「パートナーが怪しい……浮気しているのでは?」
パートナーの行動から浮気を疑い、「している」と確信を得たあなた。
なんとか現場を押さえて逃げられないようにしたい、とは思いませんか?
今回は、そんなあなたに、相手が絶対に言い逃れができない「浮気現場」の押さえ方についてお話しします。
浮気現場を確実に押さえることが出来れば、相手方は弁明ができません。
あなたは周囲も味方にすることができ、復縁するにしても、別れるにしても、その後の相手と交渉する際に非常に有利に働きます。
この記事では、浮気現場を押さえるための確実な方法と心構えをまとめました。
1、浮気の現場の押さえ方
浮気現場を見られてしまい、とんでもない修羅場になった……なんてワイドショーでは聞いたりしますが、実際に「浮気現場を押さえたことがあるよ!」という方は、仕事が探偵でもない限りほとんどいないでしょう。
偶然、何の前触れもなく浮気現場に遭遇してしまう人もいますが、相手との交渉を有利に進めるために確実に現場を押さえるためには、その場しのぎの対応ではなく、事前の準備が必要となります。
いざ現場に立ち会った時にアタフタしないように用意周到で臨みましょう。
(1)パートナーの行動パターンを押さえよう!
まず大切なのは、相手の動きを把握すること。浮気をしているのではと疑っている相手の行動パターンを知らないと、先回りした準備が出来ません。
- 出かける時間
- 帰ってくる時間
- 通勤や通学ルート
- よく立ち寄るお店
続いて、いつ浮気相手と会っているのかを把握しましょう。
- 会っている曜日、時間帯
- 会うタイミングは? 仕事終わりなのか、仕事の途中なのか
- どこで会うことが多いのか?
アンテナをいつもより張り巡らして、パートナーの行動をできる限り詳しく記録して、そして分析してみましょう。
その他にも、例えば一緒に暮らしている場合、自分が外出した時に、パートナーが浮気・不倫相手を自宅に連れ込むケースも考えられます。
パートナーが外出した時だけではなく、自分が外出した時のパートナーの行動パターンも合わせて分析して、冷静に対策を考えましょう。
さらに可能であれば、浮気相手が誰なのかわかると、より調査がしやすくなります。こちらも合わせて探りを入れてみましょう。
(2)自分で調査する場合の方法
浮気現場を押さえるにあたって、自分でも出来る調査方法はあります。ここで3つほどご紹介しましょう。
①スマホのアプリを駆使する
スマホのアプリも浮気調査に有効なものがあります。
現在では、本来違う目的で開発されたアプリですが、浮気の現場を押さえることができると言われているものもあります。
盗難防止目的で開発されたアプリで、カメラや音声録音を遠隔操作できたりします。
スマホ操作をパソコン上でも確認できるアプリを使って、相手の使用履歴を全部見るなど。
この行為によって確実な証拠として情報収集できそうですが、しかし、これらのアプリは相手のスマホに仕掛けなくてはいけないので注意が必要です。
相手のスマホに入り込み、個人情報を流出させた場合は「不正アクセス禁止法」違反に問われ、プライバシーの侵害で逆に訴えられる可能性もあります。
②カメラを設置する
カメラを設置するのは、相手の行動を分析した結果、パートナーがどこで浮気しているかおおよそ見当がついた時に有効な手段です。
例えばトイレの中やお風呂場の脱衣場でコソコソメールをやり取りしている場合や、相手を自宅や車など決まった所に連れ込み関係を持っている場合です。
相手から気がつかれないような小型カメラや、時計やペン型カメラなど、一目ではカメラが仕掛けられているとはわからないものを設置して監視することができるでしょう。
高感度カメラの場合、設置した角度によっては手元も鮮明に映るので、携帯電話やスマホにロックがかかっていたとしても、暗証番号が判明する可能性もあります。
③GPSを設置する
パートナーが車で行動することが多く、仕事帰りや日々のルーティンワークにおいて浮気をしているようであれば、車や持ち歩く鞄などにGPSを設置することも考えられます。
しかしながらバッテリーの残量問題があるため、必ずそこに現れるとわかっていないと、肝心な時にバッテリーが切れて役に立たなかった……ということにもなりかねません。
設置するにも難しいものです。使用するときは駆動時間を確認し、また見つからない場所に設置することを忘れないようにしましょう。
④いよいよ愛人との対決
証拠を手にしたら、いよいよ愛人との対決です。
愛人との直接対決は二人を別れさせる方法としては効果があります。
ただよくよく作戦を練って、詳細なシミュレーションをする事が必要です。
調査の結果によって証拠はもちろんですが、浮気相手の名前、住所、勤務先、行動パターン等様々な情報を手にします。
その情報を基に接触のシミュレーションを入念に立てる事が大切です。
(3)浮気を記録せよ!
「浮気現場を見た!」「家の隅でコソコソと、浮気している電話の会話を聞いた!」というあなたの主張だけでは、残念ながら何の証拠にもなりません。
浮気の現場を第三者が見てもわかる形、動画や写真で記録しましょう。
交渉時には物的証拠の提出が、何より有力な交渉材料となるものです。
それらが味方となって交渉を優位に進めてくれることでしょう。
なので、そのためにも事前に記録できる機器を準備しておきましょう。
そして同時並行して、浮気の証拠となるレシートや相手との写真も探してみましょう。
ひょっとしたらいつも持ち歩く手帳や本の間に挟まっているかもしれません。
あるいは、滅多に開かないアルバムにさりげなく紛れ込ませているという可能性もあります。
手元に残せる証拠は全部押さえるつもりで、財布やかばん、机の引き出しなども、日頃からチェックしておきましょう。
(4)プロに頼んだ場合の調査方法
浮気調査のプロとは探偵社のことです。
プロは浮気・不貞の証拠として肉体関係があったかどうか、その現場を押さえることを、調査の第一目的としているところが多いです。
そのため現場を押さえる調査方法として、基本的にはターゲットの尾行、張り込みをし、彼らがラブホテルに入っていくというような決定な瞬間を動画で撮影します。
「自分でやる場合の調査方法」で述べたような、小型カメラのような特殊なカメラを使って現場を押さえることもしますが、一瞬の隙をつかれることのないように、一連の流れを動画で記録するのです。
また言い逃れが出来ないように、入った現場だけではなく、その場から出てくる現場も押さえます。
そしてプロはこうした尾行・張り込みに気がつかれないように、尾行時の歩き方も訓練されています。
また張り込みも特殊車両を使用して、長時間の待機にも耐えうる環境を整えて調査をします。
またターゲットにバレると調査を続行できなくなることもあるので、調査がバレそうな時もプロのノウハウで引き際が決められています。
2、自分でやるorプロに頼む メリットとリスク
ここまで自分でやる調査方法とプロに頼んだ場合の調査方法を見てきました。
それぞれどんなメリットとリスクがあるのでしょうか? 参考にしてみてください。
(1)自分でやるメリット
①調査費用を抑えられる
自分でやるメリットの最たるものがコストの削減です。
本来探偵社に依頼すべき費用を、今後の生活や調査費用に充てることができます。
(2)自分でやるデメリット
①自分の時間を割かなくてはいけない
コストを減らせば当然という風向きもありますが、自分自身の時間が減ります。
さらに、調査が順調に行けばいいのですが、そうではない時にパートナーに当たらない強靭な精神も必要です。
また、証拠が出てきた際に問い詰めないよう耐えなければなりません。
②尾行がばれやすい
尾行する姿は傍目から見ると目立ちます。
パートナーに尾行を気づかれてはならないのは勿論のこと、周囲にも尾行していることを気づかれないようにしなければなりません。
また、生活圏内を尾行する場合、尾行中に知人に出くわすことも十分に想定されます。
尾行中に声を掛けられるとパートナーにも気づかれてしまうおそれがあります。
そういった意味で、自分で尾行をするのはリスキーなのです。
③自分自身が過敏となり行動が怪しくなり、その結果相手から疑われて調査が出来なくなる
パートナーが浮気をしていると知り、調査を自分で開始したとします。
その間、相手とは日常の生活を送るのですが、ここで普段通りにできる人はごく少数です。
うまく尻尾をつかめないことから苛立ったり、あるいは逆に確証を得たゆえに感情が押さえられなかったり。
どちらにしろパートナーに(何か変だぞ)と思われてしまってはお終いです。
平常心で耐える心がない場合は、プロに頼んだほうが良いでしょう。
④行き過ぎた行動となり、法律に抵触してしまう可能性がある
「絶対に証拠を掴む!」と意気込むのは結構ですが、それで法律に触れてしまっては元も子もありません。
スマホやパソコンのデータを調べるのにも法律が関係してきます。
そういった事前知識なしに調査に挑むと、良かれと思ってやった結果が有責となりかねません。
そんな事態を防ぐためにも、事前の下調べが必要です。法律関連は時代の進化にあわせて整備されています。
(3)プロに頼むメリット
①調査経験が豊富なため、確実な証拠を押さえられる
プロに頼んだ時のメリットは、何といっても証拠の確保です。
あなたの直感は尊重すべきですが、裁判などを見据えた時、確実な証拠が物を言います。
なにが証拠となるのか、知っているのもまたプロに依頼するメリットなのです。
②自分の時間を割かれずに済む
調査を自分ではしないので、時間にゆとりが生まれます。
初回の調査結果が出て方向性が定まるまではもどかしいかもしれませんが、その分、余った時間を自分の好きなことに当ててみてはいかがでしょうか?
パートナーに費やしていた時間を「ああ、そういえば私これが好きだった」と思い出せる趣味に当てるだけで、心が落ち着くかもしれませんよ。
③法律を熟知し、違法行為とならずに調査が履行できる
企業として探偵業務をしている以上、法令の遵守は絶対です。違法な調査で集めた証拠は、裁判では採用されません。
そのギリギリの加減を知っているのがプロの探偵社です。
(4)プロに頼むデメリット
①費用がかかる
調査費用としてコストがかかるのは否めません。
しかし、「毎週水曜日に会っている」「週末に逢瀬をしているようだ」などの曜日や時間帯などある程度の目安がつけば、コストを抑えることができます。
②信用できる事務所かどうかわかりにくい
2017年現在、日本で調査業を行う企業は数千社とされています。
この中から、自分にあい、リーズナブルな探偵社を見つけることは困難です。おおよその目安として、下記の項目があげられます。
- 探偵業としての届け出を出しているか
- 調査費用の見積もりを出してくれるか
- 解約について契約書に具体的に明記されているか
- 調査内容、期限、費用は的確に明示されているか
- 応対は親身になってくれているか
- サンプルの調査報告書を見せてくれるか
- 事務所に行っての相談が可能か
ほとんどの人は、こういった機会がない限り、探偵社のドアを叩くことはありません。
つまり、未知の世界に足を踏み入れるのに等しいのです。
そんなあなたに対し、「業界ではこうだから」と接するか、一から丁寧に説明してくれるかで、その探偵社の価値がわかると思います。
ただ、一点だけ注意せねばなりません。
それは、「必ずしも望んだ調査結果が得られるとは限らない」ということです。
どれだけ日付を絞って依頼しても、相手も人間です。急な体調不良や予定変更で、思うような結果を得られない場合もあります。
こういった時には、再度腰を据え、探偵社と次回の策について練ると良いでしょう。
3、まとめ
いかがでしたか? 「浮気現場を押さえてやる!」と言って、相手の行動を詮索したり、装置を仕掛けたりするのは、相手を懲らしめてやろうと気持ちが高揚しているところもあるかもしれません。
しかしあなたがこれから本当に見ようとしているのは、信頼していたはずのパートナーの浮気現場です。
どうしても白黒はっきりさせたかったのに、いざ自分のその目で見てしまって大きなショックを受けて精神的にダメージを受けたという人も少なくありません。
自分を守るためにも、現場を自分で押さえるのか?プロに任せるのか?そもそも水に流すのか……どうすることが本当に一番いいのか、よく考えてみてくださいね。