皆さんは朝型ですかそれとも夜型ですか?昨今では朝型生活の方が注目されてきています。朝は苦手だけど朝型生活にしたい方に向けて、夜型から朝型に切り替える方法をまとめました。朝型生活を行うメリットやデメリットなどしっかりと把握しておきましょう。
朝型生活をはじめよう!
皆さんの生活は朝型でしょうか、それとも夜型でしょうか。朝早く起きて物事を始めたり、朝の時間帯に運動などを行ったりすることを朝型生活と表現します。 朝型の生活によって、徐々に体の体温を上げていったり、すっきりとした気分になれるなどメリットがたくさんあるのです。また朝型活動を始めると、一日の時間の使い方が効率的になったりもしますよね。 お仕事や学校などなど、なかなか時間が取れないからこそおすすめしたいのが朝型生活でもあります。そんな朝型生活について、まずは朝型のメカニズムや体内時計との関係を見ていきましょう。
そもそも朝型とは?
人間は睡眠の質や体内時計の変化によって、朝起きられたり起きられなかったりします。朝型生活の場合、質のいい睡眠が取れていることがまず前提に挙げられます。昨今では夜遅くまでスマホをしているのも好ましくないと言われていますよね。 これによって、夜なのに体内時計は昼間だと勘違いしたり、交感神経が刺激されて興奮状態となるため睡眠の質が悪くなるのです。朝なかなか起きられないのはこういった習慣が関わってきます。つまりこれらが守られている場合朝型生活が可能なのですね。 またこれ以外にも、朝型か夜型かは遺伝子が大きく関わってきていて朝型生活が簡単に行える人は、遺伝子的に朝型人間であると、英国の研究チームによって発表されました。人間の中にある体内時計を制御する遺伝子によって、朝型か夜型かに分かれています。
朝型人間の特徴・あるある
まさか朝型か夜型か、に遺伝子が深くかかわっているなんて思いしませんでしたね。続いて見ていくのは、朝型人間の特徴やあるある話です。朝型人間はどういう人に多いのでしょうか。
特徴1:活発的
朝型人間の特徴一つ目は、活発的であることです。朝に強いのが朝型人間ですから、まず早起きをしてそのまま活動することが出来ます。そのため朝の時間を無駄にすることがありません。 朝型の場合朝からやらなければならないことをしっかりと行えるので、その分昼間に行うことなども計画的に行えるようになります。朝型ではなく朝が苦手な人の場合は、やはり朝からきびきび動けませんから、昼頃にやっと動けるようになってきます。 朝から行動出来る朝型人間は、一日中活発的に動くことが出来るのです。普段からアクティブに活動したり、外へ出て自分から動くことが出来るのは朝型人間の特徴です。
特徴2:夜遅くまで起きていられない
二つ目にご紹介する朝型人間の特徴は、夜遅くまで起きていられないことです。朝から行動出来るからこそ、夜は一日の疲れが出てきますし朝早く起きる習慣がついているので夜は比較的早く寝るのです。 朝型人間の中には、徹夜して仕事が出来ない、どんなに楽しい時間でもオールすることが出来ない人だって珍しくありません。徹夜をするくらいなら、早めに寝て朝いつもより早く起きて作業をしようとするでしょう。 朝型さんはとにかく夜起きておくことが苦痛ですし、無理に起きていようとすると体調に支障が出てしまいかねません。無理して起きた結果、次の日に響いてしまうのが朝型人間の特徴でもあるのです。
特徴3:午前中の能力が高い
朝型人間の特徴三つ目は、午前中の能力が高いことです。朝型人間の人は、午前中に行動するため、午前中の方が自分が持っている能力を最大限に発揮しやすくなります。起きてすぐに頭がさえているので、体も頭も働きやすいのでしょう。 朝型は朝起きてすぐに仕事を行うことも可能で、徹夜をするよりもかなり効率的に動けるのが朝方の人間です。むしろ朝型を無理やり夜動けるようにしてしまうと、かえって体を壊してしまうこともあります。 午前中の生産性がかなり高いので、朝型人間は人より早く学校へ来て勉強したり会社で仕事を早めに始めていることも珍しいことではありません。逆に夜遅くなればなるほど能力が発揮されなくなります。
朝型のメリット・デメリット
朝型人間の特徴について詳しく見てきました。午前中の方が能力が高まる朝型人間さんですが、そういった方の生活スタイルを見て、どう言ったメリットがあるのかについても考えていきましょう。
朝型のメリット
メリット1:朝食を食べて脳が活発的になる
朝型人間は朝早く起きるわけですから、きちんとした時間に朝食をとることが可能です。朝しっかり朝食をとることで体や脳にしっかりとエネルギーを与えることが出来ます。また嬉しいことに、朝ごはんはたくさん食べてもその日のエネルギーとして活用されるので朝型さんは太りにくいのです。 体にしっかりと朝からエネルギーを与えることが出来、朝食を普段から食べる人は食べない人に比べると心臓病のリスクは減少するという結果も出ているのです。朝から活発的に動くためにも、朝型として活動し朝食をしっかりととるべきなのでしょう。
メリット2:痩せやす体になる
朝型生活のメリット二つ目は、痩せやすい体になることです。女性にとっては嬉しいことですよね。人間の体というのは、時間帯によって太りやすい時間があるのをご存知でしょうか。 主に夜の時間帯で、21時から夜中の3時ころまでは食事をすると体に残りやすく太ってしまうと言われています。朝型人間の場合21時までに夕食を終えているでしょうし、日付が変わるころには寝る準備をしているはずですから、この時間帯に食事をしません。 太りやすい時間をさけて食事をしているのが朝型人間ですし、何よりも体がエネルギーを消費しやすい時間に食事をとるので体のリズムを整え、健康的でいられます。そのため夜型の人よりも痩せやすくなるのです。
朝型のデメリット
デメリット1:22時を過ぎるとほとんど動けない
朝型の生活にはメリットがあるとわかりましたが、全くデメリットがないわけではありません。メリットがあればもちろんデメリットも存在します。まず挙げられるのが、22時を過ぎると動くのが難しいことです。 特に社会人にもなると、飲み会だったり残業などが発生しますよね。しかし朝型人間の場合多くの人は22時ころを過ぎるとどうしても眠くなり、動いているのが辛く感じるようになるのです。 また朝型さんは無理して動いてしまうと上記でもあったように、体調に支障をきたします。次の日の仕事に支障が出てしまうことだって考えられますから、なかなか飲み会に参加するのが朝型の人は辛いでしょう。
デメリット2:夜の睡眠コントロールが難しい
続いて挙げられる朝型人間のデメリットは、夜の睡眠コントロールが難しいことです。上記でもありましたように、どうしても朝から活動していると22時をころ合いに、睡魔が襲ってきます。 夜の時間帯になると、徐々に睡魔が襲ってきますし朝から動いている体は疲れを訴え始めるのです。早い時間から活動しているからこそ、夜はしっかりと休みたいと体が訴えてきますから猛烈な睡魔に襲われるのです。 どうしても起きていなければならない、楽しい飲み会だから眠ってしまいたくないと思っていても習慣がそうなっているので、睡魔のコントロールをするのが難しくなってしまうでしょう。
その人の生活リズムにあった生活スタイルが大切
朝型生活はとても魅力的なように感じられますし、健康的で痩せやすい体になるのは女性にとっても嬉しいことです。しかし、だからといってすべてがメリットであるわけでもありません。 夜に作業を行う際や、残業が多いような人にとっては朝型生活はあまり好ましい生活スタイルではありません。自分自身にあった生活スタイルであることが望ましいでしょう。
朝型かどうかチェックしてみよう!
自分が朝方の人間なのかどうか、セルフでチェックできる項目があります。朝に強い朝型なのかどうか、まずは確かめてみましょう。
朝型かどうかのチェック項目
- 目覚ましがなくても起きられる
- 普段朝容易に起きることが出来る
- 起床後30分しっかりと目が覚める
- 起きてすぐ着替えることが出来る
- 起床後ちゃんと食欲がある
- 起床後けだるさを感じない
- 全く予定がない人でも朝型生活が出来る
- 夜はきちんと寝付ける
- どんなに予定があっても夜は眠たくなる
- 夜11時過ぎて寝ると疲れを感じる
以上の項目において、当てはまるものが多いほど朝型の人間です。いかに朝型な人間であるか、は朝の活動や活動のしやすさにあるのでしょう。
夜型から朝型に変える方法
朝型生活の魅力に気づき、夜型から朝方に変えたと考えた方もいるでしょう。夜型の生活から朝型に変える方法についてもご紹介いたします。
方法1:まずは質のいい睡眠を心がける
朝型の生活になるために大切なのは、質のいい睡眠にすることです。これだけは外すことが出来ないでしょう。なかなか一気に切り替えるのは難しいでしょうから、習慣化しているスマホのチェックをやめるといった小さなことから始めてみてください。 無理に朝早く起きても、体が慣れていませんから逆効果です。最低でも6時間は睡眠時間を確保するように心がけ、寝る直前のスマホやパソコン作業は控えてください。ルームライトはオレンジ系の温かみのあるものに変えて、就寝前一時間くらいは部屋でのんびりしましょう。 時間がもったいないからといって、作業を行うと体が興奮状態となるので好ましくありません。体を休ませる準備として、リラックスした状態を作るのです。睡眠時間を確保し、寝るための準備を行うのが質のいい睡眠に繋がります。
方法2:早朝にゆっくりと体温を上げる
朝型となるために大切なのは、早朝の体温です。朝が弱い人の多くは、起きた時の体温が低い状態となっている傾向にあります。朝起きたら無理に激しく動くようなことはせずにストレッチや散歩などで体温を上げていきましょう。 もしも朝起きたての体温が、低体温である場合は無理に激しい運動をすることはあまりおすすめできません。自分が無理なく続けられるようなゆったりとした活動をしましょう。コーヒーを入れたり、温かいスープを飲むなど自分に合ったものを朝活動にしてみてください。
方法3:朝日をしっかりと浴びる
朝型になるためには、朝日を浴びることも大事なことです。朝日を浴びることによって体が徐々に動く状態へと切り替わっていきます。また、カーテンを薄めのものにしておきベッドをそちらに寄せておくと、朝日とともに目を覚ますことが出来ます。 朝日によって自然に目を覚ますことによって、体に無理なく朝型の生活をさせることが可能となりますし、朝に目を覚ますように体が受け入れてくれるようになるでしょう。
朝型に合った勉強方法とは
朝型のメリットとして、能力がしっかりと把握させられるというものがありました。朝型の人にあった勉強方法もありますので是非参考にしてみてください。
方法1:白湯を飲みながら始める
まず一つ目にご紹介するのが、白湯を飲みながら勉強を始めることです。朝は体温が下がりやすくなりますので、なかなか活動で気に動けません。白湯を飲むことによって体温を上昇させられます。 どうしても眠くて仕方がない時はストレッチなどを行うと良いですが、なるべく体を疲れさせないためにも、白湯を飲みながら勉強してみてください。白湯を片手に勉強を行えば、頭のリフレッシュにも繋がります。
方法2:暗記よりも計算を優先させる
朝型の方へ、おすすめの勉強方法二つ目は暗記物を行うよりも、計算系の勉強を優先させるスケジュールを組みましょう。人間は睡眠中に記憶が整理されます。そのため、午前中の方が施行が綺麗な状態となっているのです。 午前中の方が思考力が試されるようなものの方が、頭に入りやすくなっています。特に理系科目を勉強することで、過度なストレスにもなりません。軽い計算系をまずは解いてから、徐々にほかの科目に取り組むのがおすすめです。 朝型の勉強ほうほうとして、計算系の問題は頭のウォーミングアップに繋がるのでおすすめです。朝の少ない時間で軽い計算問題を行い、学校でその続きを勉強する形でも良いでしょう。
朝型と夜型のカップルは上手くいく?
それぞれ人によって、朝型生活と夜型生活があるでしょう。もしもカップルで朝型と夜型でわかれていたら、上手く行くのか不安に思いますよね。一見すると、生活スタイルが真逆なわけですから、合わないようにも感じられます。 しかし、小さな工夫によって朝型と夜型のカップルでも上手に過ごすことが可能です。大切なのはお互いの気遣いです。お互いに起きていられる時間が異なることをしっかりと把握しておきましょう。 朝型人間は夜型の人が朝から動けないことを把握し、夜型人間は朝型の人が夜行動するのが難しいと理解します。そしてなるべく一緒に起きていられる時間を作って、その時間は同じ時間を共有できるように心がけるのです。
自分の体に無理なく朝型らしい生活を心がけてみよう
朝型生活は昨今注目されつつあります。朝から行動的になることを、朝活と呼ぶこともありますね。朝から行動出来ることはかなりメリットが大きいですし、仕事や勉強などにも積極的に取り組むことが出来るでしょう。 しかし、だからと言ってデメリットがないわけではありませんから自分に合った生活スタイルを目指すべきです。無理に朝から動いて体調を崩してしまったら元も子もありません。 自分に無理のない程度に、朝からストレッチを行ったり夜睡眠の質を上げるために行動をしっかりと行いましょう。