何かというと「仕事だから」と言ったり、夜も休みも関係なく仕事のことばっかり。そんな仕事人間な人を恋人や夫に持つと、何かと大変です。体も心配だし、放置されて寂しかったり、家庭を顧みなくて腹立たしかったり。そんな仕事人間の特徴から対処法を考えてみましょう。
あなたの夫や恋人は仕事人間ではありませんか?
「週末どこかに行こうよ」「今週は仕事で職場に行かないと」「今週はじゃなくて、今週もでしょ!」なんていう会話をしたことありませんか?何かというと、仕事仕事。そんなに終わらない仕事なんかある!?と思ってしまいますよね。 あなたの夫や恋人は、そんな仕事人間ではありませんか?仕事が大好きで、趣味もあまりなく空いた時間があればほとんど仕事に費やして。それ以外は疲れた顔で寝ていたりする仕事人間。 仕事人間を夫や恋人にすると、心配や苛立ち寂しさなどネガティブな感情と葛藤する場面が増えてしまったりします。でも仕事人間っていったいどうして仕事人間になっているのでしょうか?今回は仕事人間の特徴から対処法まで仕事人間を徹底分析してみましょう!
仕事人間とはどういう人
なんとなく、仕事仕事って言う人が仕事人間なんてイメージはありますが、実際に仕事人間ってどういう人なのでしょうか?
プライベートよりも仕事を優先
仕事人間は必ずと言っていいほど、仕事が最優先になっています。例えば「今週○○に行きたいんだけど…」「ああその日は仕事で会社に行かないと」という返答です。「子どもの誕生日なんだけど早く帰れる?」「仕事が立て込んでて難しいな」なんてこともあります。 仕事人間は、何かプライベートの予定を入れる時も、「仕事が入るかも」と常に仕事のことばかり考えて、プライベートの予定をあまり入れようとしません。プライベートはあくまでも仕事の隙間時間でやることという扱いです。
仕事に情熱を持っている
仕事人間は仕事に対して情熱を持っています。仕事である程度の地位にいたり、周りから「出来る人」という評価をもらっていることで、ますます仕事に情熱を傾けるようになります。 仕事をしている自分が大好きですし、仕事を取り上げた時に何もないくらい情熱を仕事にだけ傾けていたりします。仕事をすることが生きがいになっているような人が多いです。
休みの日も家で仕事をしている
仕事人間は、休みの日も家で仕事をしています。ちょっと空いた時間があれば机に向かって仕事をしています。休みだからって遊ぼうとかそういったことより、仕事を終わらせないと…と仕事を家でも始めてしまうのです。 仕事人間には休みという概念がありません。仕事をしていないと不安ですし、仕事をしていると安心します。そのため休みの日でも書斎にこもって仕事をしようとするのです。
すぐに手帳を出す
仕事人間な人は、仕事の予定が常に詰まっています。そのため頭の中で仕事の予定を管理しきれないので、手帳に必ず予定をびっしり書き込んでいます。だから「今度飲みに行こうよ」と言うと、まずは、カバンから手帳を出します。 手帳を取り出して空いている日や時間を探しますが、予定がない日も仕事をする可能性を考えていたりするので、基本的に空いている日はありません。そういう時に「なんとかするよ」と言うのも仕事人間の特徴です。
仕事のこと以外耳に入らない
仕事人間は、仕事に事以外耳に入らないという特徴があります。例えば仕事人間に「この前こういうことがあったんだけど」と話をしたとしましょう。翌日「そういえば昨日言ってた…」と言っても、仕事人間は「え?なんのこと?」と本気で聞いてきます。 仕事人間は仕事のこと以外、なんで!?と思うくらい耳に入っていません。だから同じことを何度も聞いてきたりします。例えば「旅行何日に行くんだっけ?」と何度も確認します。何回答えても頭に入って行かないのです。
仕事人間になる理由
仕事人間になってしまうのには理由があります。どういったことがあると、仕事人間が出来上がってしまうのでしょうか?
承認欲求が強い
仕事人間は基本的に承認欲求が強い傾向にあります。「あなたはすごいね」「できるひとだね」「あなたが必要」という言葉をたくさん浴びたいと無意識に考えています。そうすると家に居ても、それほど承認欲求が満たされることはありません。 仕事はわかりやすく承認欲求が満たされる場です。特に仕事人間は仕事が出来ることが多いので、余計に仕事に行けば承認される機会が増えるので、悪循環にはまっていきます。仕事人間は、ますます仕事に熱中するサイクルを自分の中に持っているのです。
単純に仕事が大好き
仕事自体が大好きという仕事人間もいます。そういう仕事人間は仕事以外にさしたる趣味を持っていません。仕事が毎日楽しくて生き生きしていますが、仕事がなくなったら何も残らないような感じの人が多いです。 自分がどうしてもやりたかった仕事だったり、自分が起業した仕事だったりすると、余計に仕事が好きでも仕方ない状態になります。仕事人間は働くということがそもそも大好きな人だったりするのです。
お金を増やしたい
お金を増やしたいという理由で仕事人間になってしまう人もいます。好きなものを買いたい、貯金を貯めたいなど理由は様々です。ただし、休日を使って遊びに行きたいからお金を貯めたいという人は仕事人間にはなりにくいです。 家でお金が増えていることで楽しめるような人は、どうしても仕事人間になりがちです。出来るだけ仕事量を増やしてお金が増えていくことを楽しんでいる。そういう人は仕事人間になってしまいがちなのです。
家庭に居場所がない
仕事人間になる理由として、家庭に居場所がないというのもあります。そもそもは違う理由だったとしても、仕事人間はたいがい家庭に居場所がなくなっていきます。そうするとますます仕事にのめりこまざるを得なくなってしまいます。 仕事人間は仕事に情熱を傾けすぎるがゆえに家族やパートナーからそっぽを向かれてしまうことが多いのです。いないことが当たり前になってしまい、たまに居ると邪魔な感じに思われたり、本人も落ち着く居場所が見出せなかったりします。 自業自得と言えば確かにそうですが、仕事人間は家庭に居場所をなくしてしまっていて、さらに仕事人間になってしまうなんてことが起こるのです。
要領が悪く仕事が終わらない
仕事人間の中にはどうしても要領が悪く仕事が終わらないがために終始仕事のことを考えなければならない状態の人もいます。そういう人は家族を放置していたり、彼女をかまってあげられないことに罪悪感は抱いていますが、どうしようもない状態です。 必死にやってもうまく出来ず、でも仕事はどんどん山積み。そうなると周りからもプレッシャーがかかり、プライベートにかまけていられないという事情も出て来ます。仕事人間の中には完璧主義だったり要領よくやれなかったりして仕事が終わらないという人もいるのです。
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仕事人間の歩む道~このまま中高年になったらどうなる~
仕事人間がこのままずっと仕事人間のまま年を重ねていくと、どういった中高年になっていってしまうのでしょうか?
仕事がなくなるとうつ状態に…
仕事人間は仕事がなくなった途端に、生きがいを失うことがあります。仕事以外に何もない自分と向き合わなくてはならなくなり、生きる意味を見いだせなくなってしまうのです。そうなると、うつ病のリスクが一気に高まってきます。 仕事人間だった男性が退職後、もしくはリストラ後に精神バランスを崩して心療内科にかかるなんてことは本当によくあることです。仕事だけが生きがいになっている仕事人間はとてもリスクが高いのです。
妻から離婚を申し出られる
仕事人間は熟年離婚の危機もはらんでいます。というのも、仕事人間は常に家庭を顧みず仕事を一心不乱にやっています。すると気づいたときには家庭内と仕事人間との間に大きな溝が出来てしまっていたりするのです。 仕事人間の妻は、常にひとりで家事育児をこなしてきた人です。帰ってきても何も手伝ってはくれない仕事人間にうんざりしている人も実は多いのです。そういう妻はそろそろ退職という頃に、「この人とずっと一緒に居る生活は耐え難い」と感じます。 そのため仕事人間が熟年離婚になるリスクは非常に高いのです。
子どもから冷たい目で見られる
中高年になってくると、子どもも思春期から大人になってきています。これまで仕事人間で子どもの行事にもあまり参加せず、子どもとの時間もとってこなかった仕事人間。そんな仕事人間は、そのころになると、子どもから冷たい目で見られるようになります。 子どもは常にそばで世話をしてきてくれた母の味方です。夫婦げんかになってしまっても、誰も仕事人間の味方はしてくれず、冷たい目で見られるだけです。大人になっても仕事人間だった父には近づこうとしません。まるで他人のような接し方をしてきます。 仕事人間は妻だけでなく子どもからも見放されてしまうリスクをはらんでいるのです。
友達がいない
仕事人間は仕事の付き合いはしますが、それ以外の場での友人が居なかったりします。そうなると仕事を辞めた途端に友達がいないなんてことになりがちです。旧友もずっと連絡をとっていなかったので、連絡先がわからないまま。 趣味もなかったので、趣味を通しての友人は居ない。それゆえ仕事人間は仕事を辞めた途端に強い孤独感を感じることになってしまいがちです。
時間が余りすぎる
仕事人間は生活のほとんどの時間を仕事の費やしています。そのため一日を何をして過ごせばいいのかわからなくなってしまいます。家事もできませんし、庭いじりもやりかたがわかりません。 そうなると一日24時間何をして過ごせばいいのかわからず、常に寝転がってテレビを見ているような生活になってしまったりするのです。ひどいと認知症が早く進んでしまったりなんていうこともあります。
体を壊しやすい
仕事人間も30代までは仕事で無茶をしていても、それなりに体がもちます。でもその調子で40代50代とやっていくと、徐々に体を壊すリスクが高まっていきます。毎日疲労感が抜けきらないままに仕事に行き、ペースを変えられずへとへとなのに仕事してしまう。 そうなると様々な病気への罹患率が上がってしまいます。精神面だけでなく身体面も妙気に襲われやすくなってしまうのです。そして、退職後遊ぼうと計画していても、退職と同時に気が抜けて一気に重い病気にかかってしまうこともよくある話です。
仕事人間が気を付けるべき事
では、そんなリスクをはらんでいる仕事人間ですが、仕事人間はどういったことを気をつければいいのでしょうか?
仕事上で気を付けること
仕事人間は仕事は好きなので気を付けるようなことは一見なさそうですが、実際は仕事の中でも気をつけたいところがあります。
仕事を請け負いすぎないようにする
仕事人間は、割と自分が仕事が出来る人間であるという自覚を持っていたりします。それゆえ、周りの人では出来なさそうと思うとすぐに自分が仕事を請け負ってしまうところがあるのです。 人に任せたり、後輩を育てたりということよりも、自分がやればいいと考えがちなのが仕事人間です。そして自分でも知らないうちにキャパオーバーになるほど仕事を抱え込んで、家でも仕事をして仕事に追われる人になってしまったりするのです。
他の人にも同じ動きを求めないようにする
仕事人間は、自分が休みも返上して働いているので、どうしても周りにそれを押し付けがちです。休日も返上して働くのが当たり前で、周りもそうすべきと考えているのです。そのため子どものことで休暇を取る人を「あいつはダメだ」と揶揄してしまったりしがちなのです。 そういう仕事人間は、割とパワハラをしがちになります。自分が仕事人間なんだと自覚があるのであれば、周りに同じ動きをするのを求めないよう気をつけましょう。かといって仕事が終わってないのに「早く帰れ!」というのは必要ありません。
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休息をあえてとる
仕事人間は割と仕事中もあまり休憩していたりしません。食事もそこそこに仕事に向き合うことがかっこいいとすら感じていたりします。でもそれでは仕事の効率が下がるばかりです。 休憩をしっかりと取ることで作業効率が上がるというのは有名な話です。仕事中であっても、定期的に休憩時間を取ったり、食事の時間はきちんと確保できるように仕事を汲んだりすることが大切なのです。
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プライベートで気を付ける事
仕事人間がプライベートで気を付けておいた方がいいことは何でしょうか?
周りへの配慮を忘れない
仕事人間はどうしても自分の頑張りばかりが目に入りがちで、周りのことが見えなくなってしまったりします。例えば、仕事人間の夫は妻が家庭を支えるのにどれほどの時間を費やし、毎日どれほど頑張っているのかが見えていなかったりします。 妻がどれほど「一人じゃ大変なの!」と訴えても、「俺は仕事をしてるんだ!」と仕事をしている方がきついことのように言ってしまうと喧嘩になるだけです。仕事人間はどうしても周りへの配慮を忘れがちです。 おすすめなのは、夕飯を食べている時に、ぽそっと「おいしいな、ありがとう」と声をかけることです。女性というのは、そういった一言でこれまでの苦労が帳消しになるほど嬉しい気持ちになるものなのです。
プライベートの予定が入ったら仕事は入れない
仕事人間はプライベートな予定があっても、仕事が入ってくるとプライベートをキャンセルしてしまいます。そうすると、周りの人はどんどん仕事人間から離れていってしまいます。この人と約束してもどうせキャンセルになる、と考えるのです。 元々仕事が入っているところは仕方ありませんが、プライベートな予定が先に入っているところであれば、出来るだけ仕事を入れることは避けましょう。そうしないと気づいたらプライベートであなたは必要ない人になってしまっています。
休みの日は仕事をしない日と決める
仕事人間は隙あらば仕事をしようという姿勢で常にいます。でもそうすると休みの日も仕事になってしまい、ダラダラと日々仕事をしているような状態になってしまうのです。それでは根本的な疲れが取れず、疲れたまま毎日を過ごすことになってしまいます。 休みの日には、あえて予定を入れるといいでしょう。人ごみが疲れる人は、森林にあるカフェに行ってみたり、海でぼんやりしてみたりと静かな環境に身を置くのもいいでしょう。間違っても仕事道具を持っていかないようにしましょう。
恋人や夫が仕事人間だったときの対応
もしあなたの恋人や夫が仕事人間だったとき、どういう風に対応するといいのでしょうか?そもそも恋人や夫が仕事人間になったのはどうしてでしょうか?理由によって対応が変わってきます。 例えば家庭に居場所がないのかな…と思われる場合、出来るだけ居場所を作るよう心がけましょう。「いつも仕事してくれてありがとう」と声をかける。毎晩「お疲れ様」と肩をマッサージしてあげる。そういったことで、家が落ち着く場へと変わっていきます。 仕事が実際に忙しすぎる場合もあります。仕事が終わらず、休日も潰さないと追いつかないような場合。そういう場合は、少しの時間でもあなたや家族と関わってくれたら感謝をしましょう。そうすると「また時間を作ろう」と頑張るモチベーションになります。
事業を立ち上げて、今はがむしゃらにやらなければならなくて仕事人間になってしまっている場合もあります。そういう時は、確かにすべてを仕事に注いでいても仕方ありません。 そういう時は、笑顔で接してあげられるように、あなた自身も打ち込めるものを持つといいでしょう。例えば何か資格を取りに行ってみたり。そうやって自分も頑張っていると、相手が頑張っていて構ってくれない寂しさからは解放されます。 仕事人間になった理由次第で、やはり出来る対応が変わります。まずはあなたの大切な人がどうして仕事人間になっているのかをよく考えてみましょう。そうすることでいい関係を保つことが出来るのです。
仕事人間のいいところを探してみましょう
仕事人間を恋人や夫にもつと、全然かまってくれないし、遊びに行こうと言っても「仕事があるから」と難しい顔をしたりされてしまいます。そうなると、なんだか好きだった気持ちや尊敬の気持ちも少しずつ低下して、どうでもいい人になってしまったりします。 でも仕事人間というのは、一所懸命にまじめで、しかも能力の高い魅力的な男性が実は多かったりするのです。きっと最初はそういったところに惹かれていたのではないでしょうか? 関わる時間が増えるにつれて、浮気してるのかな…とか、わたしのことどうでもよくなったのかな…とか不安を抱えてしまわなくてはならなくなったりもします。でも根っからの仕事人間は仕事に情熱を傾けるので浮気もそれほど深刻な浮気をしません。
仕事人間のいいところを探してみると、少し気持ちが楽になります。それに例えば夫が仕事人間だとしたら、夫はあなたがしっかりと家を守れる女性であると能力をかってくれているということです。あなたが任せきりでも大丈夫だと安心しているのです。 でもだからといって、仕事人間のままでは心配な部分もありますよね。仕事以外にも楽しいことがあるということを教えてあげましょう。仕事ばかりに集中しがちな彼を、楽しいと感じさせる計画を練ってみましょう。 仕事以外でも認められて楽しいことがあれば、きっとそっちにも向いてくれます。ぜひ仕事人間を見捨てずに、いいところを見つめながら少しずつ仕事人間を脱出する手助けをしていきましょう!