一見普通の人に見えますが、じつは心に闇を抱えているような「闇が深い人」に、出会ったことはありませんか?闇が深い人の深層心理とは、いったいどのようなものなのでしょうか。今回は、闇が深い人の特徴から性格や心理、闇が深くなった原因と上手な付き合い方をご紹介します。
闇が深い人とはどう付き合えばいい?
表面上は笑顔で普通に生活をしていても、ある瞬間に「闇が深い…」と感じる人に、出会ったことはありませんか?人それぞれ、経験することが違うため、過去の経験により心に深い闇を抱えてしまう人もいることでしょう。 今回は、闇が深い人の特徴や性格・心理、闇が深くなった原因と、上手な付き合い方についてを詳しく解説していきます。
闇が深いの意味とは?
「闇が深い」と人のことを表現することがありますが、「闇が深い」とはいったいどういう意味なのでしょうか? 闇が深いとは、「表面上はわからないが、内側に触れてはいけない秘密や闇を抱えている」という、物事や人に対して使われる言葉です。
闇が深い人の特徴7個
では、このような「闇が深い人」には、いったいどんな特徴があるのでしょうか?次からは、闇が深い人の特徴についてを詳しく解説していきます。
特徴1:自分の本音は語らない
いつも人に同意するばかりで、自分の意見や本音を言わないのが、闇が深い人の特徴の一つです。これは、意識的にしている場合と、無意識的にしている場合がありますが、どちらの場合も他人に嫌われたくない、と言うような「心の闇」が原因であることが多いです。 そのため、闇が深い人は、「周囲から自分がどう思われるか」といったことにも、非常に敏感です。そして、相手を信用していない段階では、自分の本音を話すことはありません。 このようなことから、闇が深い人は、いつも周囲に同意するだけで、自分の考えや本音を語ることがない人であることが多いです。
特徴2:容姿が整っており、異性にモテる
じつは、闇が深い人は、男女ともに容姿が整っており、異性にモテるのも特徴です。中には、外見のみならず、話が面白かったり、他人を気遣うことができる、いわゆる「パーフェクトな人」である場合もあります。 このように、何の悩みもなさそうな人が、深い闇を抱えていることもあるのです。なぜなら、完璧すぎるがゆえに、周囲からの嫉妬や妬みなどの標的にもなりやすいからです。そして、他人からの嫉妬や妬みにより、人間の醜い部分を見る機会が多いことから、いつの間にか心に闇を抱えてしまい、闇が深い人になってしまうのです。 また、このようなタイプの人は、容姿が良いために、外見重視で中身を見ようとしない人が、寄ってくることも多いです。そのため、「誰も本当の自分を理解してくれない」という心理状態から、心に深い闇を抱えることになってしまうのです。
特徴3:作り笑いをする
闇が深い人は、自分の本音や心の闇を隠したいがために、作り笑いで対処する場面が多いのも特徴です。そのため、闇が深い人は、つねに自分で表情をコントロールしていることから、周囲の人から作り笑いであることがばれてしまっていることも多いです。 そして周囲の人は、このような作り笑いを毎回見続けることにより、「この人は闇が深い人だ」と思うようになるのです。
特徴4:単独行動が好き
闇が深い人は、単独行動が好きな人が多いです。なぜなら、つねに本音を隠して人と付き合っているために、心が疲弊してしまうからです。そのため、闇が深い人は、自分1人の時間をもっとも大切にしていることから、人が多い集まりなどには参加することがありません。 このようなことから、闇が深い人は、「人付き合いが悪い」と思われてしまうことも多いです。
特徴5:プライベートが謎で包まれている
闇が深い人は、自分の本音や素性を他人に知られたくないと思っているため、仕事や授業が終わると、すぐに帰宅してしまうことが多いです。また、闇が深い人は、プライベートについてを他人に質問されたとしても、曖昧な回答しかすることはありません。 このようなことから、周囲の人たちに「プライベートが謎で包まれている」と思われているのも、闇が深い人の特徴です。
特徴6:親友と呼べる人がほとんどいない
闇が深い人は、他人に合わせることが得意なため、一見友達が多いと思われがちです。しかし、実際に深い付き合いをする友達は少なく、必要最低限の人としか付き合わないということも多いです。 そのため、職場や学校などで、友達がたくさん多く見える闇が深い人ですが、親友と呼べる人がほとんどいないのも、特徴の一つであると言えるでしょう。
特徴7:細かいことをずっと気にする
闇が深い人は、細かいことをずっと気にするのも特徴の一つです。なぜなら、他人が自分をどう思っているかに対し、とても敏感になっていることから、過去の小さなことであっても、覚えていることが多いからです。 普通の人であれば、ほとんど気に留めないようなことであっても、闇が深い人は、相手の言動に敏感であるために、ずっと気にしてしまうのです。そのため、他人が過去に言った何気ない一言を、ずっと覚えていて気にしているという人は、闇が深い人である可能性があります。
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闇が深い人の性格5個
それでは、闇が深い人とは、どんな性格の人が多いのでしょうか?次からは、闇が深い人の性格についてを詳しく解説していきます。
性格1:マイナス思考ですべてをネガティヴに捉える
闇が深い人は、マイナス思考の人が多いです。マイナス思考であるために、自分の意見や本音を言ってしまうと、他人から嫌われてしまうのではないか、という不安感を抱いています。 このようなネガティヴな性格であるために、闇が深い人は、人前で本音を隠し続けてしまうようになるのです。
性格2:他人に気を遣いすぎてしまう
闇が深い人は、心の奥底の本音を知られたくないことや、人から嫌われたくないという気持ちが強いことから、他人に気を遣いすぎてしまう性格でもあります。そして、他人を信用していないことが多いことから、闇が深い人は、相手のことをじっくり観察してしまう癖があります。 このように、人間は、相手をじっくりと観察する癖がついてしまうと、だんだんと自分のことよりも、相手のことばかりを考えてしまうようになります。そして、その結果、つい自分のことよりも、相手を気を遣い、優先することになってしまうのです。
性格3:マイペース
闇が深い人は、マイペースな性格です。なぜなら、闇が深い人は、1人の時間をなによりも大切にしていることから、自分の時間を犠牲にしてまで、集団行動に無理やり合わせるということはないからです。 たとえ、周囲の人たちに、人付き合いが悪いといわれようとも、闇が深い人にとっては、それ以上に自分1人の時間が大切なのです。このようなことから、闇が深い人は、マイペースな性格であると言えるでしょう。
性格4:じつは頑固
人を気遣い、合わせることが多い闇が深い人ですが、じつは、頑固な性格であることも多いです。なぜなら、闇が深い人は、自分なりのこだわりや基準があるために、それらをクリアできる人以外には、心を開こうすることがないからです。 そのため、このようなことから闇が深い人は、ある意味頑固な性格であると言えるでしょう。
性格5:根が真面目
闇が深い人は、真面目な人も多いです。真面目であるがために、自分自身で作り上げた、こだわりや基準を貫き通そうとするのです。そして、その結果、自分自身のルールに縛られてしまい、人と関わる機会を無くし、心の闇を抱えることとなってしまうのです。 このようなことから、闇が深い人は、根が真面目な性格の人であることが多いです。
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闇が深い人の心理とは?
闇が深い人の特徴や、性格がわかりました。それでは、闇が深い人とは、どういった心理から、このような特徴や性格になってしまうのでしょうか? 次からは、闇が深い人の心理についてを、詳しく解説していきます。
心理1:傷つきたくない
闇が深い人は、自分自身が傷つきたくないという心理から、他人に自分の本音や素性を明かそうとしないことが多いです。なぜなら、闇が深い人は、他人との距離感を適度に保つことが苦手であるため、いったん心を許してしまうと、どこまでも深くその関係にのめり込んでしまう傾向があるからです。 そして、闇が深い人は、自分のこのような傾向から、他人と深い関係になってしまうと、自分自身が傷ついてしまうことを理解しています。そのため、自分自身が傷つきたくないがために、他人と深く関わることをあえて避けているのです。
心理2:自尊心・自己肯定感の低さ
闇が深い人は、自尊心・自己肯定感が低い人が多いです。なぜなら、自尊心とは、自分を尊重し、大切に扱うために必要なものであり、自己肯定感は、自分自身に価値を見出すために必要なものであるからです。 この自尊心と自己肯定感が低いと、人間は自分に自信を持つことや、自分自身に価値を感じることができなくなってしまいます。その結果、マイナス思考でネガティヴな物の捉え方をすることから、自責へと繋がり、心の闇を抱えることになってしまうのです。
心理3:嫉妬心の強さの表れ
闇が深い人は、自尊心が低いことから、じつは他人に対して強い嫉妬心を抱いていることが多いです。しかし、闇が深い人は、その嫉妬心でさえも、他人に知られたくないと思っていることから、必死で嫉妬心を隠そうとします。 そして、このような嫉妬心を、無理やり心の奥底に隠すことにより、表に出られなかった嫉妬心が、内側でより増幅してしまうことになります。このようなことによって、闇が深い人の心の闇の部分が、さらに深まってしまうことになるのです。
闇が深い人になった原因5個
では、闇が深い人とは、どのようなことが原因で、心に闇を抱えることになってしまったのでしょうか?次からは、闇が深い人になった原因を、詳しく解説していきます。
原因1:失恋による心の傷
過去の失恋による心の傷が原因で、闇が深い人になることも多いです。人間は、過去の失恋体験により、人と深い関わりを持つことを避けたり、恋愛に対して臆病になってしまうことがあるからです。 恋愛とは、日常生活の中で、人と深く関わり合うものであるため、もっとも心を揺さぶられるものでもあります。そのため、一度恋愛において、深く傷つくような経験をしてしまうと、次の恋愛に進むことが出来なくなってしまうのです。 このようなことから、失恋による心の傷が原因で、自分の殻にこもるようになり、人との関わり合いを避けてしまうことから、闇が深い人となってしまうことも多いです。
原因2:幼少期の愛情不足
闇が深い人は、幼少期の愛情不足が原因である場合もあります。なぜなら、幼少期の家庭環境とは、その後の人格形成に大きな影響を与えるものであるからです。 幼少期に頼れる存在とは、やはり、両親以外にいないことから、適切に愛情を与えて貰えなかった場合には、人を信用することができなくなってしまうのです。また、虐待を受けていた場合も同様に、一番近い存在である両親を信じることができないために、心に闇を抱えることとなってしまいます。 このようなことから、幼少期に虐待を受けていたり、両親が仕事で忙しく、あまり構ってもらえなかったというような人は、心に闇を抱えていることが多いです。
原因3:人に裏切られた経験
過去に人に裏切られた経験が原因で、闇が深い人になってしまうこともあります。仲の良い友人や恋人などに裏切られてしまった経験があると、それ以降、人を信じることができなくなってしまうからです。 このように、過去にひどい裏切りを受けたことがある人は、その後、どんなに親しい仲になったとしても、その傷を癒すことができていない場合には、完全に人を信用することはできないでしょう。 このようなことから、人に裏切られた経験により、闇が深い人となってしまうのです。
原因4:仕事で大きな失敗をした経験
仕事などで、大きな失敗を経験したことが原因となり、闇が深い人になってしまう人もいます。これは、仕事に打ち込んでいる人ほど、なりやすい傾向にあります。なぜなら、自分の人生において、仕事にかけるエネルギー量が、他の人よりも多いからです。 このような人の場合、仕事で大きなミスをすることによって、自分自身に対する信頼を無くすと同時に、他人からの評価や期待が下がることなどが原因で、大きな挫折感をも味わうことになってしまいます。 そして、このような挫折感を味わうことにより、自信を無くし、プライドも傷ついてしまうことから、心に闇を抱えるようになってしまうのです。
原因5:自分に自信を持てない
また、自分に自信を持つことができないことも、闇が深い人の原因です。なぜなら、人間関係において、もっとも必要なものは、自尊心であるからです。人間は、この自尊心が低いことによって、自責をしてしまったり、相手に依存をしてしまうことになるからです。 そのため、闇が深い人は自尊心の低さから、つねに相手の評価が自分の価値である、と勘違いしてしまうことから、自分以外の人に執着してしまうようになります。そして、その結果、自分に自信を持つことが出来なくなり、他人から自分がどう思われるかが気になって仕方がなくなってしまうのです。
闇が深い人との付き合い方とは?
このように、闇が深い人は、健全な人間関係を築くことが出来ません。それでは、闇が深い人とは、どのように付き合って行けば良いのでしょうか? 次からは、闇が深い人との付き合い方を、詳しく解説していきます。
付き合い方1:安心感を与えてあげる
闇が深い人とは、マイナス思考で自分に自信がないことから、つねに不安感を抱えています。そのため、闇が深い人とうまく付き合って行くには、なるべく安心感を与えてあげることが大切です。 具体的には、闇が深い人の話に寄り添い、相手の意見などにはポジティブに賛同してあげるなど、相手に自信を持たせてあげるようにすると良いでしょう。また、つねに変わらず誠実な対応をする、といった安心感を、闇が深い人に与えてあげることも重要です。
付き合い方2:適切な距離を置く
闇が深い人とは、適切な距離を置くのも、良い付き合い方であると言えるでしょう。そもそも、闇が深い人自体が、他人と深く関わりたいと思っていないことが多いため、わざわざ相手が望まないような付き合いをする必要性はないからです。 また、闇が深い人は、基本的に本心を明かすことがないため、本当に信用できる相手であるかどうかも、判断しにくいです。そのため、自分自身も相手を信用することができないという場合には、ある程度の距離を保って、付き合うことがベストな付き合い方であると言えるでしょう。 このようなことから、闇が深い人とは、あまり深入りせずに、適度な距離感を保って付き合うことをおすすめします。
付き合い方3:無理に話を引き出そうとしない
心に深い闇を持っている人に対し、「少しでも力になってあげられたら…!」と思う人もいることでしょう。しかし、無理に心の傷を聞き出したり、悩み相談に乗ることはあまり良い付き合い方ではありません。 なぜなら、闇が深い人は、過去に人に裏切られた経験から、すぐに人を信用することはなく、本心から話をすることがとても難しいからです。そのため、自分が良かれと思って接した行為であっても、相手にとっては迷惑である場合もあるからです。 このようなことから、闇が深い人からは、無理に話を引き出そうとしないことが大切です。どうしても相手の役に立ちたいと思うのであれば、相手を尊重し、タイミングを待つようにしましょう。
闇が深い人とは無理に付き合おうとせず、適切な距離を保ちましょう!
闇が深い人とは、人それぞれ様々な理由により、心に闇を抱えています。闇が深い人が、心の闇を抱えることとなった原因で、もっとも多いのは、人に裏切られた経験や、失恋の経験などによる、「心のトラウマ」です。 人は、このような、心のトラウマを抱えてしまうと、それ以降、どうしても他人に心を許すことが出来なかったり、相手を本心から信用することが出来なくなってしまいます。 そのため、人と深く関わり合うのを避けるようになり、上辺での付き合いをするようになることから、周りの人たちに「闇が深い人である」と思われるようになってしまうのです。
また、幼少期の家庭環境により、適切な愛情を与えて貰えなかったことが原因で、闇が深い人になってしまうこともあります。このような場合も同様に、人を信頼することや、健全な人間関係を築くことが、出来ない場合が多いです。 このような、闇が深い人とうまく付き合うには、相手が自分に自信を持ち、安心して他人と関われるよう、安心感を与えてあげることが重要です。また、そもそもが人と深く関わることを望んでいないという場合には、わざわざ望まない関係を築く必要はないでしょう。 このような、闇が深い人の場合には、適切な距離を置いて付き合うことが、もっとも良い付き合い方であると言えるでしょう。
そして、人によっては、このような闇が深い人の「心の傷を癒してあげたい、力になってあげたい」と言う人も、いることでしょう。しかし、自分はそう思っていても、闇が深い人は、他人に心をすぐには開くことが出来ない人の方が多いです。 そのため、相手の力になってあげたいと思っていたとしても、無理に心の傷を聞き出したり、悩み相談に乗るようなことはやめましょう。あくまでも、無理に話を引き出そうとせずに、相手を尊重し、闇が深い人が心を開くタイミングを待つことが、良い付き合い方であると言えるのではないでしょうか。