飄々としている人には魅力があります。一度は誰でも飄々とした人に憧れたことがあるのではないでしょうか。この記事では飄々という言葉の意味や読み方について解説し、飄々としている人の性格や特徴について紹介します。また飄々とした人になる方法も合わせて見ていきましょう。
飄々としている人とは
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世の中には様々な人がいます。個性を表すひとつの言葉として、「飄々」を使う人もいるのではないでしょうか。では飄々としている人というのは、どのような人のことを指すのでしょうか。まずは飄々の読み方や意味について紹介します。
飄々の読み方
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普段あまり見かけることのない漢字が使われていますが、「飄々」と書いて「ひょうひょう」と読みます。「瓢箪(ひょうたん)」の飄が用いられた言葉で、ひょうたんが風に吹かれて揺れ動く様子を「飄々」と字を重ねることで表現したという説があります。そう考えると「ひょう」と読むのも理解出来るのではないでしょうか。
飄々の意味
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飄々という言葉には、ぶらぶらとしてあてもなくさまよう様子という意味があります。また、とらえどころがないさまという意味もあります。この様子を人や物に当てはめて使用します。人に対して使う際には「周囲を気にしない性格や態度で、とらえどころがない人」という意味になり、人物の個性を表すことが多いでしょう。
飄々としている人とは褒め言葉?
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飄々としているということは、周囲に流されず、つかみどころがないながらも要領よく自分のやりたいことをやっている人のことを指します。「飄々としてて良いな」と他人から見れば羨ましい気持ちがあるはずです。特別な褒め言葉ではありませんが、羨望と誉め言葉が混ざった意味合いを基本的には含んでいます。
しかしながら目上の人にはふさわしくない言葉なので、褒め言葉として使う際には注意が必要です。
飄々とした人の特徴【基本編】
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飄々とした人は世間の人とは異なり、とらえどころのない人のことを指します。では飄々としている人にはどのような特徴が見られるのでしょうか。この項目では飄々としている人の特徴について紹介します。
特徴①つかみどころがない人
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飄々とした人の最大の特徴として、つかみどころがないことが挙げられます。一見すると周囲に興味がなくヘラヘラと頼りなさそうに見えますが、実はしっかりとしている人が多いです。油断出来ない性格と言えるでしょう。自分を持っていて基本的に流されることを好みません。周囲に迎合しない人と言ってもいいかもしれません。
つかみどころがないというのは、全体のバランスを上手く自分でコントロールしているのです。
特徴②空気を読まない人
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世の中には、空気を読まなければいけないと考えている人が多いのではないでしょうか。これは日本人の大きな特徴と言えるでしょう。
しかし、飄々としている人にはその概念が通用しません。自分の意見を押し曲げてまで周囲に迎合する必要はないと考えています。悪意を持って場の空気を読まないということはありませんが、周囲と異なる意見であれば自分の意見をはっきりと伝えるでしょう。言い換えれば、ポリシーがある人と言えます。
特徴③感情の起伏が少ない人
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飄々とした人はマイペースで自分を持っているので、ちょっとやそっとのことで動揺したりうろたえたりすることはあまりありません。
いつも自然体でいることが当たり前なので、メンタルが非常に安定しています。そのため、物事をフラットに見ることが出来るので、どんな時でも相手のことを受け入れる器の大きさと相手に合わせる柔軟さを持ち合わせているのです。
特徴④人に流されないマイペースな人
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飄々とした人は非常にマイペースです。周囲の言うことを真に受けず上手く受け流し、自分のやりたいようにやります。ネガティブな意見や批判を気にしません。周りから見ると自由に好き放題やっているように見えます。
しかしそれは、飄々とした人が自分の中で確固たる価値観や考え方などをしっかり築いているからです。決して周囲に流れることはありません。そういう意味では、マイペースな人というより意思の強い人とも言えるでしょう。
飄々とした人の特徴【性格編】
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先ほどの項目で、飄々とした人の基本的な特徴について説明しました。多くの人があっけらかんとしたマイペースな印象を受け、羨ましく感じたのではないでしょうか。そんな飄々とした人はどのような性格をしているのでしょうか。この項目では飄々とした人の基本的な性格について紹介します。
性格①物事に執着しない
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飄々とした人は物事に対して執着心がないことが多いです。 基本的にこだわりがありません。そのため、飄々とした人は熱意が不足しているのではないかと勘違いされがちですが、飄々とした人は自分の能力についてきちんとわかっています。物事に執着しないので何事も柔軟に対応していける人と言えるでしょう。
飄々とした人とは、あまり物事に執着をしないこそ、ストレスを溜めることなく要領よく生活しています。なんだかんだ上手く世渡りして生活しているのが飄々としている人です。
性格②ポリシーがある
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飄々とした人は、自分のポリシーをしっかり持っている性格です。人によってジャンルは違いますが、自分の中で考え方や価値観を確立しています。そのため、自分の意見を大切にしている人が多く、時として「つかみどころがない」や「空気が読めない」と言われがちです。しかしそれが自分のポリシーを持っているということなのです。
飄々とした人というのは、一見頼りがいがなく信頼出来なさそうに見えますが、自分のポリシーをしっかり持った部分も持ち合わせているからこそ、男女問わず憧れる存在なのではないでしょうか。ギャップ萌えにも通じるところがあるでしょう。
性格③一匹狼型
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飄々とした人の性格として、決して孤独を恐れない一匹狼タイプというのが挙げられます。飄々としている人は孤独であることを苦に感じません。自分のポリシーがある性格だからこそ、ひとりであることに不安を抱かないのでしょう。
飄々とした人にとっての孤独は、誰にも邪魔されずに自分の考えや感情の整理に使う時間です。周囲に流されず、自分という存在を確立します。だからこそ飄々とした人は、どんな時でも落ち着いて見えるのではないでしょうか。
飄々とした人になるための方法
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飄々とした人に一度はなってみたいと考えた人もいるのではないでしょうか。飄々としている人は男女問わず憧れの存在です。この項目では、飄々とした人になる方法についていくつか紹介しましょう。
人からの目を気にしない
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飄々とした人になることは、まず周囲の目を気にしないことが大切です。飄々としている人がつかみどころがなく、どこか身軽そうに見えるのは、どんな時でも自分はこういう人間だという確固たるポリシーを持っているからだと言えます。
飄々とした人になりたいと考えているのであれば、一度日常生活で周囲に流されていないか自分を見つめ直す必要があります。もし周りに流されて生きているなと感じたならば、自分を見つめ直す良いきっかけになるかもしれません。
ユーモアのセンスを磨く
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多くの人が飄々とした人に憧れる理由は、気取らない緩そうな雰囲気と、時折見せるユーモアに長けた言動ではないでしょうか。飄々とした人は物事に執着せず、落ち着いた性格の人が多いです。しかし飄々としている人の個性を、批判したり非難したりすると、相手を傷つけずユーモアで返り打ちにするでしょう。
ユーモアのセンスを磨くには言葉のボキャブラリーを増やすことが必要です。そのためにも、広い視野を持って自分の知らない世界に触れてみるのも良いかもしれません。
今やるべきことに集中する
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自分や身の回りに何か起きた時、どうすれば良いかと慌てたことがある人も多いのではないでしょうか。しかしそのような切羽詰まった状況でも、飄々とした人は涼しい顔で問題を解決します。それどころか飄々としている人はのんびりとした印象を持つことが多いでしょう。
飄々とした人は「今」について考えながら行動していることが大多数を占めます。困った時ほど「過去」の反省をやりがちですが、それでは今の状況で解決出来ることでは見つかりません。飄々とした人ほど、今の状況を受け止めて対処方法を探します。
難しいことですが「今」を受け止めて今後どうしたら良いか考えて集中する癖をつけると、飄々とした人のように斬新なアイデアが思いつくようになるかもしれません。
飄々とした人には憧れる一面がある
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飄々とした人というのは自分のポリシーがありながらも、周囲を衝突することもなく要領よく生きている存在です。だからこそ、男女問わず一度は憧れる人と言えます。飄々とした人は一見すれば、涼しい顔で上手く世間を渡り歩いているように見えるからです。
飄々とした雰囲気というのは、これまでの経験や感性などで培われた結果として手に入れることが多数です。まずは自分に出来ることから始めて、等身大の自分を受け入れましょう。そうすればいつの間にか飄々とした人になれているのかもしれません。