危機感は人間が成長するために必要不可欠ともいわれています。しかし、最近は危機感がない人が増えており、危機感がないことを気にしている人も多いです。危機感を感じない理由はなんなのでしょうか?危機感がない人の心理や対処法、改善するための方法などについてご紹介します。
危機感がない自分を変えたい!
明らかに危機感を感じる状況なのに危機感を持てない、どこか人ごとのように感じてしまうそんな人も多いと思います。 あまり危機感が感じすぎるといいことはありませんが、危機感がないと予想されるトラブルに対処できません。 危機感がない人の特徴や危機感がない理由、危機感を感じるための方法などについてまとめてみました。
危機感とは何か?
危機感とは事前に予想される危機を前もって感じ取ることです。危機感を持つことで予想されるトラブルに備えたり、自分に足りない能力を鍛えるなど成長につなげることができます。危機感は危機を経験していないと感じることはできません。 危機感がないと問題に対処できなかったり、成長することが難しくなるのです。しかし、あまりにも危機感が強すぎると、かえって委縮してしまうなどの問題も発生します。危機感が全くないことが問題であり、適度な危機感を持つことが大切です。
危機感を感じやすい場面7個
人間は実際に危険な目に遭うことで危機感を感じるようになると言われています。実際に起こりうる危険を感じる場面をまとめてみました。
場面1:犯罪に巻き込まれる
平和な日本ではあまり考えない人が多いですが、犯罪の被害者になることは考えられないことではありません。むしろ、被害者になる可能性は常につきまとっているといえます。危機感がないと犯罪に巻き込まれるといえるでしょう。 とはいえ、強盗に襲われたりすれば、危機感を感じずにはいられません。特に、夜に道を歩いていて、恐喝されることは充分に考えられます。犯罪の被害者にならないように注意することを忘れてはいけません。
場面2:災害の被害を受ける
災害は実際に起きないと危機感を感じないものです。しかし、大きな地震は増えており、台風でも大きな被害を受けるケースは増えています。実際に災害で大きな被害を受けることは珍しくないのです。 地震や台風は、実際に発生しないと危機感を感じない人は少なくないでしょう。とはいえ、実際に被災したら、危機感を感じない人はいません。日頃から、災害には備えておく必要があります。
場面3:家がなくなる
家がなくなってしまえば、誰もが危機感を感じるでしょう。衣食住という言葉があるように、家は生活していく上で最も重要な要素の1つです。しかし、家を失うという状況を意識している人は少なく、危機感がない人は多いといえます。 災害や事故で家を失うことは十分に考えられますし、借金の担保などで家を取り上げられてしまうケースもあるでしょう。 家がなくなることは、決して非現実的なことではありません。危機感を持っていれば災害保険に加入するなどして、家を失うリスクにも対応できます。
場面4:野生動物に襲われる
野生動物に襲われるというのは、日本では少ないといえます。しかし、意外に身近に野生動物はいるもので、鹿やイノシシ、クマが街中に現れることがないわけではありません。特にクマに襲われたら命に関わります。 クマが目の前に現れたら危機感を感じない人はまずいないでしょう。とはいえ、現代の日本は野生動物を見かけることは非常に少ないです。そのため、野生動物に対する襲われる危機感がない人は多いといえるでしょう。
場面5:お金が無くなる
お金が無くなれば危機感を感じない人はいないでしょう。危機感がない人はそういった可能性は考えませんが、財布を落としてしまう場合や詐欺に遭うことはありえます。お金を失う危険は身近に潜んでいるものです。 しかし、危機感がないとお金を失う危険性は高くなります。ちょっとしたミスで、大金を失う可能性はあるのです。十分に危機感を持って生活するようにしましょう。
場面6:失職する
職を失うと誰もが危機感を持つでしょう。危機感がない人は、基本的に本人の認識の中では安定した生活を送っています。そのため、危機感がない人は職業についていることが多いです。 危機感を持たずに仕事をしていても、収入は得られます。しかし、現在の日本では終身雇用制は崩壊しているので、以前よりも職を失いやすい環境にあるといえるでしょう。 危機感を持たず、いいかげんに仕事をしているとリストラされる可能性もあります。クビになった後に危機感を持っても手遅れです。
場面7:留年しそうになる
学生は留年しそうになれば、ほとんどの人は危機感を感じるでしょう。留年してしまうと、進級も卒業もできなくなってしまいます。当然ですが、就職が内定していても取り消しになることもあるのです。この状況で危機感がない人はまずいないでしょう。 しかし、よほど特別な事情がない限り、留年するのは単位が足りないなどわかりきった理由です。留年しそうになることは、前もって予想できます。 そもそも留年しそうになること自体、危機感を持たずに行動した結果の可能性が高いです。危機感を持って行動していれば、留年しそうになることは避けられます。
危機感がない人の特徴4個
危機感がない人にも様々なタイプがありますが、ある程度の共通点があります。危機感がない人の特徴について見ていきましょう。
特徴1:楽観的で大雑把に考えている
危機感がない人は、楽観的で細かいことを気にしない人も多いです。楽観的なので、何かトラブルが起きても深刻に考えません。例え、自分に関わることで問題が発生しても、気にせずに人ごとのように過ごす人も少なくありません。 そもそも、トラブルが深刻になる可能性を全く考えていないので、危機感を持っている人とは話が通じないこともあります。
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特徴2:場当たり的な行動や発言をする
危機感がない人は、場当たり的な発言や行動をする人が少なくありません。先のことを考えずに行動しているため、失敗したりトラブルになることもあります。 しかし、本人が深刻に考えることはまずありません。そのため、同じような行動を取って失敗を繰り返します。
特徴3:面倒なことは先送りにする
危機感がない人は、面倒なことや嫌なことを先送りにしてしまう人が多いです。重要なことだとしても面倒だと感じたら、後回しにしてしまいます。その結果、問題が起こったとしても、よほど深刻な事態にならない限り行動を改めることはありません。
特徴4:自分勝手で人のせいにする
危機感がない人は、自分勝手で自分の責任を認めない人もいます。こういうタイプは、ルールを簡単に破ったり自分勝手な行動を取った上に、咎められると言い訳をして自分を正当化することも珍しくありません。 自分の失敗を人の責任だと言ったり、嘘をついて人のせいにしようとすることもあります。すぐばれるような嘘をつくため信用を失ってしまいますが、同じ行動を繰り返すことも多いです。
危機感がない人の性格4個
危機感がない人は珍しくありません。しかし、あまり極端に危機感を持っていないと、普通に危機感のある人とトラブルになることもあります。危機感がない人の性格についてまとめてみました。
性格1:鈍感で危機を感じない
危機感がない人は鈍感であることが多いです。そもそも危険を感じたりしなければ、危機感を感じることはありません。鈍感だと危険な事態になっても、そのことを危険だと理解できないこともあります。 危険を理解できないだけでなく、鈍感な人は様々なことに鈍いです。そのため、空気が読めなかったり、人の気持ちを理解できないなど様々な問題が発生します。
性格2:責任感がない
危機感がない人は責任感がないことも多いです。勝手な行動をしたり、すぐに他人のせいにしてしまうのは自分の行動で、問題が起きているという自覚がないからです。当然、自分の役目や仕事を真面目にすることもありません。 当事者意識がないとも言えますが、無責任な行動を繰り返して人に迷惑をかけていることにも気づいていないのです。そのせいで、人からの信用も失ってしまいます。しかし、それが自分のせいだということにも気づかないのです。
性格3:計画性がない
危機感がない人には計画性がありません。危機感がない人は基本的に危険を感じたり、問題が起こるとは考えていないのです。そのため、先のことをほとんど考えません。そのため、計画を立てようという気がないのです。 危機感がない人には問題が起こることがわかっていても、そのことに問題意識がない人もいます。しかし、問題そのものを気にしていないので、どうにかしようという気も起きません。危機感がない人は、先のことに興味がないので計画を立てることにも興味がないのです。
性格4:ネガティブな想像ができない
危機感がない人は楽天家も多いです。物事を常に良い方に考えるので、悪いことが起こっても気にしません。良く取れば常にポジティブに考えるプラス思考の持ち主と言えます。プラス思考の持ち主であることは間違いありません。 しかし、プラス思考の持ち主と言っても、無責任なプラス思考です。自分は何もしなくても、何とかなると考えてしまいます。問題は勝手に解決すると信じているので、危機感がないのです。 プラス思考の持ち主でも危機感がある人は、問題が起こった時は問題を解決する方法は必ずあるとポジティブに考えます。そして、問題を解決する方法を前向きに考えるのです。
危機感が持てない人の心理的理由8個
実際に危険な体験をしたことがない人は危機感を感じにくい人が多いですが、危機感を感じない心理的な理由は色々なものが考えられます。 危機感がない人の心理的な理由についてまとめてみました。
心理的理由1:危険な状況を体験したことがない
危機感がない人はそもそも危険な状況を体感したことがないともいえます。大きな災害が起きることや犯罪に巻き込まれることは十分考えられます。危険な野生動物に襲われることもあり得ることです。 こういった経験がある人が危機感がないというのはまず考えられません。そこまで、行かなくても深刻なトラブルを経験した人は危機感を持っているものです。 むしろ、深刻なトラブルを経験すると、心配症になってしまう人の方が多いでしょう。危機感がない人は基本的に危険な状況を経験したことがないのです。
心理的理由2:挫折した経験がない
危機感がない人は挫折した経験がないことが多いです。挫折した経験がある人は基本的に、危機感を持っています。再び、挫折することは嫌ですから挫折しないように努力しますし、事前に準備するなど危機意識が高いといえます。 挫折した経験がない人は失敗することを恐れませんが、その分のん気に考える人が多いです。挫折したことがないので、真剣にしなくても何とかなると考えてしまいます。 多少失敗した経験があっても、挫折だと考えていない人は失敗を繰り返してしまいます。こういった人に危機感が持てないのは当然でしょう。
心理的理由3:先延ばしにしても深刻な問題が起きていない
先延ばしにすることが、当たり前になっている人も危機感がないことが多いです。苦手なことや面倒なことを後回しにした経験がない人は少ないでしょう。しかし、面倒なことを先延ばしにするのが、当たり前になってしまうと非常に厄介です。 嫌なことはしないのが当たり前になり、しなくても何とかなると無意識に考えてしまいます。こうなるとすぐに行動しないと大変な問題が発生しても、なんとなく大丈夫と考えるようになってしまいます。 これは、無責任な行動などが積み重なった結果ですが、危機感がないことが当たり前になってしまうのです。
心理的理由4:当事者意識がない
危機感がない人は当事者意識がありません。何をする場合でも、自分のこととしてしようとする人と他人事と考えてしているのでは、真剣度が違います。どうしても当事者意識が薄いと危機感を感じることは難しいです。 危機感がない人は失敗しても、自分の責任ではないと考えていることもあります。人にやらされている場合も、当事者意識がないので危機感を持てません。 会社でも経営者のような危機感を持つことは、社員には難しいといわれています。危機感がない人は当事者意識が薄いのです。
心理的理由5:現実を受け入れることができない
危機感がない人の中には問題意識がないわけではなく、現実が受け入れられない場合もあります。自分が危機感を持っていないことに問題意識はありますが、その事実を受け入れられずに現実逃避しているのです。 現実逃避している理由は、色々な理由が考えられます。そのことを認めると怖かったり、面倒くさいため、現実から目を背けているのです。 自分でも問題があるとわかっているのに、現実を受け入れられないのは問題があります。しかし、自覚がないわけではないので、危機感を持つことはそこまで難しくありません。
心理的理由6:危機感がなくても問題が起きない
危機感がない人は自分で何もしなくても、問題は解決すると考えている場合もあります。自分では何もせず人に助けてもらわなくても、自然に問題が解決した経験を持っている人もいるのです。 運が良いのか、大したトラブルを経験したことがないのかは分かりません。何もしなくても問題が解決してきたので、何か問題が起こっても危機感がないのです。 こういう風に考えていると本当に深刻な問題が発生した時は大変ですが、自分は何もしていないのに問題を乗り越えてしまう人もいないわけではありません。
心理的理由7:危機感を持った人が周囲にいない
周囲に危機感がある人がいないせいで、危機感がない人になってしまうこともあります。人間は環境に大きな影響を受ける生き物です。自分を変えるには環境を変えるのが一番簡単ともいわれています。 もし、危機感を持った人ばかりいる環境で生活していれば、自然と危機感を持った人になるでしょう。しかし、周囲が危機感がない人ばかりだと、自覚なく危機感がない人になってしまいます。 危機感がないことが当たり前のだから、当然と言えるでしょう。周りの影響で危機感がない場合は、本人の性格はあまり関係ありません。
心理的理由8:ストレスを感じにくい
危機感がない人にはストレスを感じにくい人もいます。このタイプは危機を感じたり、問題が起きていることが理解できないわけではありません。人間は問題が発生した場合にストレスを感じるため、危機感を感じるとも言えます。 ストレスを感じにくい人は何かあったとしても、ストレスを感じないので危機感がないのです。良く取ればストレスに強いともいえます。しかし、問題が起きていると理解してもその実感がないという意味で、普通の危機感がない人よりも厄介かもしれません。
危機感がない人への対処法5個
危機感がない人は、意外と身近にいるかと思われます。危機感がない人に対処するのはなかなか難しいです。ただし、本人には危機感がないという自覚がないことが多いです。 危機感がない人に対処する方法をご紹介します。
対処法1:危機感が足りないことを伝える
危機感がない人への対処法で、最初に考えるべきはそのまま危機感が足りないことを伝えることでしょう。危機感がない人は、単に自分に危機感が足りないことを自覚していない場合が多いです。 危機感を持たずに仕事をしているせいで、周りが迷惑しているならそのことを伝えてみましょう。周りが迷惑していると分かれば、すぐに行動を改めるかもしれません。 また、危機感がないことが、いかに問題か説明するのもいいでしょう。危機感がない人にはそのことを自覚させることが大切です。
対処法2:プレッシャーをかけて焦らせる
危機感がない人に危機感を感じさせるにはプレッシャーをかけて焦らせることも有効でしょう。そもそも危機感がない人は、切迫した状況に追い込まれたことは少ないです。 仕事で危機感を感じていない人には、今のままでは他の人に仕事を取られてしまうと感じさせます。あるいは、急がないと納期に間に合わないなどとプレッシャーをかけるのです。 人間は自分の現状が良くない方に変化すると感じれば、焦って危機感を感じます。このままではまずいと焦ることで、危機感を持つようになるはずです。
対処法3:状況は変わることを訴える
危機感がない人は、今まで危機感を感じたことはあまりなかったと考えられます。そのため、なんとなく無自覚に現状が続くと考えている可能性が高いです。しかし、現状が続くことの方が少ないのが現実です。 特に現代社会はものすごいスピードで変化しています。現状が続くことはなく、どんどん変化していくことを伝えましょう。現状維持を続けていこうとすると、状況は悪くなっていくと伝えることが大切です。 何もしないと状況が悪くなっていくと考えるようになれば、自然と危機感を感じるようなるはずです。
対処法4:不安を訴える
危機感がない人はなんとなくうまく行くと考えていることが多いです。そのため、何か質問すると「大丈夫」や「どうにかなる」などと答えることが多いでしょう。そこであえて、こちらが不安に感じていることを訴えましょう。 その人は根拠もなくうまく行くと考えているわけですが、こちらが不安を感じていると分かれば少しは考えが変わるかもしれません。少なくとも、こちらが不安を感じていることは伝わります。 繰り返し、不安を訴えていけば、その人も危機感を感じるようになるかもしれません。
対処法5:当事者意識を持たせる
危機感がない人はそもそも当事者意識が薄いです。当事者意識を持つようになれば、自然と危機感を持つようになります。 例えば、仕事で危機感がない部下は言われたことをそのまま実行するだけで、どこから自分の責任なのか理解していません。 その人の責任を明確にすれば、自然と当事者意識が生まれます。危機感を持たせるようにするには、当事者意識を持たせることを意識してみましょう。
危機感がない性格の直し方9個
自分で危機感がないことを気にしていても、いきなり適度な危機感を持つことは難しいでしょう。とはいえ、そもそも危機感がないことを気にしている時点で、最低限の危機感があるということです。 少しずつ危機感を感じるようにすることで、自然と危機感を持つことができるようになります。危機感がない性格の直し方を見ていきましょう。
直し方1:自分の能力を自覚する
危機感がないことを気にするということは、危機感がないことで問題が起きているはずです。目標を決めても、なんとなく達成できないなら能力に合わない目標を立てているのかもしれません。 自分にできることとできないことをはっきりさせるなど、自分の能力を見直してみましょう。自分の能力が思っていたよりも、低いことを自覚すれば危機感を持つことができるかもしれません。 少なくとも、現状と目標や理想のギャップが理解できていなければ、危機感を持つことができなくても無理はないのです。危機感を持つためにも、自分に何ができるのか知っておくことは重要になってきます。
直し方2:自分でプレッシャーをかける
危機感がないと感じているのなら、自分にプレッシャーをかけるのも一つの方法でしょう。待ち合わせをする時は、遅れたら相手に嫌われてしまうかもしれないと想像してみましょう。 仕事でも、納期に遅れたら会社や取引相手に迷惑をかけてしまいます。こうした想像をすることで自分にプレッシャーを与えることになり、自然と危機感が生まれてきます。自分1人でプレッシャーをかけるのではなく、周りを巻き込みこともできます。 家族や同僚に目標を打ち明けて行動することで、周囲の目がプレッシャーになります。自然と危機感が生まれてくるでしょう。
直し方3:見方を意識的に変える
危機感がない人は、無意識に自分にとって都合よいことが起こると考えがちです。ポジティブに考えることは悪いことではありませんが、自分が何もしないのに良いことが起きると考えてしまうのは問題があります。 自分にとって都合の良いことばかり考えるのではなく、悪いことが起きるかもしれないと考えてみましょう。ネガティブな想像をすることは、危機感を持つことになります。ネガティブな想像をしてそれを避けるように行動することが大切なのです。 ネガティブな想像をしてそれを避けるために行動できるようになれば、それは危機感を持って行動していることになります。
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直し方4:計画を立てて行動する癖をつける
計画を立てて行動する癖をつけることも、危機感がない性格を直すことにつながります。危機感がない人は、楽観的で大雑把に行動することが多いです。 大雑把に考えているため、どのくらいの時間でどのくらいの作業ができるかが曖昧になっています。実際よりも多くのことができると考えているため、危機感がないのです。 行動する前に計画を立てるようにすると、自分の感覚と現実の感覚のずれが把握できるようになります。時間内にできることとできないことがわかるようになれば、自然と危機感を感じるようになるのです。
直し方5:しなければならないことを増やしてみる
危機感がなかなか持てないなら、しなければならないことを増やすのも一つの方法です。危機感がないのは時間的に余裕があるともいえます。1日に処理できる量を越える予定を組んでみるのです。 普通はこなせない量の予定をこなそうとすれば時間の余裕がなくなり、危機感がないということはなくなるでしょう。どうでいい予定を増やしても、危機感は感じません。ある程度重要な予定を詰め込み必要があります。 あまり重要な予定を詰め込み過ぎると、できなかった場合に問題が起こります。さじ加減が重要でしょう
直し方6:将来の想像をする
危機感がないのは想像力が欠けているからかもしれません。今のままでは将来どうなのか想像してみましょう。学生は学生のままでいることはできません。社会人も永遠に今のまま働くわけではなく、老後が待っているのです。 将来がどうなるのかは分かりませんが、変化の激しい現代社会はより将来が不透明です。将来のことを考えているうちに、だんだんと不安を感じるようになってくるでしょう。 将来に不安を感じるようになれば、危機感がないということはなくなります。危機感を持って将来に備えた行動を取りましょう。
直し方7:期間を限定する
危機感がない人は、何かする際に期間を限定することも有効です。デッドラインを決めないで仕事をする会社は儲からないといわれます。デッドラインは、その期間までに仕事をするための締め切りです。 デッドラインまでに仕事をしなければならないという意識を持つことで、危機感が生まれ仕事が速くなるのです。自分の中で期限を決めることで、危機感が生まれてきます。ただ期限を決めただけでは、破っても何も起きません。 期限を破ったら罰金を払うなど、何らかのペナルティーを決めることで期限を守るようになります。危機感がないということもなくなるはずです。
直し方8:最悪の状況を考える
危機感が持てないなら、最悪の状況を考えてから行動することを習慣づけましょう。あえて、最悪の状況を考えた上でそこからどう行動するのかを考えるのです。 危機感を持つとは言っても、精神的に追い詰められる必要はありません。最悪の状況に備えることを習慣にすれば、自然と良い意味で危機感が持てるようになります。 危機感がないと不測の事態が起こった時に対応できませんが、事前に最悪を考えておくことで冷静に対処できるようにもなるでしょう。
直し方9:環境を変えてみる
危機感がないなら環境を変える方法は非常に有効です。危機感がないということは、今の環境では危機感を感じることができないということでもあります。周囲に危機感を持った人がいないことも考えられます。 現在、生活費に不自由しない実家で暮らしているのなら、1人暮らしを始めるのもいいでしょう。環境を変えるために転職するというのは難しいでしょうが、上司に相談して部署を移動してもらうことも不可能ではありません。 危機感がないことで悩んでいるのなら、環境を変えることは非常に有効です。引っ越しは環境を変える方法としてはおすすめといえます。
適度な危機感を持って行動しよう
危機感がない人の性格や危機感がない心理的な理由、危機感を感じるようになる方法についてご紹介しました。危機感を感じることは必要な能力ですが、危機感がないというのはポジティブな性格だということでもあります。 考えようによっては、危機感を感じないことは長所でもあるのです。全く危機感がないのは問題ですが、危機感がありすぎると神経質になっていいことはありません。適度な危機感を持つことで問題に対処し、成長していくことができるのです。