メンタルブレイクという言葉を知っていますか?心が折れる様子を表わす言葉で、若者言葉として浸透しています。この記事では、メンタルブレイクの意味や使い方を解説し、どのような性格の人がメンタルブレイクになりやすいのか、また、メンタルブレイクになってしまったときの対処法までご紹介します。
メンタルブレイクという言葉を知っていますか?
「メンタルブレイク」という言葉を聞いたことはありますか? 「SNSで見たことある!」という人も多いかと思いますが、若者たちの間では日常的な会話の中でも浸透し、使われている馴染み深い言葉なのです。 今回は「メンタルブレイク」の意味や使い方、メンタルブレイクの解消法までご紹介します!
メンタルブレイクの意味とは?
メンタルブレイクは、文字通り「心が壊れる」という意味を表します。「メンブレ」と略して使われることもあります。ちなみに、「メンタルブレブレ」の意味で「メンブレ」が用いられることもあります。 メンタルブレイクは専門用語っぽい響きではありますが、心理学的用語でもありません。ネットスラングのひとつで、もともとは2ちゃんねるの掲示板でよく使われていた言葉です。 また、アイドルオタクの間では、「推しメンバーがブレる」の意味で「メンブレ」を使用することもあるようです。
メンタルブレイクの類語
メンタルブレイクに似たような類語は他にもあります。いくつかご紹介しましょう。 メンタルブレイクとよく似た言葉に「メンタル崩壊」というワードもあります。略すと「メンホー」という言葉になります。 「死ぬ」という言葉を「タヒる」と表現するのも目にしたことがあるのではないでしょうか?ちなみに「タヒ」とは死の感じの下部を取ったものです。 また、「辛い」という言葉を「つらたん」や「つらみ」という意味で表現するのも特徴です。どちらも、「つらい」の語尾を可愛さ重視でアレンジしたものです。今はさらに発展して、「きびしい+つらい」が合わさった「きびつい」という言葉も生まれています。
メンタルブレイクの英語表現
メンタルブレイクは和製英語ですが、同じような意味を持つ英語表現も存在します。 「mental breakdown」と「upset」のふたつが挙げられます。 「mental breakdown」とは「精神衰弱」の意味を、「upset」は「嫌な気持ち」を示す言葉です。前者の方が「メンタルブレイク」の語感にも近いですね。 外国人の友達に「メンタルブレイクってなに?」と聞かれたら。「mental breakdown」に近い言葉だと教えてあげましょう。
メンタルブレイクするのはどんな時?
それでは、みんながメンタルブレイクする時はどんな時なのでしょうか?だいたい何かしらショックを受けているのだろうなと予想はできますが、実際のところどうなのでしょうか? ここからは、主にどのようなことが引き金となってメンタルブレイクを起こしてしまうのかを紹介していきます。
原因1:失恋した時
最初に思い浮かぶ原因といえば、失恋ですよね。思い浮かぶ以前に、SNSでもよく失恋してメンタルブレイクしている人の書き込みはよく見られるものです。 失恋してメンタルブレイクするのは当然のことのようにも思います。失恋時のメンタルブレイクは、ある意味ピッタリな言葉です。
原因2:テストの点数が悪かった時
テストの点数が悪かったときって、結構ショック受けますよね。今ではそんな時にも「メンタルブレイク」の言葉を使用します。 「テストの話しないで、今メンブレ中だから…」という具合に、中高生の間では会話の中でも使うことがあります。逆に、「点数悪くてメンブレなんだけど!」といった具合に、ネタ的に扱ってもらいたい時に使うパターンもあります。
原因3:バイトで失敗してしまった時
メンタルブレイクは、バイトでミスしたときにも使用します。 バイトを始めたばかりの頃は誰でもミスをするものです。仕事に慣れてきてもミスはつきものです。バイトでミスをしてメンタルブレイク…、これも幅広い年代の人に当てはまりそうな使い方ですよね。 仕事場で「メンブレ」という言葉を使用するのは相応しくないので、あまり口に出して使っている人は居ないのではないでしょうか? バイトでも社員でも、どんな立場でも仕事でミスをして反省し次に繋げることは良いですが、メンタルブレイクしすぎてほかの作業に支障が出ないように注意しましょう。
原因4:SNSで批判された時
SNSでの一個人の投稿に対する批判は、知らぬ間に起こります。何気なく自撮りを上げたときに、思わぬ中傷を受けたりするとメンタルブレイクするのは当然ですよね。 SNSでメンタルブレイクについて呟くパターンとしてはもう一種類あって、現実でメンタルブレイクしたことをSNS上で吐き出すというのもよく見受けられます。 これは現実に起きたことをネット上で吐き出しているだけで、ネットによってダメージを受けたわけではないパターンです。
原因5:そんなにメンブレじゃなくてもネタとして使う
もう一つの使い方として、ネタとしてメンタルブレイクを使う場合があります。 軽い感じのノリで「メンタルブレイクしたわ~」などと言うことで、自らいじられキャラを買って出ることもできます。声のトーンによっても、本当のメンタルブレイクなのかどうかが見分けられそうですね。
メンタルブレイクしやすい人の性格的な特徴
一体どんな性格の人が、メンタルブレイクしやすいのでしょうか?というより、メンタルブレイクしやすい性格ってあるのでしょうか? ここからはメンタルブレイクしやすい人の特徴をご紹介します。合わせて、どのような事を心掛ければメンタルブレイクしにくくなるかという対策も性格別にご紹介していきますので、参考にしてみて下さい。
性格1:完璧を求めすぎる
何においても最高の状態を求める完璧主義者な人は、少しの失敗でもメンタルブレイクに陥る可能性は大です。 完璧にすべてをこなすのは素晴らしいことですし、やり終えたを終えたときの達成感もすごいですが、普段から完璧主義でいると一気に疲れてしまいます。 完璧を求めるのであれば、尚更少しのミスには動じないような強い心を持つべきです。ミスをしたら立て直せるだけの力を持っていれば、きっとメンタルブレイクもしづらくなるはずです。
性格2:他人の評価を気にする
常に周りの目を気にして行動する人は、他人にガッカリされたり低い評価を受けたりすると一気にメンタルブレイクしてしまいます。 たとえ自分が全力を尽くして頑張っていたとしても、他人の評価が悪ければ、「自分の頑張りが足りないからだ」と自分を責めたり、もしくは「こんなに頑張ってもダメか」という風に考えがちで、メンタルブレイクしていってしまうのです。 他人の評価も確かに大切かもしれませんが、まずは頑張った自分を認めてあげることから始めましょう。今回はたまたま他人の評価が悪かっただけで、次回頑張ればいいんだとプラスに考えるようにしましょう。そうすることでメンタルブレイクもしづらくなるでしょう。
性格3:真面目過ぎてすべてを抱え込む
真面目な人ほどメンタルブレイクを起こしやすいというのは、もはや定説です。 真面目な人はその真面目さゆえに、すべての事柄に全力で取り組もうとしてしまい、抱え込んでしまう傾向にあります。そのため、いっぱいいっぱいになって突然メンタルブレイクしてしまうのです。 真面目な事は、とても良いことです。 でも、時には手を抜くことも大切だということを忘れないで下さいね。
性格4:ストレスを溜めこみやすい
ストレスの発散が苦手な人も、要注意です!いきなりメンタルブレイクしかねません。 ストレスが溜まると誰しも爆発するものですが、その爆発の方向性がメンタルブレイクに向きがちなのがストレスを日頃から溜めこみやすい人の特徴です。 自分なりのストレス発散方法を見つけることがメンタルブレイク脱却の鍵です!
性格5:とにかくマイナス思考
普段からマイナス思考の人がメンタルブレイクするのは、なんとなく理由を聞かなくてもわかる気がしますよね。 すべてをマイナス方向に考えてしまうと、最終的に行き着く先はメンタルブレイクです。なんでもプラスに考えを切り替えるスキルが身に付けば、メンタルブレイクが回避できる上に、マイナス思考からも脱却することができるでしょう。
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メンタルブレイクから立ち直る方法5選
実は今メンタルブレイク真っただ中でこのページを見ていて、立ち直る方法が知りたい!という人のために、ここからはメンタルブレイクから立ち直るための方法5つをご紹介します。 自分自身に合った回復方法を見つけて、メンタルブレイクから立ち直ってくださいね。
方法1:美味しい物を食べる
メンタルブレイクしたときは、自分の好きな物を食べましょう。たくさんのスイーツをほおばってみたり、普段よりも贅沢なご飯を食べてみるのもアリです。 単純に美味しいものを食べると幸せな気分になれますよね。 メンタルブレイクしているときこそ、「自分にとって嬉しいこと」をたくさんしてあげるべきです。好物を頬張るということも、その一つの方法なのです。 「でも、太るしなぁ…」なんていう余計な考えは捨てましょう!メンタルブレイク脱却が先決です!こういうときくらい、自分を甘やかしてあげましょうね。
方法2:体を動かす
メンタルブレイクから脱却するには「運動」という手段もあります。元から身体を動かすのが好きな人にはピッタリな方法だと言えるでしょう。 体を動かすと、なんだか楽しくなってきますよね。運動して気分をリフレッシュすることで、メンタルブレイクからの脱却をはかりましょう!もしもダイエット中ならダイエットにもなるし一石二鳥です! 元から運動がキライ、という人でも、外の空気を吸ってゆっくり散歩をするだけでも、心は癒されるものですから、家にばかりこもっていないで、晴れた日は外に繰り出しましょう!
方法3:一晩よく寝る
何も考えずにひたすら眠る!というのも、メンタルブレイクしたときには効果的です。寝て忘れる…というのもアリかもしれませんが、決してそういうわけではありません。 まずは疲れた心身を休める必要がありますよね。そのためにも睡眠は必須なのです。 メンタルブレイクから回復するのにも体力は必要ですから、ゆっくり睡眠時間を確保して自分を労わってあげましょう。
方法4:友達と過ごす
友達と一緒にワイワイ過ごして、メンタルブレイクを解消するのもアリです。これは少々荒治療のように見えますが、一人で過ごすよりみんなで居たい!というタイプの人には一番効果のある方法です。 逆に、友達に話を聞いてもらい慰めてもらう、という方法もあります。こっちの方法は、メンタルブレイクの心境を友達と一緒に乗り越えていくというイメージですね。 あなたと、あなたの友人関係に合わせた解決策をとってみましょう。
方法5:ひたすら泣く
無理してメンタルブレイクな気持ちを切り替えるのではなく、ひたすら気の済むまで泣く、という方法もあります。 無理してメンタルブレイク脱却をはかり、上手く切り替えられなくてますますメンタルブレイクの深みに嵌っていってしまうときだってあります。そんな時はもう、自分の感情に素直になって下さい。泣きたいときは泣くに限ります。 でも、翌日が仕事だとか外出の予定があるときは、泣くときに目をこすらないように、という点だけ注意しておいてください。目をこすると、翌日見事に目が晴れてしまいます。 それと、泣いた後は目を冷やすことも大切ですので、忘れないようにしましょう。
番外編:メンタルブレイクのときにやってはいけない行動
メンタルブレイクをしたときにmSNSやLINEの一言などで病みアピールするのは結構見かけますが、これはしてはいけない行動です! ネガティブな投稿を避けている人も居ますから、メンタルブレイクのたびにネットでそのような投稿をしていると、知らぬ間に友達を失い兼ねませんし、メンタルブレイクに拍車をかけるような事態にもなり得ます。 SNSの投稿はオープンにしている以上、多少の配慮はしなければいけません。
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使いたい「メンブレ」、なりたくない「メンブレ」
メンタルブレイクは心が壊れるさまを表現する言葉でしたが、ネタとしても使えることがわかりました。「メンブレしちゃった~」とネタとして使ってはみたいけど、実際にメンタルブレイクするような状況には陥りたくないですよね。 もしも自分が「メンタルブレイクしやすいかも…」と思い当たる節があるなら、少しでもメンタルブレイクになりにくくするために、この記事で紹介してきた対策を実行してみて下さい。 もしメンタルブレイクしてしまったときも、自分に合った回復方法でメンタルブレイクから立ち直って下さいね! メンタルブレイクしないように、心の健康も保ちましょう!