GPSで浮気調査ができると聞いたことはあっても、具体的にどうすればいいのかわからないこともありますよね。
どんな種類があるのか、どんな場所につければいいのか、そもそもGPSで何がわかるのか……などなど、GPSを使った浮気調査の疑問にRCL探偵事務所の探偵が全てお答えします。
この記事を参考にGPSで浮気調査をし、最高の結果を手に入れてください。
1、GPSを使って自分で浮気調査する方法
「GPSで浮気調査ができる」とはよく耳にしますが、具体的な方法がわからないと困りますよね。
まずはGPSで浮気調査をする時にはどんな手順を踏んで行くのかをご案内します。
(1)GPSとは
GPSは「Global Positioning System(グローバル・ポジショニング・システム)」の略で、人工衛星を使って位置情報を調べることができるサービスを指します。
スマホで「今いる場所から近いレストラン」や「すぐに行けるカラオケボックス」を検索できるのは、このシステムを使っているためです。
位置情報がわかるということは、浮気相手とラブホテルに行っていたらわかるということ。そういった意味で、GPSは浮気調査に役立ちます。
(2)GPSの種類
GPSには種類があります。まずはそれぞれの特徴を知っておきましょう。
①リアルタイムGPS
リアルタイムGPSでは「対象者が今どこにいるのか」をリアルタイムで知ることができます。
浮気調査の場合では、「急な残業が入った」「偶然友達に会ってお茶をすることになった」と言われた時に、本当に会社やカフェにいるのかを調べることができます。
・リアルタイムGPSのメリットデメリット
リアルタイムGPSのメリットは「今現在の位置情報がすぐにわかる」ことですが、チェックする人物がすぐに確認できる環境にいなければ意味がなくなってしまうというデメリットがあります。
仕事での拘束時間が長かったり、育児に携わっていて自分の時間が思うようにとれない人が使うのには向いていません。
・リアルタイムGPSに向いている人
リアルタイムGPSに向いているのは、時間が比較的自由になる自営業やフリーランス、子育てが終わった世代などです。
・オススメの機種
「GPS パーソナルロケーター」
リアルタイムGPSは価格が5万円以上するのが通常ですが、こちらは2万円以下とコストパフォーマンスが抜群に良いのが特徴です。
一見してGPSとわかりにくく、スマホの半分サイズというコンパクトさもあいまって、隠しやすいというメリットがあります。
②GPSロガー
リアルタイムでの位置情報ではなく、設置した時からの行動記録をとってくれるのがGPSロガーです。
・GPSロガーのメリットデメリット
GPSロガーは記録するタイプであるため、後から落ち着いて行動記録を確認できるメリットがあります。
ただし、記録するだけなので現場に踏み込むことはできません。
その分、いつもどこに行っているのか、愛用している場所はなどの張り込み先を見当付けることができます。
・GPSロガーに向いている人
GPSロガーに向いているのは、自分の時間が思うように取れない会社員や育児世代などです。
夜中や早朝にロガーを外し、自分のペースで確認できます。
初心者向けのGPSロガーですが、6000円〜7000円くらいの価格でも売られています。
ただし、稼働時間が短いものでもあるので、必要な稼働時間を満たすかどうか確認してから購入しましょう。
③スマホをGPS代わりする
冒頭で触れた通り、スマホにはGPS機能がついているものもあります。
スマホをGPS代わりにする方法についてお伝えします。
・iPhoneの場合
iPhoneには、工場から出荷される時点で「iPhoneを探す(iCloud)」という機能がついています。
これは、本来はどこかに置き忘れてしまったiPhoneの位置を探すためのものです。
パソコンからiCloudにアクセスし、あらかじめ設定しておいたパスワードを入れることでiPhoneの位置を知ることが出来ます。
ただし、パスワードを求めるページに本来の持ち主に無断でパスワードを入力して侵入することは法に抵触するおそれがあると知っておきましょう。
・Androidの場合
Androidの場合は、GPS機能がないものもあるので、インストールする必要があります。
しかし、いくら配偶者といえど、勝手にアプリをインストールすれば相手はいい気持ちがしないでしょう。
「ケルベロス」のようにGPSの他に防犯機能を備えているアプリを勧めるのもいかもしれません。
また、子供用の見守りケータイを新たに購入してGPS代わりにすることもできます。
(3)GPSを使った浮気調査はどうやって行う?
GPSを用意したら、具体的にどのように調査をすればいいのでしょう。
ここでは、GPSを使った浮気調査の流れと共に、注意点についてお話します。
①まずは設置
GPSを設置します。
・設置の際の注意点
設置の際に最も大切なのは、バレない場所を選ぶことです。
バレてしまっては二人の信頼関係にヒビが入りますし、その後の調査がしにくくなってしまいます。
・バッテリー残量はどれだけあればいい?
GPSを設置する前に、バッテリーの残量を確認しましょう。
バッテリーがなくなれば、当然位置情報が発信されなくなります。
「通勤の間だけあればいい」と思っても、毎日GPSを回収して充電するのは手間もリスクも増加します。
パートナーの行動パターンと自分の自由時間を照らし合わせて、多めの稼働時間を確保するようにしましょう。
・オススメの設置場所
よく設置されるのは車の裏側です。鞄だと中身を見た際にバレてしまう可能性が高いので、靴のかかと部分など、別の場所を検討しましょう。
②行動パターンを把握する
GPSを設置したら、まずはパートナーの行動パターンを把握します。
ラブホテルに行っているのであれば浮気をしている可能性はぐんと高まりますし、見知らぬ住所に足しげく通っている場合にはそこが浮気相手の家である可能性があります。
いつ、どんな時間帯にどこにいっているのかを記録しておきましょう。
③GPSを使って証拠を押さえる方法
GPSでおよそのパターンを把握したら、証拠を押さえましょう。
GPSの行動記録だけでは証拠にならないため、写真などの具体的な物証を押さえたいところです。
まずは、GPSの行動記録を元に張り込みをします。
ラブホテルに1時間以上滞在していたことがわかる写真や動画を押さえられると効果的です。
「浮気相手の家に長居しても同じでは?」と思われるかもしれませんが、行為が目的であるラブホテルと違い、浮気相手の自宅に訪れる理由はいくらでも言い訳できます。
可能であれば、ラブホテルの出入りを押さえたいところです。
浮気相手の自宅に二人きりでいる場合には、行為をしていると類推できるため証拠になります。そういったシーンがあれば、忘れず記録しておきましょう。
④回収も慎重に
GPSの存在がバレても問題ですが、設置や回収の際にバレることもあります。
回収も慎重に行いましょう。
また、調査が終わった後GPSを使って調査したと言及する必要はありません。
(4)GPSを使った浮気調査は法律には違反しないの?
GPSを使った浮気調査に違法性はないのか気になりますね。
この記事を書いている2017年7月現在では、GPSを使った調査自体は違法ではありません。ただし、相手によっては法に触れることがあります。
例えば、
- 第三者への調査(元妻、元夫を含む)
- GPSの調査結果を元にしたストーカー行為
などです。
GPSを設置するには、相手の自宅へ行かねばなりません。
住居を共にしている夫婦ならば、あなたにとっても自宅なので問題はありませんが、第三者である場合にはその時点で住居不法侵入となります。
2、レンタルと購入どちらがいい?
GPSを使おうと思ったら、レンタルと購入二つの手段があります。
どちらも一長一短がありますので、メリットデメリットを踏まえたうえでどちらが良いのか判断しましょう。
(1)レンタルした場合
①レンタルした場合のメリットデメリット
レンタルした場合のメリットは、コストが安く押さえられるところです。
浮気調査はいつまでも続くものではありませんから、行動パターンが決まっているパートナーの場合、1週間も調査すれば十分なケースもあります。
そういう場合にはレンタルしたほうが早いでしょう。
また、レンタルの場合には比較的高性能な機種を使えるのも魅力です。
デメリットとしては、もし見つけられてしまった時、パートナーが捨てたり壊したりしてしまった場合には、賠償をしなければならない点です。
その際は購入よりもコストが高くなる可能性もありますので、パートナーの性格を考えた上で決断しましょう。
②どこでレンタルできる?
GPSは専門店などでレンタルできます。
インターネットで検索すると、たくさんのショップが出てきますが、中には無事に返したGPSを「壊れていた」として賠償を求める業者も存在します。
可能であれば対面で契約できる業者と契約したほうがいいでしょう。
(2)購入した場合
①購入した場合のメリットデメリット
GPSを購入した場合のメリットは、もし破損しても賠償を求められない点です。
しかし、あまり機器に詳しくない場合には思うような結果を得られない可能性もあります。
また、レンタルに比べて費用がかさむというデメリットがあります。
②どこで購入できる?
大型の電気店や専門店、インターネットで購入できます。
比較サイトで性能を見比べてから、実際の大きさを見に店舗に足を運んでもいいでしょう。
3、浮気をしていることが確定したらどうすればいい?
GPSでの調査の結果、浮気相手の家に入り浸っていたり、ラブホテルに足しげく通っていた場合には、どうすればいいのでしょうか。
先ほどもお伝えした通り、GPSの行動記録だけでは証拠として弱い面があります。
それを補うための行動が必要です。
(1)調停や裁判ではより具体的な証拠が必要
浮気は法律で「不貞行為」といい、「配偶者以外の異性と肉体関係」を指します。
そのため、具体的な証拠が必要です。性的な関係があったことをほのめかすメールやLINEのログ、ラブホテルへの出入りの写真などです。
GPSで調査した結果を踏まえて、張り込みをして証拠を補強しましょう。
(2)自分で他の証拠を押さえるのが難しいと思ったら
GPSで行動パターンを押さえても、それ以上行動するのは難しい人もいます。
時間が割けなかったり、自信がなかったりなどです。
そんな時には、迷わず探偵事務所のドアを叩きましょう。
「自分でここまでやった」という結果を持っていけば、その後の調査がスムーズに進むケースもあります。
自分一人での調査が行き詰ったら、探偵に依頼することも検討しましょう。
まとめ
開発当初に比べれば、比較的安価で使えるようになったGPS。
法整備も含めて、まだまだこれからの技術です。
この記事を参考に、GPSをうまく活用して浮気の証拠を押さえましょう。