自惚れるの意味とは?自惚れる人の特徴とその心理から治す方法を紹介

  • URLをコピーしました!

皆さんの周りには、自惚れる人はいませんか?上から目線であったり批判的であったりと、自惚れてしまう人にストレスを感じることも多いと思います。今回は、自惚れることについての解説、自惚れている人の心理や特徴、対処法を紹介します。

目次

自惚れるの意味とは?自惚れる人ってどんな人?

自惚れるという言葉には現実以上に自分を評価して得意になるという意味があり、批判をするときによく使われる言葉です。自惚れると聞いて、ほとんどの方がネガティブな印象を抱くはずです。実際に、自惚れる人を想像しても良いイメージを抱けないですよね。 今回は自惚れる人の特徴や心理状態、対処法を紹介していきます。自惚れる人に悩まされている方や、自分が自惚れる人にならないように対策したいと思う方はぜひ参考にしてみてください。

「自惚れてる」と思われる人の特徴・性格

「自惚れてる」と思われる人はどのような特徴や性格があるのでしょうか?自惚れている人は不安と自己誇大と兼ね備えているため、どこか不安定なところがとても目立ちます。

他人をバカにしたり見下す

自惚れていると思われる人は、他人をバカにしたり見下すような行動が目立ちます。実際に、自分が優秀で正しいことを言っていると思い込んでいるため、横柄な態度をとることが多いです。 自分を大きく見せて、他人を小さく見ていることが特徴で、見下すことで欲求を満たそうとする傾向があります。自分や他者を正しく評価することができないため、自惚れている人はどんなに優秀な人でも上から目線で接してしまいます。 恋愛面でも自惚れる人は、パートナーの考えを批判したり雑に扱ってしまう傾向があるので、一緒にいても苦痛を感じることが多いです。デートの時でも、店員にきつくあたるなど冷めてしまうような行動も平気で行ってしまいます。

向上心がない

自惚れている人は、失敗を恐れたりカッコ悪いことを嫌う傾向があります。このため、新しいことに挑戦したり、自分を高めようという姿勢がありません。 自分が安定していることが一番で、職場などでは簡単にこなせるルーティンワークばかりやっています。また、難しい仕事には自己流で取り組み、不備があると環境や他人のせいにしてしまいます。 自惚れている人は会話の中でも、いつも同じことを得意げに話していたり、分からないことがあると知ったかぶりをすることも特徴です。態度はとても横柄ですが、話の内容が薄いために聞く人をイライラさせてしまいます。

自己評価が異常に高い

自惚れてると思われる人は、自己評価が異常に高いです。客観的に自分を評価する事ができない性格であるため、自分を能力が高いと思っています。また、実際には全く無知な分野や、できないことに対しても根拠のない自信を持っていることが多いです。 このため、得意分野だけでなく無知な分野に関しても批判をしたり、自分の方が優れていると発言することも多いです。周りから反発されても、全く意見を聞かず考えを変えることがありません。 実力がないのに自分を凄いと思わせたいために、攻撃的になったりカタカナ言葉を使って知的に見せようとする中身のない行動が目立つタイプと言えるでしょう。そしてこの行動にはどこかトゲがあるため、自惚れている人は周りから敬遠されていることも多いです。

会話で相手を疲れさせてしまう

自惚れてる人は会話の中で自慢話を延々としたり、相手に自分は凄いと言わせたがる傾向があります。相手の話はほとんど聞かず、執拗にリアクションや共感を求めてくるので一緒に居てとても疲れるのが特徴です。 酷い場合では、優れているのは自分であなたは劣っているという内容で会話を進めようとします。さらに、自惚れる人自身には自覚がなく、指摘をしてもほとんど効果がありません。 自惚れの傾向が強い友人や恋人に指摘や注意をしても、逆に言いくるめられてしまったという方も多いのではないでしょうか?

共感性が低い

自惚れる人は、共感性が低く他人の気持ちを考えたり汲み取ることが苦手です。常に自分に意識が向いているため、他人に対する興味関心が低いという傾向があります。 他人の気持ちを少しでも考えることができるのであれば、自分の欲求を満たすために他人を貶すという行為はなかなかできないものです。しかし、自惚れる人は自分の安心感や欲求を優先していて、他人に無関心なため頻繁に他者を見下してしまいます。 自慢話や批判が多く、相手を大切にしないため親しい友人が少なかったり、恋人ができてもすぐに別かれることが多いです。一見友人が多いように見える場合でも、自惚れる人を信頼している人は少なく孤立しています。

ナルシスト

ナルシストであることも自惚れる人の特徴です。一般的に知られる外見的なナルシストな部分だけでなく、自分は優秀で正しいという内面的なナルシシズムも併せ持っていることが特徴と言えます。 自惚れている人はとにかく自分を一番大切にしていて、他人を軽視しているので自己中心的な面が目立ちます。また、自分の価値観に批判的な人や敵対する人には攻撃的になってしまうこともあります。 自惚れる人は相手の意見を聞かずに自分の意見を押し通すので、恋人関係や交友関係でもよくトラブルになってしまいます。そして、自分を中心としたコミュニティを作ってしまうので、どこか近寄りがたい印象を受けることが多いです。

自惚れてしまう人の心理的原因は?

自惚れてしまう人の心理原因として認知の歪みがあることが挙げられます。自己評価が甘いために、自分という存在を大きく認知してしまっています。自身をオンリーワンの存在だと思っていたり、認められるべき人間だと思っている事が原因です。 また、自己愛やナルシシズムが高く共感性が低い傾向があるため、自己中心的になったり自分が絶対的に正しいと思っています。コミュニケーションで相手を疲れさせたり、見下してしまう行動に出てしまうのは、これらの心理が原因です。 しかし、自惚れる人は深層心理では自分を認めることができておらず、不安に思っている傾向があります。このため、自分の都合の良いように解釈して自分を肯定するという行動や、他人を小さく見ることで自分を肯定しています。

自惚れている人は大きく見せることは得意でも、実際に努力したり新しいことに挑戦することをとても嫌がります。これは、失敗は恥ずかしくて無意味だと思ったり、成長できないと思う「固定型マインドセット」を持っていることが原因となっています。 これに合わせて、「べき思考」が強い自我や「優れているから自分は存在してよい」という思い込みを持っているいることも挙げられます。このため、簡単なことや慣れたことをこなして優秀だと思いこみ、他人に対して批判的な姿勢になります。 認知の歪みに、自分を異常に大切にする心理とコンプレックスが合わさり「自惚れ」という状態になってしまいます。そして、自分を肯定するために失敗しない事を好み、他人には批判的な性格が合わさることで「他者に有害な自惚れる人」になるのです。

「自惚れる」ことと「自分を信じる」ことの違いは?

「自惚れる」ことは、自分の能力を過大評価して自己誇大を行うことを指します。それに対して、「自分を信じる」ことは自分の能力などを信じることと定義されています。この二つの大きな違いは、信じているものが等身大の自分なのか、虚像の自分であるのかということです。 虚像を見ている「自惚れ」は物事を自分の都合の良いように解釈して、とにかく自分は優れていて他者を小さく見るというニュアンスが含まれています。基本的に自惚れという言葉はネガティブな言葉ですし、自惚れていることは自分にも他人にもマイナスになってしまいます。 「自分を信じる」ことはありのままの自分を客観的に評価しているという意味を含み、物事に対し自分の持っているものを使えば達成できることを指しています。心理学の用語では、このような考えを「自己効力感」と呼び、自己実現をするために必要な考え方であると言われています。 「自惚れる」ことは自分の成長の足かせとなりますが、「自分を信じる」ことは成長の助けとなることも大きな違いと言えるでしょう。

自惚れてしまう自分を治すには?

誰もが多少の自惚れを持っています。自信を持つ助けになったり、原動力になるのであれば問題ありませんが、他人に悪い印象を抱かれたり自分の成長の妨げになるのであれば変えていきましょう。ここでは、自惚れてしまうことを未然に防いだり自惚れてしまった自分を治す方法を紹介します。

自分を客観視する

自惚れてしまう癖がある人は、自分を客観的に見ることを意識しましょう。周りの人と自分をできるだけ具体的に比較してみたり、自分ができることのレベルを知ることで自惚れにくくなります。 自惚れてしまう人は深層心理では自己肯定感が低いことが多く、実際に比較すると落ち込んでしまうことがあります。しかし、そのことに気づけただけでもプラスですし、これから頑張ることで実力を付けることも出来ます。 この時の不安な感情は、自分が成長するための感情だと思い、前向きに進むための原動力にしましょう。前向きに努力し続けることで、自惚れではなく本当の「自信」を身につけることができます。

成長型マインドセットを取り入れる

自惚れてしまう人は、固定型マインドセットを持っていることが多いです。特に、努力をしなかったり、知らない分野で頑張る人を馬鹿にしてしまうタイプの人は固定のマインドセットを持つ傾向にあります。 そこで、自惚れを治すために成長型マインドセットを取り入れることからはじめましょう。自分は変われる、成長できるという意識を持って努力を積み重ねる事で自惚れやすい性格を改善できます。 失敗も恥ずかしい事ではなく、学びのチャンスだと思ってひたむきに努力をすれば、自分も成長できます。そして、努力をするなかで自分の未熟さを知ることで自惚れる性格は改善されます。

傾聴スキルを身につける

傾聴のスキルを身につけることも効果的です。もともと他人の気持ちを考えることが苦手であったり、話すことは得意だけど聞くことができない人が多いのが自惚れやすい人です。 傾聴のスキルを身につけることで、相手の話をよく聞くことができ、信頼を勝ち取ることが出来ます。また、相手の話を理解し共感するというテクニックも得ることができるため、共感性が上がったり新しい価値観に出会うことができます。 相手の話をしっかりと聞いて共感することで、自分も成長できますし周りからも魅力的な人だと思ってもらうことができるようになるので、自惚れている自分を変えたいと思う方はぜひ挑戦してみてください。

自惚れやすい人の上手な対処法

自惚れやすい人は自分の考えを曲げることがないため、付き合う時にストレスを感じてしまうことが多いです。自惚れやすい人と上手に付き合うにはどうしたらいいのでしょうか?自惚れやすい人への対処法を紹介していくので、参考にしてみてください。

距離を置く

自惚れやすい人には、一定の距離を置くことで対処することができます。よほど親しい仲でない限りは、一緒に居るだけでもイライラしたり疲れてしまうので、近づかない方がいいです。 自惚れやすい性格を改善するには、本人が気づき努力することが第一歩です。どんなに周りの人が頑張っても良い結果になることは少ないです。改善する様子がなければ、無理をせずに距離を置くことを意識しましょう。

上手くスルーする

自惚れやすい人との人間関係は疲れやすいです。会話の中では話を聞き流したり、反論しないことを心がけていれば比較的ストレスが少なくて済みます。誘われても、上手に断ったりお互いの利益になるようなプランにすることも大切です。 また、仕事上などでは無難な関わり方に留めておき、こういう人だと思い行動しておくと良いです。自惚れやすい人は自分中心の言動が多いので、上手くスルーしたり受け流していきましょう。

具体的に注意する

自惚れやすい人に対して注意したり、指導するような関係であれば具体的に注意すると良いです。感情的になったり、抽象的すぎる指摘は言い返されたりスルーされてしまうので、とにかく具体性を重視しましょう。 また、自惚れやすい人に指摘する際にはできるだけ相手と対等であるという意識を持つことでより効果が出る確率を高めることができます。数字や事実などを組み合わせることで、説得力が増して自惚れた行動を取りにくくできるのでオススメです。

自惚れる人を反面教師にして成長しよう

自惚れることは、自分にも他人にもマイナスです。人間関係を悪くするだけでなく、自分の成長を邪魔することにもなってしまいます。そして、自惚れは自分と向き合うことでしか克服することはできません。 すでに自惚れてしまっている人に周りができることはとても少ないです。なので、しっかりと反面教師にして、自分が自惚れないように意識するほうが生産的と言えます。もし、自分も自惚れてしまっていると気付くことができれば改善していけばいいのです。 自惚れる人をちょっと困った人だと思ってしまうことはとても簡単ですが、自惚れる人と出会ったことも何かの縁でしょう。自分にプラスになると思ったところは取り入れたり、自惚れるとこんなデメリットがあると気付くことができれば、さらに毎日を良いものにできるのではないでしょうか。

SHARE
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次