みなさんは理解できない時、どうしていますか?理解できないからといって何回も聞き返すのも相手に悪いと思ってしまいます。そこで今回は理解できない時どう対処していくかを解説していきます。理解できない原因からその解決法を導いていきましょう。
理解できない時、どうすればよいの?
あなたは人の話や自分の置かれている状態を理解できない時はありますか?すぐ理解できる時もあれば、なかなか理解ができない時もあるでしょう。今回は理解ができない時にどう対処したらいいのか、その原因から解決法を導いていきます。 人の話を理解できないと場合によっては空気が読めない人だと思われてしまったり、物分かりが悪い人という印象を持たれてしまうケースもあるでしょう。日常的に理解できないことが多いと、自分だけが悪いのかとも思ってしまいます。 そんな人のためにも理解できないことを理解できるように、分かりやすく解説してまとめてみました。理解できない時の味方になれれば幸いです。
「理解できない」の意味とは?
「理解できない」とはそもそもどういう意味でしょうか?なにかを「理解できない」ということは、その事柄を分かっていない、把握できないということ。人の話や行動が「理解できない」のであれば、意味不明であり、訳も分からず、話や状態が飲み込めないことになります。 自分の置かれてる状況が「理解できない」のであれば「狐につままれたような」状態にあるともいえるでしょう。またその事柄に対して、腑に落ちなかったり、聞く耳を持っていない場合もあるかもしれません。 「理解できない」時には一体なにが「理解できない」のか、その状況を考える必要があります。
「理解できない」の原因
まずはどうして「理解できない」のか、その原因を把握することが大事です。なぜ「理解できない」のか原因を突き止めることで、その解決法も導き出すことができます。なにが「理解できない」原因になっているのかを確認していきましょう。
原因1:土台となる知識が足りない
多くの人が理解できない状況に直面する時は、その事柄に対して知識が足りていないことが原因であるといえます。特定の分野では専門用語も多いので、ベースとなる知識がないと理解できないことも多いでしょう。 分からないことがあってもその場で確認しないことも原因になっているといえます。その場はしのげても根本的に理解できていないので、また同じことを繰り返し聞いてしまうようにもなってしまいます。
原因2:体調不良や病気である
体調が悪いといつも理解できていることも理解できなくなってしまいます。例えば高熱があって頭がぼーっとしていたり、頭痛や腹痛があったりすると人の話や現状を理解するのが難しくなりますよね。 体調が悪いと集中力も低下するので、すべてのことが頭に入ってこなくなってしまいます。また理解できない原因として、一時的な体調不良以外に病気の可能性も考えられます。
日常的に理解できないことが多いと、認知症やうつ病、ADHDなどの発達障害といった隠れた病気のせいかもしれません。病気が原因ということが自分でも分からずに悩んでしまうことも少なくありません。気になる方は一度医療機関を受診してみることをおすすめします。
原因3:人の話を最後まで聞いていない
理解できない時の原因として人の話をきちんと最後まで聞いていないケースもよくみられます。途中で話を聞いていない時があったり、自分なりに話を聞いていて先走って解釈してしまっている場合も多いでしょう。 話を聞いているような相槌を打ったり、返事だけはしっかりしてしまうことも多く、相手にはきちんと話を聞いているように見えるのも特徴です。人の話を適当に聞く癖がついてしまっているのかもしれません。
原因4:情報量が多すぎる
情報量が多い場合も理解できなくなる原因のひとつです。一生懸命話を聞いていても情報量が多いとなにが大切なのかも分かりづらくなり、頭も混乱してしまいます。自分の容量以上の情報が詰め込まれることで、簡単なことでも理解できない状況に陥ってしまうのです。 特にこれから取り組む新しいことについて一方的に説明される場合などは、ただ話を聞いているだけは理解に苦しむことも多いでしょう。また一度話の途中でつまづいくとその先にもついていけなくなって、余計理解するのが困難になってしまいます。
原因5:理解しようとする姿勢がない
そもそも最初から理解しようとする気持ちを持っていないことも原因といえるでしょう。無意識のうちに自分が正しいと思い込んでしまうと、言っていることも理解できず内容に食い違いが生まれてしまいます。 自分が好ましくない相手が話していると、その言葉も拒絶して理解すらしないようにしている場合もみられます。多忙のあまり自分に余裕がなくて、人の話を理解できないケースもあるでしょう。どちらにせよ、自分自身が理解しようとする姿勢ができていないのです。 理解しようとしていない人は、人の意見にも聞く耳を持っていないことも多いといえます。やる気がなかったり、他人に対して無関心であるケースも少なくないでしょう。
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「理解できない」に対する解決法
では「理解できない」時、どのように対処すればいいのか、その解決法を具体的にみていきましょう。「理解できない」原因が分かれば、自分に合った解決法も見つけられるはずです。
解決法1:メモをとる癖をつける
理解できない時の解決法としておすすめなのが、メモをとる習慣をつけることです。人間はどんなに賢くて優秀な人であったとしても、忘れてしまう生き物です。自分で紙に書くことで、情報や内容も整理することができます。 残したメモがあれば、分からない部分をいくらでも自分で調べることも可能です。いつでもメモを元に確認できるので、人に聞き返すことも少なくなるでしょう。
解決法2:本を読んで情報をまとめる力をつける
読書も普段から取り組める解決法です。本を読むことが理解できないことに対する解決法になるのを意外に感じる方も多いと思います。しかし物事を要約し、なにが大切か把握するためには読書が一番有効なのです。 人の話を理解できない時は何度も聞き返す必要がありますが、本なら自分で何回も読み直すことで理解ができます。本を読むことで知識もつき、集中力も養うこともできるのです。簡単に取り組める方法でもあるので一度試してみる価値は十分にあるでしょう。
解決法3:相手に具体的な例をあげてもらう
理解できない時に、相手に例をあげてもらうことも有効な解決法でしょう。理解できないということは、自分の中でその事柄がうまくイメージできないということ。 具体的な例をあげてもらうと自分で具体的にイメージすることができて「そうゆう意味だったのか!」と合点がいくことも多いはずです。 イメージすることに慣れてきたら、自分から「例えばこうゆうことでしょうか?」と、自分で例をあげて質問してみるのもいいでしょう。自分主導で理解を深めることもできそうですね。
解決法4:イラスト化して視覚的に捉える
物事を理解するのには、結果だけでなくその繋がりを意識することも大事です。結果を理解できていたとしても、筋道が違っていては後で困ることも出てきてしまいます。そのためには自分でイラスト化して、物事を視覚的に判断できるようにするのがいいでしょう。 人間の脳は耳で聞いた言葉だけの情報よりも、目から入った視覚的な情報の方が理解しやすい仕組みになっています。理解したい情報を図式化したり色分けすることで、より理解を深めることもできるのです。 自分で内容を整理できるだけでなく、他人に説明する時に使える方法にもなりそうですね。
解決法5:積極的にコミュニケーションをとる
自分から積極的にコミュニケーションをとるのも解決法のひとつです。人の話を上手に聞けなかったり分からないことを質問できないのは、根本的にコミュニケーションが不足していることが原因とも考えられます。 理解できないことがあれば、自分から進んで質問したり、確認するように心がけましょう。しっかりコミュニケーションをとれば、相手が本当になにを言いたいのか、話の中で大切なポイントがなんなのかも適切に把握することができます。 相手にとっても「ちゃんと理解する気持ちがある人だな」と熱意も伝えることができ、思い違いによって話が食い違うことも少なくなっていきます。普段から積極的にコミュニケーションをとるのは、周りとの信頼関係を築くことにも繋げられますね。
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なにを「理解できない」のかを理解しよう
「理解できない」ことから脱却するには、なにを「理解できない」のかを知ることが必要です。「理解できない」原因を把握して、自分がいったいなにを分かっていないのか、きちんと内容や情報を整理してみましょう。 人によって話し方も違えば、感じ方や立場もそれぞれ異なります。しっかりかみ砕いて理解できるように、自分なりの理解しやすい方法をみつけておくことも大事ですね。