:満足は努力の中にあって結果にあるものではない
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インド独立の父であるマハトマ・ガンジーの言葉です。受験生に対しても使う言葉でもあります。結果はともかく、自分ができる限りの努力をしたのかどうかということが最も大切なことだということです。努力をし尽くしたとするならば、そこには満足感があります。努力もせずに得た成功には、達成感も満足感も得られないということなのです。
第3位:世界一になるには世界一の努力が必要だ
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サッカー選手の本田圭祐の言葉です。大成功を目指すのであれば、大きな努力は必要不可欠なものといえましょう。天才といわれたスポーツ選手たちに対して、世間は彼らの結果だけに注目しがちですが、実は華やかな結果の裏で血のにじむ努力をしているということです。
第2位:石の上にも三年
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三年とありますが、実際に三年間は我慢しなさいという意味ではなく、長い時間の例えとして三年という言葉を使っています。もともとは、初めは冷たい石の上であっても長く座り続けていれば徐々に暖まってくるという意味でした。それは辛くても時間をかけて頑張り続ければ、結果を出すことができるという意味なのです。
第1位:努力は必ず報われる
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これも良く耳にする言葉であり、励ますときに使われる言葉の代表例の一つです。座右の銘として使う場合は、成功を夢見てがんばり続けようと自らを鼓舞するために使われます。
誰の言葉であるのかは不明なのですが、この言葉は元プロ野球選手の王貞治の著書で有名になりました。「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。」というものが、オリジナルです。
かっこいい座右の銘【スポーツ選手】
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スポーツ選手たちは日々の練習で血のにじむ努力を続けます。折れそうになる気持ちを支え、毎日の辛い練習に耐えるための言葉を心に持ち続けることは、成功の鍵になっているのかもしれません。また、そういった努力をしているスポーツ選手たちが何気なく口にした言葉だからこそ、かっこいい座右の銘になることもあります。
第6位:松坂大輔
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プロ野球選手の松坂大輔は、高校球児時代は平成の怪物と呼ばれました。高校時代から座右の銘として「目標が、その日その日を支配する」という言葉を口にしています。これは社会教育家の後藤静香の詩の一節です。長嶋茂雄も後藤静香の言葉を好んで使っています。
より具体的な目標を掲げ、その目標に向けて一心不乱に頑張る姿は、スポーツ選手としての代表例のようなものといえましょう。
第5位:浅田真央
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元フィギュアスケート選手の浅田真央が座右の銘として大事にしていた言葉は「日進月歩」でした。昨日より今日は上手に出来るように、今日も練習に励むという気持ちを代弁する言葉です。また浅田真央自身の発言に「昨日の自分は決して今日の自分を裏切らない」という名言もあります。
この言葉を座右の銘として使うスケート選手が多く見られます。いずれも毎日の努力があるからこそ、未来の自分があるということです。
第4位:辰吉丈一郎
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元プロボクサーの辰吉丈一郎は青少年に大変人気のあったボクサーです。毎回の試合には「負けたら引退する」と宣言してから戦いました。実際、何度も引退するのですが、何度も復帰しています。彼の名言の一つに「自分の人生、色を塗るのは、自分だけですからね」という言葉があります。
このかっこいい言葉を座右の銘とする若者がいます。自分の人生を自分で決めるのは当然です。文句を言いながら人の言うがままにしていてはいけないと自分を鼓舞することができる名言です。
第3位:ラモス瑠偉
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日本のサッカーを今のような人気スポーツに仕上げたのはJリーグ創生期の選手たちです。その中でもラモス瑠偉は人気選手の筆頭でした。若い頃はブラジリアンらしく熱いプレーが多かったラモスですが後に「テクニックは人から教わることができる。でも、ハートは自分で鍛えるしかない。」という名言を残します。
自分自身との戦いということは、何もスポーツに限ったことではありません。社会人であっても学生であっても同じことです。メンタルに関しては人に聞いた方法では解決できず、自分で対処していくしかないのです。
第2位:松岡修造
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今でこそテレビタレントとしての色が濃い松岡修造ですが、もとはテニス選手でした。しかも日本人テニス選手としては錦織圭が登場するまで、ウインブルドンベスト8に入った偉業を残す名選手でした。30歳という若さで現役を引退した松岡修造ですが、やはりスポーツ選手らしい名言を残しています。
「限界を決めるのは他人じゃない。あくまで自分自身」という言葉です。人からとやかく言われても、決めるのは自分自身ということです。
第1位:イチロー
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誰しも夢は持っているはずです。しかし単なる夢であれば、それは願望や憧れ程度のものとしかいえません。現役を引退した野球選手のイチローは、努力の人として有名でした。練習量は人よりも多く、野球に対しての真摯な姿勢は引退までずっと変わりませんでした。イチローは「夢は近づくと目標に変わる」という明言を残しています。
目標といえるほどに夢に近づいたのかと日々自分に問うてみることができるのは、このかっこいい言葉を座右の銘として掲げる人の特権といえるのではないでしょうか。
かっこいい座右の銘【有名人・偉人】
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スポーツ選手たちは日々辛い練習に打ち勝つ為に座右の銘を心の支えにしています。でもスポーツ選手たちだけではありません。他にも有名人・偉人たちが尊い言葉を残してくれています。有名人・偉人らの言葉を額縁に入れて毎日眺めて、自分に檄を飛ばしている人も多く存在します。紹介する有名人・偉人の名言には意外な人物の言葉もあり楽しめます。
第10位:江頭2:50
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芸人の江頭2:50は、その芸風から過激すぎる人物と評価されることが多く、女性が嫌いな芸人としては常に上位にランキングされます。ところが、意外と真面目な人物で東日本大震災や新潟中越地震などでは自分自身でトラックを運転し救援物資を届けていた事実が発覚しています。本人はキャラではないので、公にしないで欲しいと言っています。
何事にも身体を張って全力で取り組む江頭2:50らしい言葉が「お前はいつだって全力だったといえるか?」というものです。努力しようという掛け声だけでは物足りない人には、この言葉が座右の銘として使えるはずです。
第9位:ビートたけし
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お笑い芸人であり、映画監督でもあるビートたけしの言葉に「勉強するから何かしたいことが分かる、勉強しないから何をしたいか分からない」というものがあります。勉強の重要性を説いた名言です。学生はもちろんのこと、社会人であっても一生勉強といわれることがあるので、この言葉は貴重な名言となるでしょう。
明治大学工学部中退から芸人として成功しただけではなく映画監督として世界のキタノになったことは、日々勉強の結果であるといわざるを得ません。
第8位:美空ひばり
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昭和の歌姫といえば美空ひばりです。プロ意識が非常に高かった彼女の言葉に「今日の我に明日は勝つ」というものがあります。美空ひばりは12歳でデビューし、女性として始めての国民栄誉賞を受賞するほどの大物歌手です。そのような美空ひばりでさえも、今に満足することなく常に挑戦する心を持つべきと自分自身を叱咤激励していました。
第7位:高倉健
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「人が心に想うことは誰も止めることが出来ない」という名言を残したのは、俳優の高倉健です。座右の銘として使う言葉としては、本当にかっこいい言葉です。人からどう思われようと、信念は曲げないのが男であるということでしょうか。「自分、不器用ですから」という言葉も高倉健の代名詞です。人は人、自分は自分という彼らしいかっこいい言葉です。
第6位:美輪明宏
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座右の銘として使うならば美輪明宏の「惨めな自分を笑い飛ばすユーモアは先人の知恵。どんなに辛いときでも明るく生きる高等技術なのです。」というのもかっこいいでしょう。笑うかどには福来るということわざも良いですが、美輪明宏の言葉の方が背中を押してもらっている気がします。
いくつもの名言がある美輪明宏ですが、とくに「おいしくて体に悪いものを食べて病気になるか、まずくても体に良いものを食べて健康でいるか。食べ物も人間関係も同じ」というのも、座右の銘として使うにはうってつけの言葉です。含蓄を含んだ言葉ということです。
第5位:パブロピカソ
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「青がないときは赤を使えば良い」とは、天才画家のピカソの言葉です。一方的な物の見方では新しい道は拓けないということです。常識に囚われすぎても、新しい発想は浮かびません。行き詰ったときに思い出して欲しい言葉ですが、迷うことが多い人であるならば座右の銘としてもオススメの一つです。
第4位:松下幸之助
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パナソニック創業者の松下幸之助は、経営の神様とも言われる人物です。「失敗した所で止めるから失敗になる。成功するところまで続ければ成功になる。」という言葉は経営者の間では有名な言葉であり、松下幸之助信者であれば座右の銘の一つとして使われています。
ピンチをチャンスに変えることこそ大切なことだという意味で「好況よし、不況さらによし」という言葉も残しています。
第3位:オードリーヘップバーン
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名女優オードリー・ヘプバーンの名言に「私にとって最高の勝利は、自分と他人の欠点を受け入れられるようになったこと」というものがあります。自分だけでなく他人の欠点をも受け入れる懐の大きさは、ビジネスマン必須ともいえましょう。
オードリーの名言は様々あり、例えば「控え目であるためには、その前になにかに立ち向かうことが必要です」という名言は、ビジネスマンの座右の銘として使ってもかっこいいのではないでしょうか。
第2位:織田信長
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戦国武将の織田信長の名言に「攻撃を一点に集中せよ。無駄なことはするな。」というものがあります。織田らしい名言です。あれもこれもとマルチに行動するのが現代人の特性でもありますが、二兎を追って一兎も得られないことが多々あります。
一つのことに一心不乱に取り組むことの大切さを感じたいときや、心を落ち着かせ集中して取り組みたいときに思い出したい言葉です。
また座右の銘として使える織田の言葉としては「絶対は絶対に無い」というものもあります。昨日の味方が今日の敵になった戦国時代は、現代のビジネス世界と類似することも多々あります。そのような時代だからこそ、これらの言葉を座右の銘にする価値があるのではないでしょうか。
第1位:岡本太郎
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「逃げない。晴れ晴れと立ち向かう。それが僕のモットーだ。」といったのは、芸術は爆発だというセリフでおなじみの岡本太郎です。逆境であっても嫌な顔をせず、堂々と正面から取り組むことの大切さを説いています。つまりは、嫌なことであろうとそれは捉え方の問題であり、気持ち次第でどうにでもなるということです。
かっこいい座右の銘【アニメ・漫画】
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アニメ・漫画は子供のものだけではなくなりました。現在は日本を代表する日本文化の一つとして、世界中で受け入れられています。アニメ・漫画には、子供たちだけではなく大人にとっても心に響く言葉が使われています。額縁に入れていつも目にするところに貼っておくものではありませんが、座右の銘として心に置いておくにはかっこいい言葉ばかりです。
第6位:BLEACH
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人気アニメ・漫画のBLEACHの主要人物である朽木ルキアのセリフです。「足手纏いなのは力のない者ではない、覚悟の無い者だ。」という決め台詞があります。仕事に取り組むにしても、実力不足の新人が足手纏いになることは実は少ないのです。足手纏いになる人とは、やる気の無い者であるということです。
第5位:カイジ
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人気アニメ・漫画のカイジからの名言です。「前向きは可能性があるが、後ろ向きの馬鹿は可能性すらゼロ」という言葉は、困難に立ち向かう姿勢としてあるべき姿を謳っています。自分を勇気付ける言葉として座右の銘にするとかっこいいはずです。
第4位:宇宙兄弟
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人気アニメ・漫画の宇宙兄弟からのセリフです。「迷った時はどっちが正しいかなんて考えちゃダメ。どっちが楽しいかで決めなさい。」社会人になれば、選択するシーンが沢山あります。選択を誤ると、取り返しの付かないことも起こります。ところがあまり慎重になりすぎると、これもクライアントから飽きられることもあります。
後悔しないためには、自分の心に素直になるという基準値も持ち合わせていると仕事がより楽しくなるのではないか、という提案ともいえます。新しい座右の銘のひとつとして、心に置いておきたいひとつです。
第3位:ONEPIECE
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アニメ・漫画ONEPIECEからの名言です。「何が嫌いより、何を好きかで自分を語れよ」とは、主人公であるルフィの言葉です。ネガティブオーラは連鎖します。人をけなしたり、貶めたりすることでしか人と関われないのであれば、人間関係でトラブルを起こします。
自分の好きなものを語ることが出来るのであれば、他人の好きなことを理解する能力があるということです。そのことが、共感を生む土壌になります。そしてそれが仲間を大切にすることにつながっていくのです。
第2位:ルパン三世
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アニメ・漫画ルパン三世からのセリフです。「人生を楽しむコツは、どれだけ馬鹿なことを考えるかなんだ」という名言は、真面目一本で生きてきた人にこそ贈りたい言葉です。遊びのないハンドルは急な動きしか出来ず、楽しむ余裕は皆無です。馬鹿なことをやるかどうかはさておき、考えるくらいの余裕は欲しいものだということが、この言葉の真意です。
第1位:クレヨンしんちゃん
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「正義の反対は悪なんかじゃない。正義の反対はまた別の正義なんだよ」という名セリフは、アニメ・漫画クレヨンしんちゃんの野原ひろしの言葉とされています。自分だけが正義であり自分とは違う意見を言う人は全て悪と定義してしまうことは、ビジネスの世界でもままあることです。実際は、相手なりの正義に基づいて発言しているだけのことです。
相手の気持ちを考えるべきだということを信条とするならば、このセリフを座右の銘としてもかっこいいかもしれません。ただし、実はこのセリフはクレヨンしんちゃんとは全く関係ないゲームボーイアドバンスのパワプロクンポケット7の名言ではないか、という説があります。
かっこいい座右の銘【英語】
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国際的ビジネスマンであれば、座右の銘が英語ということもあるはずです。英語の名言はストレートに表現しているものが多く、心に響きやすいといわれます。受験英語でも扱われているようなものから、かっこいい英語のものまで様々です。
第4位:アリストテレス
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「Happiness depends upon ourselves」というのはアリストテレスの名言といわれています。日本語に訳すと「幸せかどうかは、自分次第である」という、まさに哲学者アリストテレスらしい名言です。ある人にとっての幸せの定義と自分の幸せの定義は別物です。人は人であり、何に対しても決めるのは自分なのです。
第3位:ボブマーリー
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レゲェの神といわれたミュージシャンであったボブ・マーリーが残した「Love the life you live. Live the life you love.」という言葉があります。聖書に出てくる英語のような感じもします。日本語では「あなたが生きるその人生を愛し、あなたが愛せる人生を生きなさい」と訳されますが、日本語で解釈するよりも英語のままリズムに乗って口にしたい名言です。
第2位:アインシュタイン
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天才科学者であるアインシュタインの残した言葉に「In the middle of difficulty lies opportunity.」という名言があります。日本語にすると「困難の中にこそ、機会が転がっている」とするのが一般的ですが、これも英語のまま使うほうがより印象的に聞こえます。チャレンジングな言葉ですので、座右の銘にするはぴったりです。
第1位:ガンジー
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インド独立の父であるマハトマ・ガンジーは、数多の名言を残しました。その中でも「There is more to life than increasing its speed.」は、現代社会でも重要な意味を持つ名言として心においておきたい言葉です。直訳するならば「速度を上げるばかりが人生ではない」というものです。
技術の発達で、時短が至上という風潮になりました。しかし、本当にそれで幸せになっているのでしょうか。時短の結果、余裕が出来て何か見えるものがあったのでしょうか。そのような現代人こそ、この言葉を座右の銘としておいて欲しいものです。
自分らしくかっこいい座右の銘を見つけよう
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何よりも大切なのは、かっこいいと思った名言があれば徹底的に意味などを調べることです。中途半端な使い方や間違った使い方をすれば、笑われてしまいます。誰の言葉なのか、元の意味はどうだったのかなど、きちんと調べましょう。
次に大切なのは、幾つも掲げないことです。肝心なところでの一撃だからこそ、名言が生きてくるのです。何かといえば故事成語、何かといえば四字熟語では、説教臭く感じてしまいうんざりします。
信念を持つということは、それだけ自分をしっかり持っていると評価されることが多いのです。座右の銘を持つことで、大切なものを意識する毎日が過ごせるようになるというわけです。充実した人生を送るためにも、座右の銘を意識してみてください。