みなさんは人と会話をするときに相手の目を見て話すでしょうか。海外の方はよく相手の目を見て話しますが、日本人はあまりそのような習慣はありません。確かに少し恥ずかしいような感覚もありますね。
しかし目を見て話すということは、コミュニケーションにおいて重要な役割を果たしています。反対に視線を合わせない人と会話がしにくいと感じたこともあるのではないでようか。それは視線での情報のやり取りができないからです。
恋愛においても相手の目を見て話すことは大切です。ここでは女性が目を見て話す心理や、反対に目を見て話す男性の心理についても紹介していきます。実は男女でそれぞれ違いがあるので、もしかすると勘違いをしてしまっているかもしれません。
目を見て話すことが大事な理由
理由① お互いの気持ちが通じやすくなる
目は口程に物を言うといいます。相手の目を見て話していると相手が言っていることが本当なのか、真剣かどうかが分かりやすくなります。もちろん反対に自分が伝えたいことも伝わりやすくなるということですね。
真剣な話であればあるほど相手の目を見て話すものです。無意識的にそのような行動をしています。それだけでなく目は感情も現れやすいので、相手の反応や感情も読み取りやすいです。話すうえで重要なポイントですね。
理由② 嘘かどうかを見抜く
目を見て話していると嘘はつきにくいものです。それは嘘をつくという行為が後ろめたく感じるためです。目を見ながら堂々と嘘をつくのは意外にも難しいことなんです。
当然話している途中で目が泳いでいると怪しいと思いますよね。もちろん自分に魔がさして嘘をつくのを防ぐという効果もあります。相手を思えばこそ、目を見て話しましょう。
理由③ 自信の現われ
相手の目を見て話すことということはつまり、自信の証明になります。入社の面接でうつむいて話している人よりも目を見てハキハキしゃべる人の方を採用したくなりますよね。
プライベートな場面でも目を見て話をすると、聞いている相手は安心します。すると、自分の意思や考えが相手にしっかりと伝わるようになるのは明白です。さらに誠実な印象を相手に与えることもできるので、いいことばかりですね。
理由④ 聞く側の意欲
目線を合わせるのは気配りや愛情の証ともいえます。「私は今あなたを意識しながらあなた自身に話をしてるんだよ」という意味合いのアイコンタクトをすることで、
聞く側の話し相手に対する愛情が高まり、より意識して話を聞こうとしてくれるます。
聞くモチベーションが高い人とそうではない人では、話の伝わり方が全く違うのは当然です。聞く側のモチベーションを上げるためにも目を見て話すことが大切ということですね。
目を見て話せない人の特徴
特徴① 恥ずかしい
日本人は目を見て話すことを嫌がる人が多くいます。極端に恥ずかしがり屋だと特に目を見ることができないでしょう。可愛らしくもあるのですが、反対に暗いという印象も持たれやすいです。
他にも話している相手に自分は嫌われているのかという誤解を与えかねません。目を見て話さないということは話を聞いてくれている相手のことを見ていないということです。恥ずかしくても失礼になる行動ですので控えましょう。
特徴② 嘘つき
人は目を見て話していると嘘はつきにくいものだと理由②で書きました。つまり目を見て話さないということは嘘をついている可能性があります。他にも言い訳を考えている場合もあります。
いずれにせよ、誠意が感じられる態度ではありません。嘘をつきやすい人はあまり目を見て話をしないといっていいでしょう。
特徴③ 自信がない
自分に自信がないから相手の目を見て話せないという人もいます。自分自身の意見や発言に対する不安もそうですが、外見へのコンプレックスだったり過去の嫌な経験などのトラウマが原因であることもあります。
自信を持っているのにうつむいて話す人はいませんよね。自信がなく不安だからこそ目をみられないということもあるのです。そのような人はまず自信をつけることが大切ですね。
特徴④ 恐怖症
目を見て話せないのは自分を認められないという負の感情からくるものの場合もあります。例えば自分の視線が相手を不愉快にさせてしまうのではないだろうか、自分の視線が相手から変に思われてしまうのではないだろうか、と不安になります。
特徴③で紹介したようにトラウマから相手の目を真正面から見られなくなることがあります。それを正視恐怖症といいます。自覚症状がある人もいますが、それがクセになっているとなかなか自分では気づけません。
極端に視線を合わせないようであれば「話聞いてるの?」と声をかけられて気づく場合もあります。改善した方が自身のためにもなりますね。
特徴⑤ 気持ちを隠したい
自分の本当の気持ちを知られたくない時は、相手の目を見て話すことができなくなります。先に話したように目を見て話すと相手の気持ちがよくわかるからです。
悪いことをした時や失敗をした時の報告はなかなか相手の目を見ることが出来ません。また後ろめたいことがある時も目を合わせにくくなりますね。
他にも相手が異性の場合は意識しすぎることもあります。相手が怖い人だとその人の迫力に圧倒されても目が合わせ辛くなりますね。目が合わせることによって、自分の気持ち、特にマイナス面が読みとられてしまうのではいだろうかという心理が働いているといえます。
目を見て話すときに注意すべきポイント
① あまり見すぎない
あまりに凝視しすぎると相手に緊張感を与えてしまいます。ほかにも威圧感を与えてしまったり、逆に不審に思われることもあるでしょう。特に自分が男性で相手が女性の場合は「怖い、なんでこんなにみられているの?」と恐怖心を与えてしまうことも残念ながら多いのです。
男性はよかれと思ってみている場合もありますが、女性はそれを不快に感じることもあります。相手の目を見ることは確かに大切なのですが、見すぎてしまうと逆効果なので気をつけましょう。
② 表情に気をつける
目を見て話をしていても表情が怒っていたり真顔すぎるといい印象は受けません。威圧感を与えられます。反対に真剣な話なのにニコニコしすぎていると、ふざけているのかと怪しまれる可能性があります。
話の内容にもよりますが、基本的に口角があがっている程度の表情を意識しましょう。目を見て話すことで相手の表情にも気が付きます。相手の表情に変化があると相手の気持ちがよく分かります。いい印象を与える表情を心がけましょう。
③ 距離感
人によって不快に感じる距離感は違います。近すぎても遠すぎてもいけません。目を見て話すうえでも距離感は大切です。自分が不快だと思う距離からさらに少しだけ距離を離すくらいがちょうどいいでしょう。
仲がいい人であればそれよりも近いほうがいいですし、初対面だともう少し距離をとった方がいいかもしれません。臨機応変に距離を考えてみてください。
恋愛でも目を見て話すことが大事?
好きな人の目を見ながら話すのはとても緊張してしまいます。緊張のあまりつい目をそらしてしまうという人も多いことでしょう。しかし相手の目を見て話すということは相手に好印象を与えます。
自分のことを好きなのかもしれない、ドキドキするという意見も多いです。しかし男女で意見の差があります。男性はプラスな印象を受けやすいようですが、女性は少し恐怖を感じることもあるようです。
男性は相手の女性をじっと見つめ続けているなと感じた場合は途中で笑顔をとり入れましょう。そうすることによって威圧的な空気をを消すことができます。もちろん相手に好意を示すことができますね。
反対に目を合わせ続けることが多い女性は男性に勘違いされやすくなります。男性は女性よりも「自分のことが好きだから見つめている」と思いやすいです。勘違いによる恋愛のもつれもよくありますので、適度に視線を外すことを意識しましょう。
つまり上記でお話ししたような距離感や見すぎないということが大切だということです。
男性が女性の目を見て話すときの心理
心理① 好意がある
単純に相手に好意を持っているということです。嫌いだと思っている相手には目を合わせないものです。男女共通ですが、好きな人を目で追うことはないでしょうか。それの延長線ということですね。
好きだと思うからこそ相手をもっと見ていたい、話すときも見ていたいという心理です。この話をするとこの子はどんな反応をするのかと観察をしていることもあります。
男性には狩猟本能があります。好きな男性からよく見つめられて話されていたら、それは好意のあらわれかもしれません。
心理② 真剣に話している
恋愛面だけでなく、話を聞いてほしい、伝えたいと思って相手の目を見ていることもあります。どうでもいい話はどこかほかを見ながらでも話せますよね。
真剣で大切な話だからこそ、目を見て話すのです。そうすることで伝わりやすくなるし、相手の反応を見ることが出来るので目を見ているということです。例えば職場で商談をするときに相手の目をみますよね。真剣な話は無意識的にでも目を見て話すことが多くあります。
心理③ 心を許している
どうでもいい相手には視線を長く向けたりしません。恋愛的な好意があるとまではいかなくても、心を許しているというあらわれでもあります。
先に話したように、目を見て話すと嘘をつきにくくなります。つまりあなたに対して嘘をつこうとはしていないといえます。心を許していないと誤魔化したり言い訳をしたりしますが、この場合はその可能性が低いといえるでしょう。
心理④ 肯定したいと思っている
自分が話しているときだけでなく、相手が話しているときも目を見て聞いているときは、相手の意見を肯定したいと思っているあらわれです。心理①にもつながってくるのですが、好意を持っている女性に対しては肯定をしたくなるものです。
男性は生物学的にも批判的意見を言いやすいものです。しかし肯定をしたいということは、好意があるということですね。
女性が男性の目を見て話すときの心理
心理① 警戒している
男性とは反対に、女性は好意がある相手の目を見て話すことはあまりありません。警戒をして相手の様子をうかがっているときに目を見て話をしています。この人はどういう人なのか、この話にどのような反応をするのかと探りを入れているかもしれません。
身に覚えがある男性もいるかもしれませんが、浮気発覚後などの修羅場での話し合いの時に、おそらく女性は目をそらさないはずです。一番分かりやすいたとえ話かもしれませんね。
心理② 興味がない
心理①で話したように、好きな相手にはなかなか目を見て話せないことが多いのが女性です。つまりずっと目を見て話してくる女性はあまり好意がないのかもしれません。
興味がない相手、恋愛感情がない相手には目を見て話すことができるということですね。もちろん男性が女性に見つめられるとドキドキするという心理を利用して、見つめるという行動にうつす女性もいます。相手の性格や会話の内容からどちらなのか考えて判断してみましょう。
心理③ 話を聞いてほしい
女性は話すことが大好きな生き物です。男性もですが興味がない話やどうでもいい話はわざわざ目を見て話しません。
聞いてほしい、伝えたい話だからこそ目を見て話をします。話すことも大好きですが、話を聞いてもらうことも大好きなのが女性です。
「なんで話を聞いてくれないの!」と怒る女性は相手の目をよく見ているのかもしれませんね。女性の話を聞くときは適度に目を見ましょう。
心理④ 疑問に思っている
話をしていても聞いていても、ずっと目をみている場合はなにかを疑問に思っている可能性があります。自分もその女性のことをずっと見てはいないでしょうか。その場合だと「この人はなんで私をずっと見ているんだろう…」というような疑問があるのかもしれません。
そのようなことが頭にあるということは話を真剣に話していない、聞いていないということになります。ただぼーっと見ている場合はその可能性が高いです。しかし真剣なまなざしであれば心理③に当てはまるといえます。
また、会話がはずんでいるように見えても、全く目を合わせようとしない場合もあるかもしれません。その場合は実は話を終えたいと思っている可能性もあります。
目を見て話す人の心理や男性・女性の恋愛における目を見て話す大事さのまとめ
いかがだったでしょうか。目を見て話すことをできない、もしくは苦手だという人が多いです。しかし話している人の目を見るのは非常に重要なことだということがおわかりいただけたでしょうか。
人が話しているのに視線は別の方向を向いていると、話をしている方は自分の話を聞いていないと感じてしまいますよね。たとえ耳はを聞いていたとしても、それは相手には伝わりません。目が合っていないと無視されているんだなと誤解されかねません。
なので、相手の目を見て話すことも聞くことも大切です。聞く相手が複数いる場合は、なるべくみんなの目を見て話すように心がけるといいでしょう。一人の目だけを見ながら話をし続けてしますと、他の人は自分に話してないのではないかと思ってしまいますよね。
しかし先述したように、ずっと目を見続けるのも少ししんどいですよね。相手も目を見られ続けると疲れてしまいます。たまに目線をはずすことも相手のためにも必要ですね。
そして男女で目を見て話す心理には差があります。男性は好きだからこそ、女性は好意がないから目を見て話せます。しかし女性も両思いだと分かったりお付き合いが始まったり、自分の気持ちを伝えるときはきちんと目を見るものです。
目を合わさず話すのは好きになって間もないときや、好意を知られたくないときにとる行動です。しかし男性はその行動を反対の意味で捉えてしまう可能性もありますので、ずっと目を合わせないのは避けたほうが良いでしょう。
人と人が目を合わせるということは、そこに言葉がなくてもコミュニケーションになります。目を合わせて会話ができる相手なら信頼関係を築きやすく、親密になりやすいと言えますね。
視覚は円滑なコミュニケーションをとるためにとても大切です。
恥ずかしくて目を見つめることができないというのであれば、目と目の間や額であったり、鼻のあたりに視線を合わせるようにするといいと聞いたことはないでようか。それは相手から見れば目が合っているように感じられるからですね。
目を見て話すということは誠意の現われでもあり、自分の気持ちを真剣に相手に伝える上で必要な行動です。意識しすぎてもいけませんが、適度な距離感とともに目を見て話すことができるのがベストですね。