厭世的(えんせいてき)という言葉を知っていますか。聞いたり使ったりしたことはあるでしょうか。厭世的(えんせいてき)の意味や使い方から、厭世的(えんせいてき)な考え方について、幅広くご紹介していきます。厭世的(えんせいてき)な考え方を改善する方法もご紹介しますよ。
厭世的の意味とは?厭世的な人ってどんな人?
「厭世」とは「世を厭う(いとう)」ということです。厭うとは、嫌だと思って避ける、つらいこの世を避け離れるという意味で使われます。つまり、厭世的とは、人生に悲観的になって、生きることがつらく、嫌になっている様子を表す言葉です。 厭世的な人とは、希望を失ったり、絶望したりして、生きているのが嫌になっている人のことを指します。人生にうんざりして、辛い思いをしている様子を表しています。
厭世的の使い方・例文
「毎日、嫌味を言われ続けて厭世的になる」というように使われます。生きていることが嫌になるくらい、追い詰められて、辛く苦しい状況を表します。 また、「厭世的な作品」というように芸術に対しても使われます。絶望を題材にした作風や悲劇を描く作家などに使われます。
厭世的の類語
「厭世的」の類語には、「絶望的」、「悲観的」、「ペシミズム」という語が挙げられます。絶望的、悲観的はどちらも世の中が嫌になり、悲しみに暮れている様子が表されます。 「ペシミズム」とは、ラテン語の「最悪」の意味の語を最上級にした造語です。世の中は不幸と非合理しかないという世界観のことを言います。
厭世的の対義語
「厭世的」の対義語は「楽観的」、「オプティズム(オプチミズム)」が挙げられます。楽観的とは、世の中は楽しいこと、嬉しいことでできているという考え方です。 「オプティズム」とは、ラテン語で最善という意味で、楽観主義という意味があります。
厭世的の英語表現
厭世的は英語で「pessimistic」と書き、「ペスミスチック」と読みます。厭世的の他に、悲観的とも訳されます。「take a passimistic view of life」は「人生を悲観する」と訳されます。
厭世的な人の特徴
厭世的は人や考え方に使われることがあります。厭世的な人とは、どんな人のことを指しているのでしょうか。それでは、厭世的な人の特徴を見ていくことにしましょう。
特徴1:すぐに諦めがち
厭世的な人は、なんでも物事を始める前から「どうせ無理に決まっている」、「どうせうまくいかない」と思い込んでいます。物事に対して、夢とか希望というものがないのです。 そのため、少しでも上手くいかないことが出てくると、「やっぱりうまくいかない」とすぐに諦めてしまうのが、厭世的な人の特徴です。乗り越えられるくらいの壁でも、すぐに諦めてしまうので、いつまでも乗り越えることができません。
たとえ、物事がうまく進んで成功したとしても、厭世的な人は自分の努力や実力で得た結果とは思わず、「たまたま運がよかった」、「たまたま今回はうまくいっただけ」と思ってしまうのです。
特徴2:愚痴や文句などネガティブな発言が多い
厭世的な人は、物事をなんでもマイナスに捉えるので、何に対しても批判が多く、愚痴や文句ばかり言っているのが特徴です。何かにつけて、物事のマイナスの面を見つけ出しては、愚痴や文句を言うので、周囲の人もうんざりしてしまいます。 何かを始めようとしても、批判ばかりされ、マイナスのことばかり言われてしまうと周囲の士気も下がってしまいます。厭世的な人は、愚痴や文句を言うことが癖になってしまっていて、愚痴や文句を言っていないと不安になるのです。
厭世的な人は、物事をポジティブに考えられないので、うまくいっていると返って不安になり、粗探しをしてしまいます。物事を進める上で、常にリスクを考える姿勢は大切ですが、厭世的な人の場合、無理矢理マイナス方向に考えるので、周囲からは敬遠されてしまいます。
特徴3:笑顔が少ない
いつも愚痴や文句を言っていたり、物事をマイナスの方向にばかり考えて、四六時中ネガティブな気持ちに支配されているのが、厭世的な人です。そんな厭世的な人は、笑顔の時がとても少なく、いつも不機嫌に見えます。 誰でも、心の中が、不安や批判でいっぱいになっていると、楽しいことやおもしろいことがあったとしても、笑うことはできませんよね。笑顔でいる時間が減れば減るほど、自然と気持ちも重くなっていきます。
厭世的な人は、不機嫌に見えたり、笑顔が少ないととっつきにくい印象を与えることになり、周囲の人を寄せ付けない雰囲気を出してしまっています。本人としては、特に不機嫌というわけではなく、ただ、笑うことがわからなくなってしまっているのです。
特徴4:人の話を否定することが多い
厭世的な人は、物事人嫌気がさしていて、なんでもマイナスに考えてしまう傾向があるので、人が話していることについても、否定することから入ってしまいます。相手のことを嫌っているからでも、嫌な気持ちにさせたいわけでもありません。 人が頑張っている姿や成功したことについて、否定的なことを言ったとしても、それは妬みではないのです。ただ、厭世的な人は、なんでも否定から入ってしまうという思考回路をしているため、人の話も否定ばかりしてしまうのです。
特徴5:会話が弾まない
厭世的な人は、相手の話を批判したり、口を開けば、愚痴や文句ばかりで、笑顔も少なく、周囲の人も会話をするのに気が引けてしまいます。厭世的な人にとっては、人生に疲れてしまっていて、何に足しても興味を持つことができないので、なんでもいい、どうでもいいのです。 そのため、何か話題をと思って、厭世的な人に話をしても、話に乗ってくることがなく、会話が途切れてしまうことが多いのが特徴です。会話は双方が話題に興味を持って、話をするから弾むのです。誰かが興味のないしらけた様子だと、会話は弾みませんよね。
厭世的な人の性格
厭世的な人は、その特徴から親しくする機会も少なく、本当はどんな性格なのかよくわからないということが多いのではないでしょうか。それでは、次は、厭世的な人の性格について見ていくことにしましょう。
性格1:物事に価値を見出さない
厭世的な人は、「これをやってどんな意味があるのか」、「うまくいかないのにやるのは面倒くさい」と考えてしまっています。なんでも始めからうまくいかないと思い込んでいるので、物事に対してなんの価値も見い出せないのです。
普通、人は、物事に取り掛かるとき、成功するように頑張ります。失敗しないように努力をします。そして、努力の結果、成功を手にして自信をつけます。始めからうまくいかないとわかっていることに対して、それをする価値を感じることはできるでしょうか。 きっと、始めからうまくいいかない相当困難なことに対しては誰でも、やる価値を見い出すことは難しいでしょう。厭世的な人にとっては、自分が生きている世界の中の全てのことが、うまくいかないと諦めているので、すべてに対して価値を見い出すことができずにいるのです。
性格2:被害者意識が強い
厭世的な人は、世の中が嫌になり、すべてのことに絶望し、とても辛い思いをしています。そんな辛い自分の殻に閉じこもってしまっているのは、自分の辛さをわかってくれる人は誰もいないと思っているからです。 厭世的な人は、誰かに話をする前から、自分の辛さや自分の気持ちをわかってくれる人はいないと諦めて決めつけているのです。自分の考え方を変えようとしたりするのではなく、自分にそんな苦しみを与えているこの世界が悪いのだという被害者意識を持っているのです。
厭世的な人は、自分が置かれている環境が誰よりも一番、不幸だと思っています。自分にだけ不幸が舞い込んでくると思い、他人の不幸な話を聞いても、自分よりはマシだと思うのです。そして、人よりも不幸だと感じ、さらに暗い気持ちになっていくのが厭世的な人の性格です。
性格3:なんでも自分が悪いと思ってしまう
厭世的な人は、自分がとった行動や自分の発言がなにか悪いことをしたのではないかと心の中では心配しています。一つ一つの自分の言動が正しいものだったのか不安に思っています。自分の言動が原因で、なにかとんでもない不幸を呼び寄せるのではないかと怯えているのです。 厭世的な人が、関係ないようなことでもどこかで問題が発生すると、何か自分がしたことが関わっているのではないかと心配になります。このように、厭世的な人は、毎日あらゆるところで起こるハプニングのひとつひとつに過敏に反応してしまうので、心が疲労してしまいます。
厭世的な考えに至る心理的原因は?
厭世的な人は、一体どうして厭世的な考え方になってしまっているのでしょうか。ここからは、厭世的な考えになってしまう心理的原因について探っていきたいと思います。厭世的な考えになる原因がわかれば、厭世的な考えを変える方法がわかるかもしれませんよ。
原因1:幼少期に愛情や成果を十分に感じていない
幼少期に愛情を十分に受けた経験がないまま、大人になると、自分は愛される価値がある人間ではないと思うようになってしまいます。自分が生きている価値がわからず、人から愛されるということがわからないと、生きていることが苦しくなります。 また、愛情と同様に、幼少期に成功した経験や努力したことによる成果を感じることが出来なかった人は、大人になると、「成功する」、「成果がある」ということを想像できなくなります。そうすると、物事にチャレンジしたり、努力をすることの意味がわからなくなります。
幼少期の経験は、大人になったときに大きな影響を与えます。幼少期に経験できなかったことを、大人になって想像することはできないのです。人に愛されること、物事がうまく進むことは人生を生きていく上でなくてはならない経験です。 この体験がなければ、つらいことがあったときに乗り越えることができません。厭世的な人には、このような体験がないので、つらく苦しい時に乗り越えることができずに、すべてが嫌になり、諦めてしまう厭世的な考えになってしまうのです。
原因2:人間不信になっている
厭世的な考えになった原因に、過去に人に裏切られて深く傷つき、そのことがトラウマとなっているという場合があります。信じていた人に裏切られたという経験をすると、また裏切られるのではないかという恐怖心が生まれます。 二度と裏切られたくない、あんなに苦しい思いをしたくないと思うと、人を信じることが出来なくなります。そうすると、次第に人との関わりを拒絶するようになり、誰に対しても心を開くことが出来なくなり、世の中の全てが敵だと思うようになってしまいます。
周りのすべてが敵だと思う世界に希望や夢を抱くことなんてできませんよね。そんな世界だったら嫌になって当然です。こんな思いを心に抱えているのが、厭世的な考えになってしまう原因なのです。
原因3:自分に自信がない
厭世的な人は、自分に自信がないため、そのことを隠すために別の視点から物事を見ようとします。それが、物事の悪い面ばかりを見つけ、文句や愚痴を言うことに繋がっているのです。自分に自信がないと、物事はうまく進むというようには考えられません。 しかし、物事がうまくいかないのは、周囲の環境が整っていなかったり、他に原因があるからだと思いたいのです。自分に自信がないから、自分に原因があるということを認めなくてはいけない状況を作り出したくないのです。
厭世的な考え方や生き方のデメリット
次は、厭世的な考えや生き方が与えるデメリットについて考えていきたいと思います。厭世的な考えで毎日を送るだけでも、とても苦しい辛い気持ちを抱えているはずです。そんな厭世的な考えや生き方が、人生に与える影響について見ていきます。
デメリット1:無気力な状態が続いてしまう
厭世的な考えを持つ人は、何をしても楽しむことができません。何をしても楽しむことができないと、何に対してもやる気がでなくなります。誰でも楽しくないことはやりたくないですよね。厭世的な考えを持っていると、何もしたくなくなってしまうのです。 世の中に対してネガティブな感情しか持っていないと、楽しいと感じることはあるはずないですよね。何か楽しいことを探そうとしても、どこか冷めた目で見てしまうのです。結局、楽しいことを見つけることもできず、心だけが疲れてしまうのです。
また、やる気を出そうとしても、「どうせうまくいかない」と思ってしまうと、「うまくいかないなら、やらない方がいい」という結論に達してしまい、やる気も失せ、何も始められなくなってしまい、無気力な状態になってしまいます。
デメリット2:恋愛がうまくいかない
厭世的な考えや生き方をしていると、恋愛がうまくいかなくなってしまいます。恋愛をしているときは、一緒にいる時間を楽しんだり、楽しく明るい未来を考えてワクワクして、キラキラした毎日を送ることができます。 しかし、厭世的な考えや生き方をしていると先の心配ばかりしてしまい、楽しむことができなくなり、一緒にいる相手にも不安な気持ちにさせてしまいます。そんな関係では、明るい将来を考えることが出来ずお互いに一緒にいることが苦痛になってきてしまいます。
そんな関係では、長続きすることは難しくなります。恋愛をすることにも億劫になってしまい、誰かを好きになったり、誰かに好きになってもらうことを拒んでしまうようになってしまう可能性もあります。
デメリット3:悪い方向に進んでしまう
不思議なもので、物事は良い方向に考えていると良い方向に進み、悪い方方向に考えると悪い方向に進んでしまいます。「言霊」という言葉をご存じでしょうか。「言霊」とは、口から出した言葉には力が宿り、そのようになるというものです。 厭世的な考えや生き方をしている人は、ネガティブな発言をしがちです。ネガティブな考えや発言は物事をうまくいかない方向に進めてしまいます。始めからうまくいかないと決めつけると、本当の力を抑えてしまい、結果的にうまく行かなくしてしまっているかもしれません。
厭世的な考えをしていることで、自分の本来の力を抑えてしまい、結果としてうまくいかないということを繰り返すと、厭世的な人は「やっぱりうまくいかない」と考えます。このように負のループにはまってしまう可能性があります。
厭世的な人との付き合い方
厭世的な人とはうまく付き合うことが大切です。厭世的な人の考えや生き方に影響を受けてしまうと、とても苦しくなってしまう可能性があります。それでは、厭世的な人との付き合い方についてご紹介します。
付き合い方1:適度な距離を置いて接する
厭世的な人とは、必要以上関わらず、一定の距離を保って付き合うことが大切です。厭世的な人と深く関わりすぎると、あなたまでネガティブば考えになります。一緒にいる時間が増えれば増えるほど、どんどんネガティブな気持ちになってしまいます。 厭世的な人が、愚痴や文句が多いのは、そういう性格であって、あなたが嫌いだからではありません。厭世的な人の愚痴や文句は、癖の一つなのです。ですから、あなたが何かを変えたところで、厭世的な人の愚痴や文句など、ネガティブなことは変わりません。
厭世的な人は、考えや生き方を簡単には帰れません。だから、あなたは、この人はこういう人なんだと割り切って、程よい距離を保って付き合うようにしましょう。
付き合い方2:愚痴や文句などは聞き流す
厭世的な人は、愚痴や文句が多いです。厭世的な人の場合は、もう癖の一つなので、いちいち気にせずに聞き流すようにしましょう。一つ一つに反応していると、あなたの心までネガティブになって、疲れてしまいます。 愚痴や文句などのネガティブな発言は、人の気持ちまで暗くしてしまいます。あなたがしようとしていることに対して、厭世的な人は否定的なことを言ってくることもあるかもしれませんが、真に受けずにあなたはあなたの考えをしっかりと持つようにしましょう。
付き合い方3:ポジティブな発言をする
厭世的な人のネガティブな発言に負けないくらい、ポジティブな発言をするようにしてみて下さい。厭世的な人がネガティブな発言をしたときは、ポジティブなことを教えてあげましょう。 それでも、厭世的な人の考えは変わらないと思いますが、ポジティブなことを口に出すことで、厭世的な人が出したネガティブな空気を上塗りすることができます。ポジティブな発言をすることで、あなた自身の気持ちを明るく強く持つようにしてください。
厭世的な考え方を改善する方法
厭世的な考えで毎日、生活しているのは辛く苦しいですよね。厭世的な考え方を変えたいと思っているのではないでしょうか。いろいろな経験から染みついてしまった、厭世的な考えを今すぐに変えるのは難しいことです。 しかし、少しずつ意識することで、厭世的な考えを変えることはできます。それでは、厭世的な考え方を改善する方法をご紹介しますので、ぜひ、実践してみてください。
改善方法1:ポジティブな言葉を否定せずに受け入れる
厭世的な人は、ポジティブな発言を受け入れることができません。周囲の人がいくらポジティブなことを言っても否定します。厭世的な人は、なんでもうまくいかないという思い込みがあるからです。厭世的な考えを改善するには、その思い込みを取り払うことが必要です。 厭世的な考え方を改善するために、ポジティブな言葉を受け入れるように意識して下さい。続けるうちに、これまで無意識に反射的に否定して受け付けなかったポジティブな言葉を受け入れるように意識するだけで、ポジティブな言葉を違和感なく受け入れるようになります。
ポジティブな言葉を否定せずに受け入れるようになると、物事をポジティブに考えることが出来るようになってきます。あなたの中の、どうせうまくいかない、物事に価値を見い出せないという思い込みを取り払うことが出来るようになりますよ。
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改善方法2:自分が厭世的であることを認める
厭世的な考えを改善するためには、自分が厭世的な考え方を持ち、厭世的な生き方をしているということを自分でしっかりと認めることが重要です。改善したいと思うことをしっかりと把握していないと、どんなことでも改善することはできません。 自分の嫌な面は、目を背けたいもので、なかなか認めることは出来ないものです。しかし、認めることで、そのことについて理解を深めることができます。自分が厭世的な考えや生き方をしていることを認めることで、厭世的な考えや生き方について知ることができます。
厭世的な考えや生き方を知ると、厭世的な考えや生き方が自分をどれだけ苦しめているのかを知り、改善できればどんな違う生き方が出来るのかを想像することができます。新しい世界を想像できれば、厭世的な考えや生き方から抜け出すことができますよ。
改善方法3:日記をつけるようにする
厭世的な考えや生き方をしている人は、世の中に対して批判や諦め、失望などのネガティブな感情を抱えて生きています。しかし、その気持ちは漠然としていて、どんなことに対して、どんな気持ちを抱いているのかはっきりと自覚はできていないことが多いです。 はっきりとしていないので、ネガティブな気持ちだけが積み重なってしまっている状態です。日記をつけることで、自分がどのようなことに、どのようなネガティブな感情を抱いているのかわかります。自分の感情を文字にして、見ることで感情の整理をすることができます。
日記をつけることで、自分の感情を整理することができるのと同時に、心の中に溜めているものを吐き出すことができ、心が軽くなることを感じることができます。自分の心の中をうまく文章にできない場合は、絵日記のように、感情や出来事を絵にしてみるのも効果的です。
改善方法4:チャレンジしたことを最後までやり遂げる
「どうせうまくいかない」となんでもすぐに諦めてしまうのが、厭世的な考えや生き方をしている人の特徴の一つです。しかし、うまくいかないと決めつけているだけで、うまくいかないとは限りません。 たとえうまくいかなかったとしても、必ずやることに意味はあるのです。やり切ったという実感を得るために、せっかくチャレンジしたことは、途中で投げ出さずに最後までやり切ってみて下さい。途中で諦めたくなることもきっとあると思います。
しかし、そこで諦めずに最後までやり切ったという事実が、結果はどうであれ、自信に繋がります。何かにチャレンジして、やり遂げるという経験は、あなたのこれからの物事への考え方や取り組み方を変えることになります。 うまくいかないという思い込みから、うまくいくにはどうすればよいかと、物事を進めるために考えるようになります。物事を進めることを考えるのは、厭世的な考えを改善できたということです。
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改善方法5:人に相談する癖をつける
厭世的な考えを持っている人は、自分の考えを理解してくれる人はいないと思い込み、人を拒絶しがちです。それは、過去に辛い経験をしたという場合もあります。誰かに傷つけられるなら、誰にも頼りたくない、誰にも本心を明かしたくないと心を閉ざしているのです。 しかし、過去にあなたを裏切り傷つけた人間と全く同じ人間はいません。あなたの近くにいる人は、あなたのことを理解しようとしてくれる人かもしれません。人に頼ったり、人に自分の本心を明かすのは勇気がいることです。
始めから、自分のことをなんでも話す必要はありません。ささいなことを相談してみるように意識してみて下さい。厭世的な考えのあなたなら、その時の相手の反応を敏感に察知するのではないでしょうか。 その時、あなたに少しでもホッとする気持ちを感じることが出来れば、あなたの厭世的な考えも変わってくるかもしれません。少しあなたの心を誰かに開いてみるために、誰かに相談する癖をつけることを意識してみましょう。
厭世的な考えを変えていこう!
いかがだったでしょうか。厭世的な考え方を持っていると多くのデメリットがあることを理解いただけたのではないでしょうか。厭世的な考えが変われば、今まで生きてきた世界が変わりますよ。 楽しいことや明るい未来なんて考えることができなかった人生で、やりたいことなど未来を考えることができるようになります。厭世的な考えを変えることは、難しいことかもしれません。でも、世界が変わると思って、改善方法を試して、厭世的な考えを変えて下さい。