強がりの人の心理とは?強がりをやめて楽になるための4つのポイント

  • URLをコピーしました!

自分の気持ちを素直に言えず、ついつい虚勢を張って強がってしまう「強がり」な人。素直になりたいと思いつつも強がってしまう、そんな強がりな人の心理やその特徴とは?虚勢を張る自分を卒業したいあなたのために、強がりをやめて楽になるためのポイントもご紹介!

目次

強がりをやめたいあなたへ

本当は大丈夫じゃないのに「平気です」と言ってしまったり、困っているのに「助けて欲しい」と言えず人に頼れない。自分ではわかっているのに、なかなか素直になれない強がりな人。 「なんであのとき大丈夫だと言ってしまったんだろう?」「もっと素直になれれば仲直りできたのに」と後悔することもあるでしょう。強がりな人は、自分の気持ちと裏腹な行動をしてしまいがち。 強がりな人はどうして人に頼れないのか?強がりな人の特徴やその心理をまとめ、強がりをやめるためのポイントもご紹介しております。強がりな性格をなおしたいと思っている方は、ぜひご覧下さい!

強がる人の心理的原因は?

強がりを言ってしまう原因は、どんな部分にあるのでしょうか?強がりな人の心理的傾向をまとめてみました。

誰かにお願いすること自体が苦手

強がりな人は、誰かにお願いすること自体に苦手意識を持っています。「お願いしたら迷惑じゃないだろうか?」「頼った相手を困らせてしまわないか?」ということを考えてしまいます。 これは強がりな人が「誰かにお願いすること=他人にとって迷惑な行為」と認識していることが原因です。確かに、頼まれた人にとって迷惑なタイミングの場合もあるかもしれません。 しかしビジネスにおいては、「自分が任された仕事を失敗した=周りに迷惑をかける」パターンもあるので、誰かに頼むことが全て迷惑という訳ではないのです。 強がりな人はこの判断ができず、単純に遠慮する気持ちから、他人に頼むことができません。

意地を張ってしまう

強がりな人は、意地っ張りな面があります。誰かに「手を貸そうか?」と言ってもらっても、「一人で大丈夫」と、つい意地を張ってしまいます。 後で後悔をすることもあるでしょうが、強がりな人は、誰かの手助けをとりあえず突っぱねてしまう傾向があります。

なにごともひとりでやりたい完璧主義者

人に手伝われるのが煩わしく、全てを自分ひとりの力でやり遂げたいという気持ちから、強がりになってしまうのです。 たとえ大変だとしても、「ひとりで黙々とやり遂げたい」「いちいち説明するのが面倒くさい」という考えがあり、本人は助けが必要だと思っていません。 他人が介入して自分の段取りが崩れることにストレスを感じ、それならば自分が苦労する手段を取る。そんな頑固な面があります。

自分の実力を過大評価している

「助けを借りずにひとりでも十分だと思っていたけれど、蓋を開けてみたら大丈夫じゃなかった」というパターンで失敗するのが強がりな人です。 強がりな人は自分の実力を過大評価しており、身の程知らずな一面があります。周りからはうまくいくか心配されていても、これくらいならひとりで事足りると判断してしまうのですね。

過去に嫌な経験がある

人に頼ろうとしたことで、「かえって大きな失敗をした」「とても嫌な断り方をされた」というマイナスな経験をしてしまった。 それが原因で強がりを言ってしまうのです。たとえひとりでは無理だとわかっていても、「嫌な思いをするくらいならひとりの方がマシ」という心理が働いてしまうのですね。 人にものを頼めない性格というより、また嫌な経験をするのが怖いので、頼むつもりがないという形の強がりな人です。

負けず嫌い

強がりな人は、負けず嫌いなところがあります。誰かに助けてもらうと「なんだか負けたような気がする」「借りをつくってしまった」という気持ちが働き、頼ることを拒否してしまうのです。強がりな人は、そのプライドの高さゆえに、誰かにものを頼めません。

強がる人の特徴

強がりな人は一体どんな行動をして、周りからどう思われているのか?強がりな人の特徴をまとめてご紹介します。

自分が強くないことは周りも自分自身もわかっている

そもそも、強がりな人がタフな人ではないということは、周りも自分自身もわかっています。だから周りも気に掛けたりするのですが、それでも他人に頼ることができない性格なのです。 強がりな人は自他ともに認める「強がり」ということです。

人に頼んでいいのかわからない

強がりな人は、自分が抱えていることを人に頼んでいいのか分かっていません。「これは自分ひとりでやり遂げるべきこと」なのか、「人に任せてでも完了させることが最優先」するべきなのかがわかっていません。 なので、「こんなこと誰かに頼んでいいのかな?」という迷いが生まれ、躊躇しているうちに助けを頼めなくなってしまうのです。

自分のピンチに気づいていない

本人は強がりではなく、本当に大丈夫だと思っているが、実は全然大丈夫じゃなかった。ということをしてしまいがちです。意図せずして強がってしまった。ということです。 ギリギリになって自分が追い詰められていることに気づく。周りの人には「自意識過剰」や「鈍感」だと思われています。

責任感が強すぎる

強がりな人は責任感が人一倍強いため、なにごとも「自分でやらなければならない」と思ってしまいます。 仕事の場合は、ある程度人に頼んで素早く終わらせることも必要なのですが、強がりな人は責任感が強すぎるあまり、変なところで融通がきかない部分があります。

反射的に「大丈夫」と言ってしまう

「大丈夫?」と質問されたら、つい「大丈夫!」と答えてしまうのが強がりな人です。本当は大丈夫ではないと思っているのですが、そう反応してしまうのです。相手の助けを一度断ってしまったので、訂正するのが気まずいまま、結局ひとりでするはめになります。 「大丈夫」という言葉は、相手に言っているのではなく、自分に言い聞かせている感があります。

ストレスがたまりやすい

強がりな人はあくまで「強いふり」をしているだけで、精神的にタフな人ではありません。それなのについ無理をしてしまうので、肉体的にも精神的にも辛いはずです。 その中で平気なふりをし、自分を偽りながらものごとを行うのでストレスがたまりやすいのです。本当は助けて欲しいのにそれができない自分に対しても葛藤があり、余計にストレスを抱えてしまいます。

甘え方が下手

仕事でもプライベートでも、強がりな人は人に甘えるのが得意ではありません。甘え方がわからないので「困った」と言えず、とりあえず平気なふりをしてその場を取り繕うのです。

人に悩みを相談できない

強がりな人は、人にものを頼めないだけではなく、人に悩み相談をすることができません。強がりな人は、理由がどうであれ「自分の弱い部分」をさらけ出すという行為そのものが苦手なのです。

女性が強がりになりやすい理由

ここでは、女性が強がりになりやすい理由を考えてみます。

職場での強がり

職場での強がりな女性は、男性と平等に評価をして欲しいという気持ちからそうなってしまいます。自立心が強い女性が特にこの傾向が強く、男性が多い業種では特に、「褒める」ときも「叱る」ときも、女性だからといって評価が厳しくなることも甘くなることも望みません。 ひと昔よりは「ほんの少しだけ」改善されてきているのかもしれませんが、強がりな女性が男女格差を感じてしまうことが大きな理由でしょう。

恋愛での強がり

恋愛で女性が強がってしまうのは、相手に甘えてばかりだと迷惑をかけてしまうという気持ちや、頼りない姿をみせてしまうと相手に心配させてしまうという気持ちが原因です。「自分と付き合うことで余計な苦労をさせられない」という、優しさからの強がりなのです。 また、迷惑をかけすぎると相手に嫌われるのではないか?という恐怖心から、うまく甘えられないという場合もあります。ただ、男性は基本的に好きな女性から甘えられることは好きなので、「甘える」のレベルが「依存する」というものでなければ問題ありません。 後者の「強がり」はもう少し素直になってみてもいいかもしれませんね。

あなたは強がり?診断でチェック

あなたは強がりな人?それとも甘え上手でしょうか?強がりな人かどうかを診断する「10の質問」をご用意しました。すべて「はい」か「いいえ」でお答えください。

1:悩みは人に相談せずに自分で解決する  (はい/いいえ) 2:他人に迷惑をかけたくない  (はい/いいえ) 3:責任感が強い  (はい/いいえ) 4:負けず嫌いだ  (はい/いいえ) 5:みんなでやるより一人で黙々と作業したい  (はい/いいえ) 6:なにごとも気にしすぎる方だ  (はい/いいえ) 7:つい意地を張ってしまう  (はい/いいえ) 8:辛くても我慢してしまう  (はい/いいえ) 9:弱い自分はみせたくない  (はい/いいえ) 10:不器用だ  (はい/いいえ)

いかがでしたか?「はい」の項目が5つ以上あるあなたは、周りに強がりな人だと思われているかもしれません。4つ以下のあなたも油断はできません。 次項で強がりをやめるためのポイントをご紹介しております。ぜひご参考ください。

強がりをやめるための4つのポイント

強がりな自分に悩んでいるあなたへ。強がりをやめるために気を付けるべきポイントをご紹介します。ぜひご参考ください。

弱いということは恥ずかしいことではないと理解する

強がりな人は、自分が弱いということを隠そうとします。なぜなら強がりな人は「人に頼ること」や「弱い自分をさらけだす」という行為が、恥ずかしいことだと思っているからです。 しかし、それは強がりな人の勝手な思い込みに過ぎません。 人は強い人に憧れますが、弱い人が駄目だとは思っていません。弱いことは恥ずかしいことだという認識を改められれば、自分が困っているとき、弱っているときに意地を張らずに素直に助けを求められるようになるはずです。

強がりは損だと気づく

強がりな人は、素直な人よりも損をしています。強がりな自分を冷静に振り返ってみてください。強がりなことを後悔した経験が何回ありますか? 素直に誰かに手伝ってもらえば残業が何回減りそうですか?一人でやろうとしなければ、うまくいったかもしれない仕事はありませんか?恋人と喧嘩別れしていませんか?仲直りできずに疎遠になった友達はいませんか?両親とは仲が良いですか? 強がりだということは、自分の素直な気持ちと異なる行動をしてしまう。ということです。それではいつまでたっても欲しい結果は得られません。もう一度言います。強がりは損なのです。 強がれば強がるほど、欲しい結果からは遠ざかっていく。強がることにメリットなど存在しません。そのことを理解できれば、少しずつ素直になれると思います。

ものごとを勝ち負けで考えない

誰かに頼ることは、負けではありません。強がりな人は、頼ることと負けることを混同して考えています。そもそも、頼られた側の人は「勝った」とも思っていません。勝負ではないので当たり前です。 仮に、人に頼ることが「負け」だとしてもいいと思います。なぜなら、人に頼ることで、自分のやりたいことがひとつ達成に近づくのですから。自分にとってのデメリットはありません。 そのプライドは、本当に必要ですか?もう一度自分に問いかけてみてください。

思ったことははっきり言葉にする

強がりな人は、自分では気持ちと真逆の行動をするわりに、相手には大変なことが伝わって欲しいと思っています。自分からは動かないで、誰かが気づいて動いてくれることを都合よく期待しているわけです。 しかし、そんな都合のいいことはほぼ起こることはありません。相手の自発的な助けを待たずに、自分からはっきりと言葉にして伝えるように心掛けましょう。周りの人は、エスパーではないのです。 自分の気持ちを素直に伝えることが、強がりをやめる第一歩です。

強がりを卒業して素直になればもっと楽に生きられる

いかがでしたでしょうか?「強がり」は一言でいえば損をする性格です。そして、とても不器用です。自分が求めていることと、真逆の言動をしてしまっているのは自分がよく分かっています。 分かっているのになぜできないのでしょう?強がりの原因は自分のプライドだったり、変なこだわりです。そんなもの大事にしてても、何もいいことはありません。とっとと切り捨てて、素直になってみましょう。 強がることをやめたら、精神的にも肉体的にも、今よりもっと楽に生きられると思います。急には無理かもしれません。ちょっとづつ意識してみてください。自分の気持ちに正直に。 強がりをやめたいあなたへ、少しでも参考になれば幸いです。

SHARE
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次