夫以外の男性につい「いいな」と思うこともありませんか?「ああいう人と恋愛したら楽しいだろうな」とか「今からでも付き合えないかしら」と考えている自分に気づいて「これって不倫願望!?」と慌てることも。
実は、夫以外の男性に恋する女性は意外と多いのです。今回は、そんな女性の奥底に眠る不倫願望と主婦の不倫の実態、不倫のリスクと見つけ方についてお話しします。
1、夫以外の男性に恋する女性は意外と多い。その実情と理由は?
(1)不倫願望を持つ主婦は全体の29.9%
女性セブンが「夫以外の人を好きになったことがある?」というアンケートを実施したところ、「はい」と答えた女性は29.9%。約3割の女性が夫以外に惹かれた経験があると答えています。
これは実際に不倫をしたのではなく「いいな」と思ったり、精神的に片思いをしているだけの数値。10人に3人の割合で、夫以外の男性に惹かれた経験があるということになります。
(2)夫に不満がある?ない?不倫願望を持つ理由
「不倫してみたい」と思った時、女性はどんな心理を持っているのでしょうか。家族や夫に不満があるのか、それともよほどその男性が魅力的なのか。
ここでは、女性が不倫願望を持つ理由についてお話しします。
①夫婦関係が満たされない
新婚当初はラブラブだったカップルも、結婚して年数が経つと初期のときめきはなくなります。
一緒にいることが当たり前になっていく中で、女性扱いされないと感じることも多くあるようです。また、夫への不満がある場合も、外の男性に目移りする傾向にあるようです。
②家庭に不満がある
夫だけではなく、夫や自分の親族、子供の世話などで不満をためているケースもあります。
③刺激が欲しい
夫や家庭に不満はないけれど、平凡な毎日に刺激が足りないと感じている女性は、不倫願望を持つ傾向にあります。
④いつまで女性として扱われるか試してみたい
自分磨きを怠らない女性は、時として成果を形で見たいと思うことがあります。
外の男性に対して、女性として扱われるのか試してみたい、あの男性を落とせるのか試してみたいという狩猟本能にも似た理由です。
⑤ヒロイックシンドローム
世界的な女性向け恋愛小説レーベルであるハーレクイン・ロマンスに代表されるように、女性は恋愛物語が好きな傾向にあります。
主人公を自分に置き換え、物語を疑似体験することで恋心を満たすのです。不倫願望も同じで、舞台を日常に移したにすぎません。
「あの人とこうなったら楽しいだろうな。素敵だろうな」と思うだけで、決して行動に移さずに空想の恋愛を楽しむタイプです。
⑥SNSなどの仮想恋愛が高じて
近年多いのが、インターネットで知り合った相手との不倫願望を抱くケースです。ゲーム内で結婚をしたり、チャットで会話を重ねるうちに、実生活でも一緒に暮らしたい……と思うようです。
この場合、相手が近距離に住んでいるとは限らないので、実際の不倫に発展することは稀です。ですが、何かの拍子で現実世界での出会いがあると、のめり込む傾向にあります。
⑦一晩だけ楽しみたい
不倫関係として継続するつもりはないけれど、一晩だけのワンナイトラブを楽しみたいという女性もいます。
この場合、家庭を壊すつもりはないので、本当に一夜で関係が終わるケースが多いようです。
(3)実際に不倫までしたケースは?
女性セブンが不倫願望を抱いた女性に対し、「好きになった相手と不倫関係になった?」と質問したところ、「はい」と答えたのは30%でした。
10人既婚女性がいたとしたら、3人は夫以外の男性に恋をし、うち1人は実際に行動に移したということになります。
こうして見ると不倫は他人事ではないかもしれませんね。実際に芸能人でも、不倫は取りざたされたり、不倫の結果の略奪婚と騒がれたりしています。
不倫願望が願望のままに止まるとは限らないと覚えておきましょう。
2、不倫に走ったきっかけと年数
不倫する既婚女性は、一体どこで不倫相手に会うのでしょう。ここでは、不倫に走ったきっかけと年数についてお話しします。
(1)不倫相手と出会う場所
恋をするにも、不倫相手と出会わなければ始まりません。では一体、どこで出会うのでしょうか。
①仕事先
女性が不倫をするケースで最も多いのが仕事先です。職場の先輩や上司、同期や後輩、取引先とあらゆる出会いがあります。
同じ仕事をすることで、相手の力量に惚れたり、カバーしているうちについ、というケースが多いようです。
②趣味や習い事
趣味や習い事で出会った男性とは、共通の話題があるので、話していて飽きないと思う女性が多いようです。
また、夫が趣味や習い事に無理解であったり関心を示さない場合、家庭内で語れる相手がいないため、より不倫相手に依存する結果となります。
③インターネット
SNSやオンラインゲームなどで知り合った男性を不倫するケースが急増しています。会話を重ねるうちに親しくなり、実際に会って不倫関係に……というパターンです。
④同窓会など
同窓会で初恋の人に再会したり、元彼から連絡が来てつい関係を持ってしまったというケースもあります。
(2)不倫するのは何歳がピーク?
一般的に、女性の性欲が最も強くなるのは、35〜45歳のアラフォー期間であると言われています。
これは、35歳を過ぎると女性ホルモンの分泌が減り、その分男性ホルモンが分泌されるせいだと言われています。対して男性の性欲のピークは10代前半〜30歳近くまで。
同い年や近い年齢差のカップルだと、性欲のピークがずれてしまうのです。そのためか、既婚女性が不倫をするのも30代〜40代が多い傾向にあります。
日本性科学会が40〜70代の熟年シングルに対して行った調査でも「交際相手に配偶者はいますか?」との問いに「はい」と答えた女性は53%という非常に高い数値でした。
十代が花盛りと言われることが多い女性ですが、まだまだ枯れる日は来ないのかもしれません。
(3)不倫が終わるきっかけ
夫以外の男性との恋愛を楽しむ不倫ですが、生涯添い遂げるケースはごく稀で、必ずと言っていいほど終わりがやってきます。
ここでは、実際にどんなきっかけで不倫が終わっていくのかをご紹介します。
①二人で話し合って
もっとも円満に別れられるケースです。二人で納得した上で、互いの連絡先を消去することで、淡い思い出とすることができます。
②夫、あるいは家族にばれて
探偵事務所が不倫調査をする際、不倫をしている本人が調査を依頼することはまずありません。夫あるいは家族が妻の行動に不審を覚えて依頼するのです。
この時点でばれているも同然ですが、確実な証拠を積むために調査をします。
③引っ越しや転勤など
夫の都合での引っ越しや転勤で物理的に距離を取らなければならなくなった時、不倫が終わる確率は高くなります。
不倫相手にも生活があるので、全てを捨ててついてくることはまずないでしょう。そのため、引っ越しや転勤で不倫が終わることになるのです。
④子供の成長や進学
子供の成長や進学にあわせて、「子供に気付かれる前に」と別れを決断するカップルもいます。
実際に子供が不倫の現場を目撃したり、父親である夫に相談して発覚するケースは枚挙に暇がありません。
3、不倫がバレた時、覚悟しなければならないこと
不倫がバレたら、どんなリスクがあるのでしょう。「なんとなく大変なことになりそう」とは思っていても、その後のことまで鮮明にイメージできる人は稀です。
ここでは、不倫がバレた時に覚悟しておくべきことについてお話しします。
①離婚の可能性
不倫の事実を知った夫が許してくれるとは限りません。特に男性は「他の男に触れた手で料理を作ってほしくない」など、一つ愛想が尽きたら全て嫌いになってしまう人も多いものです。
離婚の可能性は決して低くないことを覚えておきましょう。
②親権はどうなる?
もし子供がいる場合、子供を守り育てる権利である親権はどうなるのでしょう?まずは、夫婦で話し合って親権者を決めます。
話し合いで決まらない場合は、裁判所の調停で話し合うことになり、それでも決まらない場合は裁判で決まることになります。
裁判になった場合、子供の年齢が15歳以上なら、子供の意思が重視されます。
年齢が低くなれば、双方が用意する今後の養育環境やこれまでの養育実績の重要度が相対的に大きくなります。
特に子供が乳幼児である場合、母親が養育している夫婦が多いため、おのずと母親が親権を獲得すること多くなります。
ただし、不倫相手に会いたいがためにデートの度に子供を放っておいたり、デートに子供を連れて行ったりなどしていると、「保護者として相応しくない」と判断される可能性もあります。
不倫と親権は必ずしも無関係ではないのです。
③慰謝料を請求される
離婚となった場合、夫から慰謝料を請求される可能性があります。
よく勘違いしている人がいるのですが、慰謝料は不倫相手とあなたが一緒に払うのではなく、それぞれに請求されます。不倫相手には離婚の有無に関わらず請求できる権利が夫にあります。
④その他のこと
法的には、離婚や親権・慰謝料のことが片付けばそれで済みます。
ですが、実生活において不倫をしていたことがバレると、友人・知人をなくす確率が非常に高いのです。
また、親世代は特に不倫に関する心象は悪く、下手をすれば親子の縁が切られる可能性もあると知っておきましょう。
4、もしも妻が怪しいと思ったら
これまで、不倫願望を抱く女性と実際に不倫した場合のリスクについてお話させていただきました。
「もしかして、うちの妻も」と思うような心当たりはありませんでしたか?もし、あなたの奥さんが不倫願望を抱いていた場合、ぜひ知っておいていただきたい知識についてお話しします。
(1)不倫が実現する前に食い止める方法
妻が不倫をしていると思ったら、どうすればいいのでしょうか。ここでは、不倫が実現する前に食い止める方法についてお話しします。
①会話をする
一番単純で、一番効果のある方法です。「え?それぐらいで?」と思うかもしれませんが、妻のことをどのぐらい知っているでしょうか。
妻の趣味や友人の名前を言えますか?母としての行動だけではなく、妻本人が好きな場所や好きなものについても話しましょう。人間は好きな人以外に興味を示しません。
「あなたに関心がありますよ」と伝え続けるのも大切なのです。
②妻の不満を解消する
不倫に走る理由の中に「女性扱いされない」「刺激が足りない」という点があります。
確かに恋人時代に比べて新鮮味がなくなったと思ったら、妻の不満を解消する方法はないか考えてみましょう。
(2)不倫していると思った時のチェックリスト
妻が不倫しているかもしれないと思ったら、下記の行動をチェックしてみましょう。チェックされる項目が多ければ多いほど、不倫をしている確率が高くなります。
⬜帰宅時間が不規則になったり、日中に所在不明な時間帯がある
⬜︎スマホを触る頻度が増えた
⬜︎スマホに触ると怒るようになった
⬜︎スマホにロックがかかっている
⬜︎服やヘアカラー、化粧の好みが変わった
⬜︎家事が手抜きになった
⬜︎何に使われたのかわからない出金がある
⬜︎見たことのない下着が増えている
⬜︎夜を拒むようになった︎
特に多いのがスマホに対する扱いや、夜の拒否です。女性が夫以外の人に心奪われると、夫を拒否する確率が高くなります。理由を聞いてはぐらかすようなら、怪しいと思っていいでしょう。
(3)不倫をしていると確信したら
不倫をしていると確信したら、不倫の証拠を押さえましょう。この先、調停や裁判に発展した時に証拠は必要不可欠です。
自分で証拠を確保するのが難しいと思った時には、探偵事務所に依頼してもいいでしょう。
今は無料相談や無料見積もりをしてくれる探偵事務所も多いので、気になることがあれば相談してみることをお勧めします。
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まとめ
いかがですか?今回は不倫願望を抱く女性の割合と実際に不倫をする確率、不倫をした場合のリスクや、夫として妻の行動がおかしいと思った時にすべき行動についてお話しさせていただきました。
不倫願望を抱く女性の数は決して少数ではありません。しかし、実現にはリスクが伴います。不倫のリスクを知り、間違いのない決断をする参考になれば幸いです。