顔と性格は比例するという意見はとても根強いです。
そうすると、美人は性格もよく、ブスは性格も悪いという事になりますが、そうではないという意見もあります。
美人を鼻にかけて高飛車だ、顔はブスだけど性根が優しいなんていう人もいる中で、顔と性格の比例関係についてご説明いたします。
顔と性格は比例するのか?
これは比例するという意見と、比例しないという意見があります。
比例するという意見の多くは、自分の周りでは顔がキレイな子は、性格もいいけど、ブスな子は性格も悪い子が多いという経験則に基づいているようです。
逆に比例しないという意見で言えば、美人の人はチヤホヤされている事が多いから、いつの間にかそれを鼻にかけるようになるけど、ブスはそうでないから、自然と気遣いができるようになるという意見です。
一見、経験則に基づいた方が事実のように感じますが、実際は偏見というバイアスがかかっている事があります。
人間は第一印象が大事と言われているとは、一度その印象が記憶に刷り込まれてしまうと、中々そのイメージを覆すのが大変なのです。
美人にいいイメージを持っている人が見れば、美人の場合だけ良い方に解釈する傾向があります。ブスが同じ事をしても、解釈するのは当人ですから、ブスにいいイメージがない人が解釈すれば、同じ行為に見られない事もある訳です。
顔と性格、どっちが大切?
「美人は3日で飽きる」という格言がある通り、多くの人は「性格」というかもしれません。でも、やはり容姿は重要な要素である事は事実です。こればかりを重要視するのは問題ですが、第一印象と容姿は重要な関係にあります。
でもこの場合の容姿というのは、顔の造作だけではないのです。いわゆる表情も含めて、容姿に含まれると考えていいでしょう。
そして、第一印象の重要なのは顔の造作でなく表情です。相手の表情がその人のイメージを作ります。
つまり表情が明るい人は「感じがいい」「キレイ」「かわいい」といったいい印象を相手に与えます。逆に表情の暗い人は「感じが悪い」「ブス」というマイナスイメージが付きまとうのです。
例えば女優のように、とびぬけて容姿が優れている人はいます。そういう人は表情以前にその造作が人の目を引き付ける訳ですが、多くの人の場合は、顔の造作よりも表情の方が印象に残るのです。
つまり、多くの人にとって、顔の造作よりも顔の表情や態度が大切になります。
顔と性格は、やっぱり比例する?
表情や態度が性格と比例するというのはやはり事実でしょう。そういった意味では確かに顔と性格は比例すると言えます。
前述した「顔と性格が比例する」という人は、おそらく顔の造作でなく、その表情や態度を含めて「顔がいい人」は「性格がいい」と考えているようです。
確かに、笑顔で話している人の方が、ふくれっ面の人よりもキレイでかわいく見えるのは当然です。
そして、多くの人にとって表情というのは、鏡のようなものです。内面で考えている事が結構顔に出ています。もちろん、上手く隠すことが出来る人もいますが、それなり訓練が必要です。そして多くの人は、表情を作る事は自分で思っているよりも上手でありません。
大概の感情は相手に伝わっているのですね。
だから、人のアラばかり探していたり、悪口ばかり言ったり、怒ってばかりの人は、いつの間にか顔もいわゆる「感じの悪い顔」になってしまうのです。そういう人の第一印象はブスと思われてしまうのかもしれません。
でも顔の造作は変えられないしと悩んでいる人へ
確かに世の中には「同じ人間?」と思うほどキレイな人いますよね。
顔が小さい、目が大きい、まつげが長い、鼻筋が通っているなどなど、美点がいっぱいあります。
それに比べて、自分が顔が大きい、顎が張っている、目が一重、鼻が上を向いている、口が大きいなどなど、多くの人はひとつやふたつ自分の顔に対して、コンプレックスを持っています。
でも、それを気にして、顔を髪で隠す、下を向く、人と目を合わせないという態度は、他の美点をどんどん消しているのです。
顔の造作は整ってなくても、顔に欠点があっても「キレイな人」はたくさんいます。逆にそういう欠点が美点になっています。
かつては薄い唇が魅力でしたが、アンジェリーナ・ジョリー以降、唇が厚いのはセクシーだという評価が広まりました。今は、唇をぷっくり見せるためのメイクや、プチ整形などする人もいます。
ここで必要なのは「自分は自分である」という自信なのです。自信のある人というのは、輝いて見えます。
顔と性格はどっちも大事
やはり結論は「顔と性格どっちも大事」になるのです。
それは今までご説明した通り、顔の造作よりも表情が大切で、表情は性格から作られるからです。
そして、意外に自分の顔の欠点というのは、自分が気にするほど他の人は気にしていません。逆に表情や態度なら、ものすごく気になるものです。
自分の顔に自信がなくて、相手が不快に思う態度を取っていませんか?
過剰な自信は禁物ですが、自分を理解したうえで自信のある態度というのは、自然と人の目を引き付けます。
でも自信の付け方が判らないという人はまず笑顔の練習から始めましょう。
鏡の前で笑顔の練習をするのもいいのですが、出来れば、心の練習も兼ねたいので、常に楽しい事、幸せになれる事を探すというのがオススメです。
楽しい気分、幸せな気分というのは、自然に顔に笑顔をもたらします。そしてそれは人に伝染するのです。
そうすればあなたの周りに人があるまるようになるでしょう。そして、いつの間にか、周囲から「キレイ」「かわいい」と思われるかもしれません。
目指せ性格のいい美人!頑張りましょう。