夫婦のすれ違いを解決する5つの方法と解消できない場合の選択肢

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結婚後の生活で喧嘩よりも不安になってしまうのが、すれ違いです。

仕事からの帰宅時間や通勤時間など、1日のスケジュールが合わない期間が続いてしまうと、一緒に生活しているのに孤独を感じてしまいます。

夫婦ですれ違いが起こっても、相手のことを信頼してそこまで気に留めないことがあります。

しかし、こうした信頼が逆効果となり、気付いたら年単位でのすれ違いとってしまい、離婚してしまう夫婦もいるのです。

そこで、夫婦のすれ違いの解決方法や、すれ違いが解決しなかった場合の選択肢についてご紹介します。

目次

1、夫婦ですれ違いが起こる原因

離婚の原因にもなる夫婦のすれ違い、では、どうしてすれ違いが起こるのでしょうか?

(1)生活スタイルが違う

一緒に生活をしていても、生活スタイルまで同じとは限りません。

例えば、夫が夜間働いていると、妻が専業主婦でも1日の主な時間は逆転してしまい、一緒に過ごす時間が減ってしまいます。

さらに、子供ができると寝室が別々になることもありますが、こうしたことも生活スタイルに違いを生んでしまいます。

また、家族一緒に食事をする時間が取れずに、会話の時間も減りコミュニケーションが欠落してしまう事もあります。

すれ違いで夫婦関係が悪化するのは、2人で過ごす時間が少なくなり、お互いの愛情が冷めてしまうことが関係しているのです。

つまり、同じ時間が共有できないことが重なると、気持ちがすれ違ってしまいます。

こうしたズレは、始めは気にならないこともあるため、気付いたらすれ違っていた、ということも珍しくありません。

(2)価値観が合わない

すれ違いという言葉のイメージに似ている原因が、価値観が合わないことです。

一人の時間を大切にする夫と一緒に過ごす時間を大切にしたい妻とでは、価値観が正反対です。

そもそも男性と女性は脳の作りや体の構造も違う為、どうしても価値観のズレが生じます。

こうした価値観のズレはなかなか共有することができず、理解できても納得できないことが多いため、最終的に諦めてしまいます。

その結果、相手の行動に諦める癖がついてしまい、愛情が冷めてしまうのです。

もともと他人だった2人ですので、価値観が合わないことはある意味当たり前です。

しかし、合わなさ過ぎることがすれ違いを生み出す大きな原因となってしまいます。

(3)セックスレス

結婚期間が長くなったり、出産をきっかけに陥ったりすることが多いセックスレス、実は、このセックスレスが原因で気持ちのすれ違いが起きてしまうのです。

夫婦のスキンシップは2人の愛を深める行為です。

キスやハグなど、より親密なスキンシップほど、お互いに愛情を感じやすくなります。

セックスはこうしたスキンシップの中で最も親密であるため、感じる愛情も非常に大きなものになります。

そのため、セックスレスに陥るとお互いに相手の愛情を感じにくくなり、気持ちのすれ違いが起きやすくなってしまうのです。

また、定期的にセックスをするというのは、2人で過ごす時間がきちんと設けられており、お互いに相手に対して愛情を持っているということでもあります。

つまり、セックスレスに陥っている場合、そもそも気持ちがすれ違っている可能性も高いのです。

セックスは夫婦の最大のコミュニケーションと呼ばれるように、夫婦関係を打ちしだす鏡のような存在なのかもしれません。

2、夫婦のすれ違いを解決する方法

夫婦のすれ違いは、些細なことから始まり徐々に大きくなっていきます。

そこで、少しでもすれ違いを解決し、夫婦関係を良好にする方法を紹介します。

(1)夫婦で話し会う

すれ違いを解決するために、確実に必要なことが話し合うことです。

すれ違いが大きくなってしまうのは、相手の考えや行動について諦めてしまうためです。

そこで、きちんと相手の考えなどを共有し理解しようとすることが大切なのです。

男性は、会話をする時は結論がはっきりし、話す目的が明快だったりオチがあったりした方が受け入れやすいです。

逆に女性は、結論や目的などはなくとも、会話をする事ができます。

また、生活スタイルの違いやセックスレスなど、すれ違いが起きる原因の中には、夫婦で協力することによって解決できることもあります。

そのため、解決方法を探り実践していくためにも、話し合うことが必要です。

(2)夫婦二人の時間を作る

すれ違いが起きる要因として考えられるのが、夫婦間でのコミュニケーション不足です。

実は、日頃から会話が多く、一緒にいる時間が長い夫婦ほど、すれ違いは起きにくいことが分かっています。

ですので、なるべく夫婦が二人きりで過ごせる時間を作ることも、すれ違いを解消するには最適な方法です。

長期の休みや有給休暇などを利用し、旅行などの計画を立てる事も楽しみを共有できる時間を作る為には一つの方法として有効です。

二人の時間が増えれば、自然に会話も増え、お互いの考えなども共有できますので、今後のすれ違いが起きにくくなります。

(3)相手を気にかけて行動する

価値観がズレている場合、自分のことを優先するあまり相手のことを考えずに行動していることがあります。

こうした自分本意な行動がすれ違いを引き起こしている大きな原因となっています。

そこで、自分を優先したい気持ちを抑えて、相手を気にかけて行動することですれ違いが起きにくくなります。

少し面倒とお感じになっても、相手の意見を聞いてみるという時間、余裕を持って行動して下さい。

そもそも、自分本意な行動を繰り返す人は価値観のズレ以前に、人として好意が抱きにくく不満しか生まれません。

本来は、お互いに尊敬、尊重した上で共に過ごします、お互いの良い部分を認め合うという事です。

そのため、相手のことを考えているという優しさは、夫婦関係を円満に保つためには欠かせない重要なポイントなのです。

(4)夜に二人だけの時間を過ごす

夫婦でコミュニケーションをとる場合、なるべく二人の時間を過ごすことが最適です。

しかし、仕事が忙しかったり子供がいたりすると、なかなか二人きりの時間はとれません。

そこで、夜に限定して二人だけの時間を作るようにしてみましょう。

時間を限定することで、それまでに仕事や家事を終わらせるという目標ができるため、お互いに努力して二人の時間を実現させるようになります。

すると、お互いが二人の時間を大切にしていることがより明確に感じられるため、気持ちのすれ違いが解消しやすくなるのです。

相手からの愛情を感じ、自分から愛情を与えているという関係が築ければ、今後すれ違いが起きることはないでしょう。

(5)挨拶や感謝を伝える

気持ちのすれ違いというのは、突き詰めていくと相手からの愛情を感じず、不満ばかりが募っている状態です。

こうした状態では二人で過ごす時間を楽しめず、会話量が減っていき、自然と関係に深い溝が出来上がり、それがすれ違いとなってしまうのです。

そのため、日頃から挨拶や感謝の気持ちを伝え、相手への愛情を示しておくことが、すれ違いの解消に効果的です。

特に、他と違いすぐに実践できるほど手軽な方法ですので、すれ違いが起きていると感じたらすぐに実践し、今以上に溝が深まるのを防ぎましょう。

3、夫婦のすれ違いが解決しない場合の選択肢

すれ違いが日常的になっていると、解決しなかったり積極的に解決に向けて行動しなかったりします。←削除

では、すれ違いが解決しない場合には、どうしたら良いのでしょうか?

(1)夫婦カウンセリングを受ける

すれ違いが解決しない場合は、最終手段として夫婦カウンセリングを受けてみましょう。

このカウンセリングでは、夫婦問題全般を相談できるため、すれ違いを根本的に解決できるアドバイスなどが頂けます。

また、解決に向けてなかなか解決に積極的になれない場合にもカウンセリングが有効です。

第三者に相談することが、すでに解決に向けた行動となっているため、スムーズに他の行動も実践できるようになるからです。

そのため、最終的な場所だけでなく、最初にカウンセリングを受けて効率的に解決を目指すのも非常におすすめです。

(2)離婚を弁護士に相談する

いくら頑張ってもすれ違いが解決しない場合、一緒に生活していることのメリットが多くありません。

すれ違いから喧嘩が増えたり、会話量が少なくなったりと、溝が深まるほど一人で生活しているのと大きく変わらなくなります。

ですので、離婚することも視野に入れた行動も最適な選択肢となります。

ただ、実際に離婚する場合、さまざまな取り決めを行わなくてはならず、すれ違いが起きている夫婦だからこそ、離婚協議が長引く可能性があります。

そこで、いきなり離婚協議に入るのではなく、まずは弁護士に離婚できるのか、スムーズに離婚するためにはどうすればよいかなどを相談しに行きましょう。

そして、夫の性格などを考えながら、弁護士と協力してあなたに有利な条件での離婚を目指しましょう。

4、離婚理由の性格の不一致について

さて、夫婦のすれ違いから起きる性格の不一致は、離婚の理由としてよく耳にする言葉です。

しかし、残念ながら法律上性格の不一致は離婚理由とは認められていないのです。

それでは、どうして実際に離婚が成立しているかというと、性格の不一致によってすでに夫婦関係が破綻しており、将来に渡って修復が不可能であると認められたからです。

例えば、話しかけても夫が無視をして会話をしない場合や、夫が妻を誘っても理由なくセックスを断る、といった状況です。

こうした状況が長く続くほど夫婦関係が破綻し、修復は困難だとみなされるのです。

つまり、ただ別れたい、合わないというだけでは離婚できません。

また、この場合の離婚ではお互いに責任があるため、慰謝料請求ができない場合もあります。

不倫による離婚とは状況が大きく異なっているため、離婚を考えたら必ず弁護士へ相談し、適切な方法での離婚を目指しましょう。

まとめ

浮気などと違って、夫婦のすれ違いは明確な基準がなく、気づいたら起きていることがほとんどです。

特に、離婚を考えるまで気づかないこともあり、分からないまま進行していきます。

そのため、少しでも夫婦生活に違和感を抱いたら対策を講じていくことが大切です。

例えば、結婚したのに1人で過ごす時間が多い、1週間も一緒に食事をしていない、などすれ違いのサインをキャッチするのです。

ただし、すでに夫婦のすれ違いが深くなってしまった場合、対策を講じても関係を修復することが難しいかもしれません。

このようなときは、きちんと弁護士と相談しながら離婚へ向けた行動を行いましょう。

どんな場合でも、早めの対策が重要です。

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