「彼がもし浮気をしていたら……」と思うと、いてもたってもいられないですよね。
しかし本当に浮気をしているかどうか、決定的な証拠をつかむまでは、そのモヤモヤが晴れることはありません。
浮気の決定的証拠をつかみたいと思うと、探偵に調査を依頼するのが一般的ですが、調査料金が高いイメージから敬遠している人も多いでしょう。
そこで今回は、自分で浮気調査をする上で注意しておくべき点と、おすすめの調査方法をまとめてご紹介します。
1、自分で浮気調査をすることのリスク
まず調査を始める前に、自分で浮気調査をすることによるリスクを把握して、注意すべき点を理解しましょう。
(1)自分で浮気調査をするのはバレやすい
もし自分で尾行や張り込みを行う場合、そのシルエットや動き方から、彼にあなたであることがバレてしまう可能性があります。
また、どうしても自分の浮気調査となると感情が高ぶって、冷静な判断や行動ができなくなるという傾向もあるようです。
(2)労力がかかる
通常、探偵事務所などによる浮気調査は2~3人くらいのチームで実施されます。
これは尾行や張り込みなどターゲットを見失いやすいことや、顔バレしたときにほかのメンバーとチェンジして対応ができるからです。
これを自分一人でやろうと思うと相当な労力になります。友達とチームを組んでやってもやはり素人では難しいです。
(3)かえってお金がかかってしまう
探偵事務所に依頼するとお金がかかってしまうと思っている人も多いかもしれません。
しかし、尾行をするための車を手配したり、駐車場代を払ったり、張り込みをするためにホテル代を払ったり、盗聴器や録画機材を購入するなど、一度の浮気調査のために様々なものを自分で準備するには結果的に相当お金がかかってしまう可能性があります。
また、自分で調査して失敗してから、探偵事務所に調査を依頼すると、調査の難易度が上がり最初から頼むよりもお金がかかってしまったというケースも多いそうです。
(4)バレた場合、より隠ぺい工作を綿密に行い、さらに証拠をつかむのが難しくなる
もし自分で浮気調査しているところが彼にバレてしまえば、あなたに対する不信感が高まるというリスクがあります。
さらに浮気調査がバレたことにより、より隠ぺい工作を緻密に行うようになるでしょう。
これにより、さらに決定的証拠をつかむのが難しくなるというデメリットがあります。
また先ほどもお話しした通り、最初から探偵事務所に調査を依頼するよりも、バレてしまってから探偵事務所に依頼した場合、相手が隠ぺいに走るため調査に膨大な時間がかかってしまう可能性があります。
上記のように自分で浮気調査をするのはいくつかのハードルがあります。
人によっては自分で調査するよりも、専門家に調査を依頼する方が、結果的に良い場合もありますので、上記注意点をしっかり理解しておきましょう。
2、調査前にできる簡単浮気チェックリスト
ご紹介してきたように自分で浮気調査をするには多少リスクがあります。
そのため最低限リスクを回避できるよう、調査前に本当に彼が浮気をしているのかどうか、チェックリストを参考に確認をしてみましょう。
(1)スマホに関して
- トイレやお風呂にまで携帯やスマホを持っていくようになった
- LINEの通知を非公開に設定するようになった、または非通知の電話が増えた
- 一緒にいるときには電話に出ない、または隠れて電話をする
- 携帯、スマホをいじっている画面を決して見せないようにする
- 内緒でもうひとつ携帯・スマホを契約していた
(2)私生活に関して
- 帰宅するとすぐにシャワーやお風呂に入るようになった
- 帰宅が遅くなり、飲み会などの用事も多くなった
- マメに車の掃除をするようになった
- 身支度が念入りになった
- 金遣いが荒くなった
- お金のかかる趣味を始めた
- 香水を変えた
- 急にダイエットやジム通い、筋トレを始めた
- ネクタイやシャツ、靴など知らない間に新しい物が増えた
- クレジットカードの履歴に知らないものがある
- 自宅に置いてあった避妊具が知らぬ間に減っている
(3)会話に関して
- 用事を説明するとき固有名詞を出さなくなった
- よく会話に登場した人物の名前が急に出てこなくなった
- 言い訳の説明が準備していたかのように細かい
(4)夜に関して
- 頻度が減った、もしくはなくなった
- セックスの趣味趣向が変わった
- セックスのテクニックが急に向上した
これらの項目のうち半分以上当てはまるのであれば、浮気をしている可能性が高いと言えるでしょう。
このほかにも以前とは違う行動を多くとるようになっているのであれば、クロの可能性は高まります。
3、おすすめ度別!自分でできる浮気調査
ここからは実際に自分でできる浮気調査を、おすすめ度順にご紹介します。
(1)財布や服のポケットを見る:おすすめ度☆☆☆
一番手軽で初歩的な浮気調査がこちら。彼の財布の中身や服のポケットの中を調査してみましょう。
ターゲットとなるのはレシートや領収書。
コンビニやホテル、レストランなどのレシートや、ショップカード、名刺、ポイントカード、駐車券などに普段いかないような場所があれば要注意。
浮気をしていた可能性が高いので、コピーや写真を撮っておくなど証拠として取っておきましょう。原本は怪しまれないよう元に戻すのを忘れずに。
また財布にコンドームが入っている場合も怪しんだ方が良いでしょう。
(2)車、ETCの履歴をチェックする:おすすめ度☆☆☆
車を持っている人の場合、こちらも手軽でおすすめの浮気調査方法。
浮気相手とデートの痕跡や証拠を掴める可能性があります。チェックすべき項目は以下の項目。
①ニオイ
浮気相手を連れ込んでいる場合、女性独特のニオイが残っている場合があります。
知らないシャンプーやボディクリーム、香水のニオイが残っていれば女性を連れ込んでいた可能性が高いでしょう。
②シートの位置
車を使っている人であれば、シートの定位置というものがあるでしょう。
もし助手席のシートの位置やリクライニングが変わっていれば、知らない人を連れ込んだ可能性が高まります。
③カーナビの履歴
古い車でなければ大体車にはカーナビが搭載されていますよね。そのカーナビの履歴を見るのも浮気調査にはおすすめ。
知らない場所や普段いかないような場所に行ったがあれば、浮気をしていた可能性が高いでしょう。
④髪の毛や落とし物、ゴミなど
浮気相手を連れ込んでいたのであれば、髪の毛や車内のゴミも手掛かりになります。
自分とは違う髪色や髪の長さの髪の毛があったり、食べたはずのないお菓子のカスがあったり、見覚えのないアクセサリーなどが落ちていれば、クロの可能性大。
また、車内に浮気に使用する何かを隠している可能性がありますので、シートの下、ダッシュボード、トランクの中など隅々まで確認しましょう。
⑤ETCの履歴
ETCカードも履歴を確認することができます。カーナビと同様、行動履歴を確認するのには欠かせないチェック項目です。
(3)パソコンをチェックする:おすすめ度☆☆
パソコンにも多くの手がかりがあります。ただし、個人で常にパソコンを持ち歩いている人の場合は、調査するのが少し難しいかもしれません。
おすすめは彼が寝ている間に情報をすべてUSBメモリなどに移してしまう方法。こうすれば後でゆっくり調査することが出来ます。
チェックするべき事項としては、ブラウザの閲覧履歴、メールやSNSの履歴、スカイプなどのチャット履歴です。
(4)彼の行動記録をつける:おすすめ度☆☆
こちらはリスクの少ない簡単な方法ですが、決定的な証拠をつかむのには少し弱いかもしれません。
彼の日々の行動を日記などにチェックすることにより、いつもと違う行動や言動に気付きやすくなります。
また出張や残業、飲み会の日などをチェックしておくことで、後々何か証拠となるレシートが見つかった時、照らし合わせるのに便利という利点があります。
(5)スマートフォンをチェックする:おすすめ度☆☆
個人情報の宝庫スマートフォン。
常に持ち歩いていること、ロック解除をする必要があるなどハードルがありますが、見ることが出来れば相当な量の浮気情報を入手できる可能性があります。
パスコードのロック解除をすることが出来た場合、以下の項目をチェックしてみましょう。
- LINEやメールのやりとり
- 写真フォルダ
- SNS
- ブラウザの閲覧履歴
- 電話の履歴
- 浮気アプリを入れていないかどうか
- 文字入力の予測変換
彼の携帯やスマホをチェックした後は、怪しまれないよう後始末をしっかりしましょう。
また、証拠となるものがあった場合は、自分のスマホで写真を撮ったり、フィルムカメラで写真を撮ったりと、証拠はしっかりと取っておきましょう。
万が一の場合、証拠になる可能性があります。
(6)Suica等の交通系ICカード、クレジットカードの履歴を見る:おすすめ度:☆☆
これはどのようなタイプかによって、入手の難易度に差があります。例えば明細が家に郵送されてくるタイプであれば、その明細を見るのは簡単でしょう。
ただし利用履歴や明細が登録しているメールアドレスに届く場合は、彼のメールアドレスにログインする必要があります。
PASMOやSuicaなどの交通系ICカードの場合は、券売機で履歴を印字することが出来ます。
もし彼のPASMOやSuicaが入手出来たら、履歴を印字してみるとよいでしょう。
(7)GPSを使う:おすすめ度☆☆
浮気調査の有効な手段の一つがこちら。彼がどこにいるか、どこに行ったかが丸わかりのため、この後紹介する張り込みや尾行をするのにも役立ちます。
彼のスマートフォンのGPS機能を使うためには、彼のスマートフォンをゲットするというハードルがあるため、おすすめは別途GPS機器を購入し、彼の服やカバン、車に仕込んでおくこと。
最近では数千円~購入できたり、レンタルすることもできたりするそうですよ。
(8)尾行する:おすすめ度:☆
浮気調査と言えば一番イメージされるのが尾行ではないでしょうか。これは自分でも行うことが出来ますが、バレるリスクが高まります。
お話しさせていただいた通り、シルエットで彼にバレてしまったり、挙動不審な動きでバレてしまったり、見失ってしまったりというリスクがあります。
また膨大な時間もかかり、体力も必要になるため、時間に余裕があり、体力にも自信のある人でないと難しいでしょう。
(9)盗聴器を使う:おすすめ度☆
こちらも浮気調査としてはテッパンですがかなり玄人的スキルが必要な方法です。
自分の部屋にこもることが多い人や、車で出かけることが多い人に有効な浮気調査方法です。盗聴器の設置としておすすめの場所としては下記の通り。
- コンセント
- 掛け時計の裏
- テレビの裏側
- 室内灯の中
- 机の裏
- 換気扇
- エアコン
- 車のダッシュボードの裏
盗聴器には無線式盗聴器、録音式盗聴器、電話回線式盗聴器、特殊型盗聴器の4種類があります。
シーンや使いやすさなど、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。ただし、人の敷地や建物、所有物に盗聴器を仕掛けるのは厳禁です。法に抵触するおそれがあります。
不安な場合は、探偵事務所に相談してもよいでしょう。
①無線式盗聴器
盗聴内容を無線で飛ばすタイプの盗聴器になります。仕掛けやすい分発見されやすいというデメリットがありますが、最もポピュラーな盗聴器です。
②録音式盗聴器
内蔵ICメモリに盗聴内容を録音するタイプです。
盗聴器というとコンセントなどに模した形を想像しがちですが、このタイプの場合、ペン型などより軽量な形をしているものが多くあります。
③電話回線式盗聴器
電話機に取り付けることで、電話機そのものが盗聴器になるタイプです。
コールするだけで、電話機の受話部分からの音声を拾います。受話器部分が電話機に置かれていても関係ありません。
④特殊型盗聴器
特殊型盗聴器には形状が特殊なもの、盗聴内容を特殊な電波で発信するものの2タイプがあります。
前者は折り畳み傘や腕時計など一般的に盗聴を連想しづらいアイテムに偽装したもの、後者は解読方法を知っている者でなければ内容を知ることはできないものです。
(10)張り込みする:おすすめ度☆
こちらも浮気調査のテッパン調査方法ですね。
しかし、張り込みはある程度場所の目星をつけていなければ、難易度が高く、労力のわりに取れ高が少ない方法になります。以下は浮気現場になりやすい場所です。参考にしてみてください。
- 職場
- 出張先
- 趣味や習い事の教室
- 行きつけの飲み屋やバー
GPSも一緒に使って、張り込み場所の目星をつけておくとよいでしょう。
4、裁判で使える証拠を取るには
浮気調査を自分で進めたい人の中には、裁判・慰謝料請求で使える証拠が欲しいという人もいることでしょう。
一番証拠となるのは、「浮気相手との間に肉体関係があった」という事実が証明できるものです。
そのため、ラブホテルに二人で入るところ、出るところの証拠写真や、どちらかの家に二人でいる写真など、セックスをしていたことが立証できる証拠が裁判や慰謝料請求の際には必要となります。
これらの証拠をつかむことは大変難易度が高く、証拠として使えるかどうか細かい法律的知識も必要になります。
徹底的に調べ上げたい人は専門家へ依頼する方がよいでしょう。
5、浮気がわかった後にするべき行動
浮気や不倫は発覚したその後の行動が二人の未来を左右します。
そのためその後とる行動については、慎重にならなくてはなりません。ここではその後取るべき行動をご紹介します。
(1)特に何もしない
「彼との関係をすぐにどうこうできない…」そんな方は一旦様子見しましょう。
その上で浮気をされたことのある友人に相談したり、彼と共通の友人に最近の彼の様子を窺ってみたりしましょう。
いいアドバイスをもらえ、解決に導いてくれるかもしれません。ここでは辛い気持ちになった時に一人で抱え込まないことが重要です。
もしほかの人に相談しても抱えきれない場合は、彼に相談することも考えてみましょう。
(2)証拠を使ってそれとなく浮気を自白させる
浮気や不倫は二人の関係において無視できない問題。これから長い付き合いをしていきたい相手だからこそ、しっかり今後について話し合いをしておきたいと考える人も多いでしょう。
そのためにはまず、彼に自白させることです。それとなく証拠をちらつかせてみましょう。
どんな対応をするかで、その人の人間性も見極めることが出来るので、彼がどんな反応をして、どんな謝罪をしてくれるのかを見て、長く付き合っていくべき相手なのか判断するのも手でしょう。
(3)離婚する、別れる
「浮気や不倫は絶対に許さない」そんな人はこの機会に別れるというのも手でしょう。
ただその場合もこの人と別れることでどんなメリット、デメリットがあってそれは他の人と付き合って解決される問題なのかを事前に分析しておいた方が良いでしょう。
別れてから後悔してしまう場合もありますので。
(4)証拠を離婚の慰謝料請求の切り札として使う
彼と別れる、別れないにしろ、何かわかりやすく償ってもらわないと許せない人も多いでしょう。
その場合は慰謝料を請求することを考えてみてもいいかもしれません。慰謝料とは、彼氏や旦那とその浮気相手から受けた精神的な苦痛に対して支払われるお金です。
一般的に浮気や慰謝料の相場は50万円~300万円と言われていますが、明確な基準はなく、ケースによって異なります。
例えば浮気が原因で別居になった場合は100万円~200万円、浮気が原因で離婚になった場合は200万円~300万円、離婚も別居もせず夫婦関係をそのまま続ける場合は50万円~100万円が相場と言われています。
他にも要素として浮気相手の年齢、婚姻期間、浮気前の婚姻生活の状況、浮気の期間や具体的内容、浮気相手との逢瀬の頻度、浮気相手が子供を妊娠、再発かどうかなどにより慰謝料の金額が変わります。
詳しく知りたい場合は専門の方や弁護士に相談してみるとよいでしょう。
6、まとめ
今回は自分でできる浮気調査とそのリスクについてご紹介しました。より正確に決定的証拠をつかみたいのであれば専門家への依頼が良いでしょう。
この記事を参考に、より良い関係、人生が歩めることを祈っております。